北海道斜里郡斜里町のカムイワッカ川にかかる滝が「カムイワッカ湯の滝」となります。こちらへのアクセスは大きく二種類。シャトルバスかレンタカー等になります。
シャトルバスは主に8月に使われ、この時期はバスのみのアクセス。知床自然センターからシャトルバスに乗り、知床五湖で乗り換え。
6、7月と9、10月末頃まではマイカーやレンタカーを使って行くことが出来ます。国道334号から北海道道93号の知床公園線に入り、知床五湖に向かう国道から右折して約11キロ。途中は細い道もありますので、速度には十分に注意をして下さい。
自転車で行きたいという人もいるかも知れませんが、砂利道がかなり続き、しかも上り道となりますので、状況をよく判断しましょう。
カムイワッカ湯の滝に向かう途中で、野生動物に出くわすことがあります。
場所によっては見通しがやや悪いか所がありますが、エゾシカが出てくることが多く、くれぐれも事故の無いようにしましょう。また急停車等で前後の車との接触にも注意して下さい。
これは北海道全般に言えることではあるのですが、キタキツネやエゾシカが道路に飛び出してくることが多く、いくら北海道の広い道、まっすぐな道であったとしても速度には注意が必要です。
15分程度走行していると、左に大きく曲がる道の右側に滝が見えてきます。すぐわきに駐車場がありますが、駐車可能な台数は多くはありません。路上駐車で問題とならないよう配慮をして下さい。
美しい自然の中、心地よい音で流れていくカムイワッカの湯の滝。この場所は標高400メートルあり、滝の落差は20メートル。
沢登りを始める前に、タオル等を準備しておくことをお勧め。看板左側に登り口があります。足元の不安定な個所が数メートルとなりますので、注意をして下さい。
温度は約30度あり、熱くもなく冷たくもなく。実際に足を入れてみると流れが強く感じられるかも知れませんので、流れの様子や足を置く場所を良く見ながら歩きましょう。もちろん、規制線の外には絶対に出てはいけません。
手軽に沢登りと言ってもそこは自然の中。足を滑らせたり、転倒をしないよう注意が必要です。そしてゆっくりと自分の足で、感触を楽しんでみて下さい。
なお、この温泉水は硫黄泉と呼ばれてるもので酸性度が高いものです。人によっては皮膚への刺激が強いので、個人差はありますが、長時間入ることには注意が必要です。
カムイワッカ湯の滝の岩肌は、白っぽい色となっています。知床半島の活火山である硫黄山からが源泉なのです。現在、上がって行けるのは四つある瀧壺の中の一番手前の通称四ノ滝まで。従来は露天風呂としても利用されていましたが、現在は禁止されています。
ところでカムイワッカとはどういう意味でしょうか。これはアイヌ語であり、カムイは「神」を意味し、ワッカは「水」となります。
駐車場から少し奥に歩いて行くと、雄大なオホーツク海が見えます。カムイワッカ湯の滝で沢登りが出来るシーズンは、流氷が流れてくる寒さなど想像出来ません。
戻り道でも、オホーツク海の眺めを楽しめる場所が幾つかあります。マイカーやレンタカーが使える時期で、海を眺めるために駐停車する際、場所の確保を十分に行い他の観光客の方にも配慮をしましょう。
住所:北海道斜里郡斜里町大字遠音別村字岩字別531番地
電話:0152-25-2114
アクセス:時期によりマイカー規制あり。バスは知床自然センターからシャトルバスに乗り、知床五湖で乗り換え ※アクセス方法は要事前確認
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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