写真:藤谷 愛
地図を見るロンドン中心地の目抜き通り、オックスフォード・ストリートから徒歩2分の好立地にあるのが「ザ・ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)」。初代〜第4代のハートフォード侯爵家が住んだお屋敷で、1897年に美術館が同建物に設立されました。侯爵家によって収集された世界でも稀な個人コレクションを、無料で見学することができます。
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地図を見る正面玄関に入るとタイタニックのような大階段が出迎えてくれます。2階にも膨大なコレクションがあるのですが、まずは階段脇をまっすぐ進み、アフタヌーンティーを楽しめる場所へ急ぎましょう。
写真:藤谷 愛
地図を見る館内にある「ザ・ウォレス・レストラン(The Wallace Restarant)」はその天井がすべてガラス張り!太陽の光が燦々と降り注ぎ、開放的な空間が屋内にいることを忘れさせてくれるかのようです。
写真:藤谷 愛
地図を見るザ・ウォレス・レストランの母体となる「ペイトン&バーン(Peyton and Byrne)」はフレンチスタイルのブラッセリー。ロンドンの観光名所でもある美術館、ナショナル・ギャラリー内にも出店し、ユーロ・スターの発着駅、セント・パンクラスにもカフェ&ベーカリーがあるほど。ペイストリーが抜群と評判のお店です。
「その噂に間違いはなった!」とアフタヌーンティーセットが到着したら誰もが思うこの豪華さです。
写真:藤谷 愛
地図を見るアフタヌーンティーセットはロンドンではお手頃な18.5ポンド(2019年1月現在)にも関わらず、その紅茶は18種類から選べる幅広さ。もちろんティーバッグではなくルーズリーフティーです。
ティーポットはヨーロッパでも大人気の鉄器を使用。保温性が高く最後まで美味しくいただくことができます。
写真:藤谷 愛
地図を見る高級店では高価な器を使用することも多いですが、コチラは庶民派で気を張る必要がありません。周りを見渡せば現地のイギリス人が多く、旅行者もなぜか現地で暮らしているかのようにゆったりと楽しめる雰囲気です。もちろん器は真っ白なのでセレクトした紅茶の色も十分に満喫してください。
写真:藤谷 愛
地図を見るロンドンで提供される格安のアフタヌーンティーの多くがティーバッグを使用したり、スコーンを外注したりするところが多いのですが、ザ・ウォレス・レストランでは建物内の厨房で全てのメニューを作っています。
順番としてはセイボリー(savoury)から。アフタヌーンティーではサンドイッチが多くの場合セイボリーになります。こちらではクリームチーズ&サーモン、タマゴ、カレーチキンに加えて伝統のキュウリサンドも!ビクトリア時代にはその希少さから、このキュウリサンドが最もファッショナブルなセイボリーでした。
写真:藤谷 愛
地図を見る次はスコーン。ほんのり温かい状態でサーブされるスコーンはサックリしながらもボロボロと崩れすぎることはありません。プリザーブと呼ばれるジャムやクロテッドクリームとは抜群の相性。驚くのはその大きさで、手のひらをドーンと覆うほどのサイズ!年配の方はもちろん、若い方でもお腹を減らして訪問する必要があります。
スコーンはサルタナ(レーズン)かプレーンから選ぶことができます。
写真:藤谷 愛
地図を見る最後はケーキなどのスイーツ3種類。色鮮やかなミニスイーツは写真映えもします。
写真:藤谷 愛
地図を見る前述したようにほんのり温かい状態でサーブされるスコーンは外はサクサク、中は適度にしっとりした最高の状態。高級ホテルのそれに引けを取らない美味しさです。その美味しさを引き立てるのがクロテッドクリームとジャム。このクリームとジャムの乗せ方には「紅茶が先がミルクが先か?」という紅茶の入れ方論争と同じくらい熾烈なクリーム&ジャム論争があるのをご存知でしょうか?
写真:藤谷 愛
地図を見るイギリス南西部のコーンウォール州とその隣のデヴォン州はイギリスきってのクロテッドクリームの産地。それぞれ「コーニッシュクリーム」、「デヴォンシャークリーム」と呼ばれます。
写真はデヴォン式で、コーンウォール式はジャムの上にクリームをのせます。これはもう個人の好みの域ですが、どちらのスタイルも試していただき、ザ・ウォレス・レストランのスコーンはどちらで食べるのが最高に美味しいのか、ぜひ発見してみてください。
ちなみにスコーンの切り方は縦ではなく横になります。この方がたっぷりクリームもジャムものせられますからね。
写真:藤谷 愛
地図を見る現地のインスタグラマーの必撮ポイントは、その壁の色とアフタヌーンティーセットのコントラスト。ピンクに映える黒い鉄瓶は他のティーハウスでは見ることがなく、イギリス人には堪らない色合いなのかもしれません。食べ始める前にキッチリカメラに収めておきましょう。
写真:藤谷 愛
地図を見る世界随一の個人収集品が並ぶザ・ウォレス・コレクションに来ているのですから、お茶の後はその所蔵品の見学もお忘れなく。
写真:藤谷 愛
地図を見るヴィクトリア女王や歴代侯爵の肖像画の他、フランス・ロココ芸術の代表でもあるジャン・オノレ・フラゴナールの代表作「ブランコ」やルーベンスの「虹のある風景」など、日本でも有名な作品を見ることができます。
写真:藤谷 愛
地図を見るまたガラスや陶磁の茶器など、アフタヌーンティーの後でさらにティー文化を楽しめる展示もあり、侯爵家が使用した調度品と合わせて時間が許す限り見学を満喫していただきたいスポットです。
観光とアフタヌーンティーが同時にお手頃に楽しめるザ・ウォレス・レストランとザ・ウォレス・コレクションはロンドン観光にもピッタリの立地です。ぜひ次のイギリス旅行で貴族の館をまるまる楽しんでみてください。
住所:Hertford House, Manchester Square, London W1U 3BN
アクセス:地下鉄駅・マーブルアーチ(セントラルライン)やボンドストリート(セントラルライン・ジュビリーライン)から徒歩4〜5分
営業時間:日曜日〜木曜日 10:00-17:00、金曜日・土曜日 10:00-11:00
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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