勝運!金運!あわせて祈願!東京千代田区「神田神社」

勝運!金運!あわせて祈願!東京千代田区「神田神社」

更新日:2018/08/18 16:26

井伊 たびをのプロフィール写真 井伊 たびを 社寺ナビゲーター、狛犬愛好家
神田明神の名で親しまれている神田神社。創建から1300年、江戸の伝統文化を現在に伝えている。御祭神は縁結び、商売繁盛、勝負運、厄除けの御利益が授かれる強力“三柱”。徳川家康が関ケ原の戦勝祈願に持ち、勝利したと言われる「勝守」に人気がある。また、境内には、日本一の“だいこく様”がいらっしゃる。人生ここぞ!というとき、勝運と金運をあわせて授かれる、強力な開運パワーのある当社に、ぜひお参りしておきたい!

「神田神社」は江戸・東京に鎮座して1300年!

「神田神社」は江戸・東京に鎮座して1300年!

写真:井伊 たびを

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JR中央線・総武線の「御茶ノ水駅」を聖橋口より出て、神田川に架かる「聖橋」を渡る。2分ほど直進すれば本郷通り(国道17号線)である。その「湯島聖堂前」交差点を右に曲がれば、左手に見あげるほど立派な大鳥居が見えてくる。駅より徒歩5分ほどで「神田神社」を訪れることができる。

「神田神社」は江戸・東京に鎮座して1300年!

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大鳥居をくぐり緩やかな坂を、進み行けば「隨神門」が迎えてくれる。1975年(昭和50年)「昭和天皇御即位50年」の記念事業として、新たに再建されたものである。総檜の入母屋造。二層建てで、屋根は銅板瓦棒葺。

その後、1998年(平成10年)「平成の御造替事業」によって、鮮やかな朱色と金色に塗替えられ現在にいたっている。

「神田神社」は江戸・東京に鎮座して1300年!

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「神田神社」は社伝によれば、730年(天平2年)に、現在の千代田区大手町にある“将門塚”付近に創建されたのが始まりとされている。江戸開府に際し“江戸城の表鬼門(北東)”に、位置するこちらに移転され、「江戸総鎮守」となった。以来、神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内など108の町々の総氏神様として崇められ続けている。「神田神社」との呼称は比較的新しく、明治に入ってからである。

御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)の強力“三柱”だ。よって当社は、縁結び、商売繁盛、勝負運、厄除けなどの御利益が授かれるパワースポットとして人気がある。

かつて、三井財閥の中興の祖・三野村利左衛門や、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎などの実業家たちも、崇敬した神社としても有名である。

また、江戸に幕府が出来るより、はるか昔より存在した由緒ある古社ではあるが、近年では「AKB48」のメンバーが成人式を行う神社として、若い人たちの知名度も上がり、人気のある神社でもある。

珍しくも正面を向く狛犬と「獅子山」は必見!

珍しくも正面を向く狛犬と「獅子山」は必見!

写真:井伊 たびを

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狛犬は向かい合わせにいるのが一般的だが、当社の狛犬は正面を向いている。非常に珍しいものである。動物彫刻を得意とした「池田勇八(いけだゆうはち)」が原型を作成し、石匠・野村保太郎の作である。

珍しくも正面を向く狛犬と「獅子山」は必見!

写真:井伊 たびを

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筋肉質で精悍な表情をしている狛犬たち。生まれは1933年(昭和8年)と、狛犬仲間としては若い方だが、「大型ペット犬のようだ!」と、狛犬愛好家にはファンも多い。

この吽像の傍らで授かれる御守には、「美守」や土地柄「IT関連の御守」など60種あまりあるが、特に「勝守」に人気がある。徳川家康が関ケ原の戦勝祈願のため持ち、神田祭の日に勝利したという逸話が残る、御利益の大きい御守である。

珍しくも正面を向く狛犬と「獅子山」は必見!

写真:井伊 たびを

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御神殿右わきにある「獅子山」も必見である。「獅子山」に乗る“石獅子”は、名工石切藤兵衛(別名・油売藤兵衛)が、生涯でわずか3つしか造らなかったものの中の1つと伝えられている。

親獅子が子獅子を千尋の谷底に突き落とし、這い上がってきた子をはじめて我が子とするという、能の出し物「石橋(しゃっきょう)」を造形化したものである。

かつては参道の両脇に岩組の“石獅子”として据えられていたが、関東大震災により崩壊し子獅子は紛失したが、親獅子2頭は見つけ出され現存している。今上天皇陛下ご即位を奉祝し、谷底にいる子獅子を新調し、新たな「獅子山」として建立されたものだ。

1862年(文久2年)11月奉納され、難を逃れ現存している夫婦2頭の“石獅子”は、千代田区指定有形民俗文化財である。

日本一の“だいこく様”に「開運招福」を祈願!

日本一の“だいこく様”に「開運招福」を祈願!

写真:井伊 たびを

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手水舎の右手には巨大な“だいこく様”がいらっしゃる。1976年(昭和51年)に完成したもので、高さ6.6m、重さ約30t。石造りの像としては、日本一の大きさである。「開運招福」のご利益がある。ぜひこちらへの参拝もお忘れなく!また1月中旬には“だいこく祭”が開催され、さまざまな景品が当たる抽選会がある。

御神馬「あかりちゃん」は人気者!

御神馬「あかりちゃん」は人気者!

写真:井伊 たびを

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境内には御神馬(ごしんめ)がいる。御神馬とは神様が乗る馬のこと。2010年(平成22年)、信州佐久高原生まれの牝のポニーで、「神幸号(みゆきごう)」。愛称は神田明神の「明」の文字をとって「あかりちゃん」。2016年には、脱走して付近の道路を凄い勢いで走り回り、ちょっとした話題にもなった。日課の“お散歩中”など、会えないこともある。

神田神社の基本情報

住所:東京都千代田区外神田2-16-2
電話番号:03-3254-0753
アクセス:JR、中央線・総武線「御茶ノ水駅(聖橋口)」より徒歩5分

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/05/20 訪問

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