金沢発「日本海レストランバス」で生産者を訪ねるバスツアー

金沢発「日本海レストランバス」で生産者を訪ねるバスツアー

更新日:2018/07/27 10:26

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
2018年夏、日本各地の食を楽しむ“走るレストラン”が金沢へ。今回ご紹介する「日本海レストランバス」は金沢駅を起点に「南砺」「能登」「加賀」などの各エリアの生産者を訪ねる内容。
地ビール工場見学や農家での収穫体験が魅力。地域の食文化に触れ、生産者の声を直接聞く。いつもの旅ではできない特別な体験を金沢で!

金沢発!生産者を訪ねる旅

金沢発!生産者を訪ねる旅

提供元:WILLER

http://sp.willer.co.jp/restaurantbus/

今回乗車の様子をご紹介するのは日本海レストランバスの、「MADE IN NANTOの発酵グルメツアー」南砺コース。南砺コースは金沢駅を10時に出発して17時に帰着するコース。他の2つのコースに比べて出発時間が遅めで戻り時間が早いのも旅行者にはポイント。コース参加後に特急や新幹線で余裕をもって帰れますので、金沢旅行の最終日に組み込める利点があります。

全国で3台あるレストランバス。日本海レストランバスではお祭りをイメージした2号車が走りますので、デザインにもぜひご注目。

二階建てバスがそのまま「走るレストラン」に!

二階建てバスがそのまま「走るレストラン」に!

写真:東郷 カオル

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南砺コースは金沢駅西口の観光バス駐車場から乗車(東山観光バス駐車場からも乗車可能)。

1階が運転席とキッチン、2階が座席となっています。向かい合わせの4人掛けテーブルはレストランそのもの!

大きな窓とルーフトップで開放的。季節やお天気によってはオープンにして走ると爽快ですが、真夏はシェードで気になる日射しを遮ってくれます。

二階建てバスがそのまま「走るレストラン」に!

写真:東郷 カオル

走るバスではドリンクをテーブルに置けないのでは?そんな心配はご無用。テーブルにはグラスを固定できる工夫がされていますので、ワイングラスもタンブラーも倒れることはありません。

最初に、プチおつまみBOXとドリンクの提供。アルコールとノンアルコールが用意されています。アルコールはツアーで訪れる城端麦酒の夏限定のフルーツエール「トロピカルピンク」。ピンクグレープフルーツを使った軽い口当たりのビールはウェルカムドリンクにぴったりです。まずはシュワッと乾杯!

二階建てバスがそのまま「走るレストラン」に!

写真:東郷 カオル

美容と健康に良いと近年大注目の甘酒を使ったドリンクも。こちらもアルコールとノンアルコールが用意されています。南砺コースにはシェフ(写真右)も同乗しており、麹を使った発酵料理のお話を聞けるタイミングも。

地域・生産者を知ることのできるツアー内容

地域・生産者を知ることのできるツアー内容

写真:東郷 カオル

バスを降りて、福光観光ガイドグループ「麻のれん」のガイドさんによる福光散策。福光は棟方志功のゆかりの地。町のあちらこちらで作品が目に入ります。

レストランバスのメニューにも多く使われている、発酵には欠かせない麹を扱う「石黒種麹店」がある商店街もそぞろ歩き。

地域・生産者を知ることのできるツアー内容

写真:東郷 カオル

日本海レストランバスは生産者との交流もテーマのひとつ。ログログファームではビニールハウス内や畑の見学と、びっくりするくらい甘〜いプチトマトの収穫体験も。参加者からは「肥料はどうしてるのですか?」「お水は制限されているのですか?」などの質問も。ツアーで使われているお野菜もこちらの農園のもの。無農薬栽培の濃厚なプチトマトをもぎ取ってそのままお口へ!

地域・生産者を知ることのできるツアー内容

写真:東郷 カオル

バスでの移動中は、発酵ドリンクだけではなく発酵グルメも提供されます。写真は石黒種麹店の塩麹とログログファームのじゃがいもを使ったビシソワーズ。次に訪問する農園のエディブルフラワーがスープを美しく彩り、見学の期待が高まります。

レストランバスを降りての食事も

レストランバスを降りての食事も

写真:東郷 カオル

バスはエディブルフラワーの生産者のもとへ。千華園ではドライエイジングビーフとログログファームの夏野菜のピザが、バスの到着をお待ちかね。

お肉が焼ける香りの誘惑をぐっとこらえて、まずはエディブルフラワーが栽培されているハウスへ、お料理を飾るお花を摘みに行きます。

レストランバスを降りての食事も

写真:東郷 カオル

普段は観賞用として親しんでいるトレニアやダリアなどのかわいらしいお花が、食用としても楽しめるように無農薬で栽培されています。

千華園ではお花がイキイキと元気な朝10時までに収穫を終えて出荷します。超一流ホテルとも取引のあるクオリティの高いエディブルフラワーを、収穫してその場で楽しめる体験はとっても貴重。生産者さんに興味深いお話をお伺いし、オススメのお花の盛り方などをお勉強。アドバイス通り、ダリアは花弁を散らして盛り付けると、見た目も香りも倍増です!

レストランバスを降りての食事も

写真:東郷 カオル

千華園のみなさんのお見送りでバスが出発。南砺ののどかな里山をゆっくりと走り抜け、レストランバスは再び金沢駅へ。

コース最後には、城端麦酒のフルーツエール「グレートブルー」と、ログログファームのトマトを使ったシャーベットでひんやりクールダウン。

コースでは、今回写真でご紹介できなかったメニューも出ますので、詳しくはHPでチェックしてみてくださいね。

※メニューは変更の可能性もあり

前泊・後泊では寿司タクシーでオリジナルな旅も

前泊・後泊では寿司タクシーでオリジナルな旅も

写真:東郷 カオル

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どのコースに参加するか悩んだ人は、別のエリアを展開するコースで訪れる地域を、観光タクシーでちょこっとつまみ食いもオススメ。写真は寿司検定に合格した選りすぐりのドライバーが金沢をディープに案内してくれる「寿司タクシー」。タクシーの上には寿司が鎮座(笑)

もちろん寿司以外のリクエストにも対応。例えば日本海レストランバスの能登コースが気になっていた人は、「のと里山海道」を通って千里浜なぎさドライブウェイへ。タクシーで波打ち際をジャブジャブ走ってくれる大サービスも。

前泊・後泊では寿司タクシーでオリジナルな旅も

写真:東郷 カオル

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ランチは「いい道の駅のと千里浜」で、能登のしし肉を使ったジビエメニューや海の幸の旨味たっぷりのソースのパスタ、里山の野菜を使った優しいメニューなど、能登の味覚を楽しんで。

食後にはぜひジェラートを。道の駅には2015年に日本ジェラートマエストロコンテストで優勝した柴野大造さんのマルガージェラートが入っています。能登塩のジェラートや羽咋米クリームチーズのジェラートなど、地域色豊かな味に挑戦してみては。

前泊・後泊では寿司タクシーでオリジナルな旅も

写真:東郷 カオル

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道の駅から少し走れば、前田利家とまつも祈願に訪れたパワースポット、能登國一宮「氣田大社」。縁結びでも有名で、境内にはハートの絵馬が沢山奉納されています。せっかくならこちらまで足を延ばしてみるのもオススメです。

寿司タクシーは台数に限りがありますので、早めの予約がオススメですよ。

日本海レストランバスの基本情報

期間:7月20日〜8月26日(それぞれのコースの設定日による)
料金:14,800円〜19,800円(コースにより異なる)
申込:公式HPから予約可能

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:WILLER

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/15−2018/07/16 訪問

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