大津波から復興を遂げた美しい景観!岩手県「浄土ヶ浜」

| 宮城県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

大津波から復興を遂げた美しい景観!岩手県「浄土ヶ浜」

大津波から復興を遂げた美しい景観!岩手県「浄土ヶ浜」

更新日:2018/08/11 10:04

小笠原 隆のプロフィール写真 小笠原 隆 トラベルライター、キャンプ評論家、作家、海釣りアドバイザー

まだ記憶に新しい2011年の東日本大震災は、大きな津波を伴って発生し三陸の海岸線は見る影もない程打ちのめされました。
それから7年。津波の被害で観光地として大打撃を受けた岩手県宮古市の浄土ヶ浜も、関係官庁と地元民の努力で白い浜を取り戻し、ボートや遊覧船も運航。崖に沿った滑りやすいコンクリートの歩道は、誰もが歩きやすい木道へと変貌を遂げ、震災前と同様以上の美しい景観を見せてくれています。

日本にもある!陽の光に優しく輝いている浄土ヶ浜の「青の洞窟」は息をのむ美しさ

日本にもある!陽の光に優しく輝いている浄土ヶ浜の「青の洞窟」は息をのむ美しさ

提供元:写真AC

https://premium.photo-ac.com/premium/地図を見る

浄土ヶ浜の見どころのひとつ・青の洞窟。ここへは4〜5人乗りのサッパ舟と呼ばれる小型ボートで行くことになります。青の洞窟遊覧の乗り場から、小型の船外機付きボートにヘルメットをかぶり、救命具を付けて乗り込みます。

海蝕された岩の割れ目から岩の中に入っていくのです。両側から岩肌が迫る隙間を、船長の巧みな操舵で中に入ると、ぽっかりと海水をたたえた空間に出ます。入り口から差し込む光で海水が海底の方まで青く光り非常な美しさを醸し出してくれます。

ボートはこの狭い洞窟の中で岩にぶつかりそうになりながら、方向転回をして戻るのです。狭いボートの中の事でもあり、周りが余りにも近いために、なかなか良い写真は取れません。素晴らしい景色はしっかりと目に焼き付けましょう。

日本にもある!陽の光に優しく輝いている浄土ヶ浜の「青の洞窟」は息をのむ美しさ

提供元:写真AC

https://premium.photo-ac.com/premium/

遊覧船での島めぐりもあるのですが、遊覧船は大きいので洞窟には入れません。遊覧船では潮風に吹かれながら、海蝕でできた飽きることのない様々な形をした奇岩を眺めてのプチ航海となります。

遊覧船への乗船前に売店で販売しているカモメのエサを購入してからの乗船しましょう。船が出港するとそれまでのんびりと海を見つめていた、あるいは海面に漂っていたウミネコが一斉に遊覧船に向かって飛んできます。観光客から餌をもらうためです。そこで売店で購入したエサ(かっぱえびせん)を投げてやると、ウミネコは器用に空中でキャッチします。中には指先に持って与えたり、唇にくわえて与えるつわものもいるほど楽しい体験ができます。

波穏やかな白い入江は約5200万年前に白い岩と白い小石で形成された

波穏やかな白い入江は約5200万年前に白い岩と白い小石で形成された

写真:小笠原 隆

地図を見る

火山岩の白い岩と白い小石で作られた風光明媚な浄土ヶ浜は、「日本の水浴場88選」にも選ばれており、宮古山常安寺の霊鏡和尚が天保年間の頃「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けらたと言われています。白い岩の上に岩手県の県木である「南部赤松」などの常緑樹があり、その美しさは一幅の絵画を見るようで、何度出掛けても決して飽きることがありません。

またこの海岸は波が静かで透明度が高いので、夏には海水浴に訪れる人たちで大いににぎわいます。足元が砂浜ではありませんので砂を巻き上げることもないため海から上がった後の、あのザラザラした砂の感触もなく、人なれしているウミネコと一緒の海水浴という事も不可能ではないのです。

浄土ヶ浜の素晴らしい景観を伝えるため環境省が整備したビジターセンター

浄土ヶ浜の素晴らしい景観を伝えるため環境省が整備したビジターセンター

写真:小笠原 隆

地図を見る

震災前は駐車場から浜へ下る坂道の脇に地元産のコンブを売る店が数件立ち並んでおり、通りかかると乾燥したコンブの試食などを勧めてくれます。

今は三陸復興国立公園となった美しい景観と、自然環境を後世に伝えるため、環境省が整備したのがビジターセンター。その中にあるエレベーターで、安全に歩行できるように海沿いに整備された木道へでることができます。

浄土ヶ浜の素晴らしい景観を伝えるため環境省が整備したビジターセンター

写真:小笠原 隆

地図を見る

木道を歩いていると写真のような光景に出会います。浄土ヶ浜は通常は波が穏やかな湾になっておりますので、お子様連れで足漕ぎボートに乗り込み、ウミネコの餌付けをしたり、白さが映える奇岩を眺めたりすることができます。

木道にはところどころに木製のベンチがありますので、都会の喧騒を忘れてゆったりと浄土ヶ浜の海を堪能するのも良いでしょう。

浄土ヶ浜の基本情報

住所:宮古市日立浜町
電話番号:0193-63-1327(浄土ヶ浜マリンハウス)
アクセス:
・JR宮古駅から車で10分、第1〜3駐車場から徒歩10〜15分
・JR宮古駅からバス(奥浄土ヶ浜行)で20分、バス停奥浄土ヶ浜下車すぐ
・東北自動車道盛岡南ICから車で120分、第1〜3駐車場から徒歩10〜15分

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/08/03−2016/08/10 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -