台湾旅行の前に知りたいこと!気になるポイントをご紹介

台湾旅行の前に知りたいこと!気になるポイントをご紹介

更新日:2019/01/18 10:30

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
日本から飛行機で3-4時間、週末海外旅行にも人気の観光地・台湾!美味しい料理や見所の多い観光地、親日の温かい人柄など、魅力がいっぱいです。

今回は台湾の歴史や文化、気候や豆知識など、旅行に行く前に知っておきたいポイントをご紹介。台湾の基礎知識、気候やグルメ、現地で気をつけたいことなどをまとめました!

台湾の基本情報 その1

台湾の基本情報 その1

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まず最初に、台湾についてざっくりご紹介!

【首都】
国の正式名称は「中華民國」。実質上の首都は、台湾本島北部にある「台北市」です。英語表記は「Taipei」。「実質上の」というのは、台北は「臨時首都」の扱いだからです。この辺り歴史問題に関わってきますのでまた後程!

【市と県】
台湾は日本の九州とほぼ同じ大きさ。台湾人は「サツマイモ」とその形から台湾本島のことを呼んだりします。台湾本島や島々は、台北や高雄など6つの直轄市の他、3つの省轄市、11の縣からできています。

【おもな都市】
北部:台北市・桃園市
中部:台中市
南部:台南市・高雄市
これら主な大都市は台湾本島の西側に集中しています。西側は台湾新幹線が南北に延びていて便利!

【人口】
約2,357万人
(出典:内政部戸政司全球資訊網人口統計資料庫2018年6月)
漢民族が人口の98%を占め、約2%が原住民。「原住民」というと日本では蔑称のように感じますが、台湾では正式な呼び方なんですよ。

【歴史・文化】
もともとの原住民が各地で生活していた時代を経て、近年500年の間にオランダの東インド会社→鄭成功→清→日本→中華民国と台湾の統治者はどんどん変わりました。一番長かった清の時代に、中国大陸の福建省などから移民として台湾に渡ってきた人々が、今の台湾文化の基礎を築いています。大陸で共産党に負けた中華民国の国民党が台湾に逃れ、中華民国臨時政府を置き(その為台北は臨時首都扱い)、途中民主化などを経ながら現在まで至っています。

台湾はこのような歴史をもつため、漢民族を中心とした文化ながら、原住民文化を感じられる場所があります。また各地にオランダや日本統治時代の建物が残り、高齢の方は日本語が話せたりもします。

【宗教】
台湾は中国とは違い宗教の自由が認められています。道教と民間信仰が主ですが、仏教も盛んで、キリスト教徒の割合も多くなっています。

台湾の基本情報 その2

台湾の基本情報 その2

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続いて、台湾旅行の際に知っておくと便利な基礎知識をご紹介します。

【公用語】
中国語です。國語・台湾華語とも呼ばれ北京語とほぼ同じですが、「タクシー」は北京語では「出租車」ですが台湾華語では「計程車」など、言葉の意味が違うことも。漢字の表記は「繁体字」という日本語の漢字に近いもので、なんとなく意味がわかるのが嬉しい!中国語以外に、台湾語や客家語なども使う人が多く、台北MRTのアナウンスはそれに英語を加えた4種類が流れます。

【通貨】
ニュー台湾ドル
(1TWD=3.67円 2018年7月現在)

【時差】
日本より1時間遅いです。

【電圧】
電圧は110V、周波数は60Hz。日本の電化製品は基本的にそのまま使えますが、精密機器は変圧器使用が安心。プラグは基本的に日本と同じですが、まれにCタイプやOタイプも。

【ビザ】
観光で90日以内の滞在の場合はビザの申請は必要ありません。帰国航空券が必要です。

【Wi-Fi】
外国人でも登録・無料利用できるWi-Fiのエリアが増えていて、便利。ただ、道を歩いているときや、田舎の方などはつながらないことも多いので日本でのレンタルがおすすめです。

台湾の気候・服装

台湾の気候・服装

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台北は沖縄県の宮古島とほぼ同緯度。日本と同じで台風の通り道になることも多く、四季はありますが夏の期間が長くなっています。

【春】3-5月
夜はまだ上着が必要でも、昼間は30度を超える日もある寒暖の差が激しい季節。北部は雨が多い時期なので折り畳み傘が必須!ちなみに台湾人は長靴をほとんど履きません。雨の日はサンダルが台湾流。笑

【夏】6-8月
5月あたりから35度を超え始め、9月頃まで続きます。直射日光は肌に刺さり痛いほど!帽子や日傘などで紫外線対策。熱中症にも注意。室内はクーラーが効いているので薄い上着も必要です。

【秋】9-11月
台湾観光では暑すぎず、とても過ごしやすい季節。時には11月でも半袖で丁度いい日も。

【冬】12月-2月
冷えても10度以下になる日はまれ。ただ、暖房を備えていないホテルなどもあり、室内が意外に冷えることも!雨も少なく、観光の穴場時期です。旧正月期間は閉まるお店が出たりもします。

台湾の食べ物

台湾の食べ物

写真:鶴長 あき

台湾旅行の大きな楽しみは食べ物!台湾料理は醤油やねぎ、ニンニクなどを味付けに使った料理が多く、ご飯も麺も食べます。台湾の料理は以前に移り住んできた人の故郷である、中国各地の料理が基本で、辛さの強い料理は多くありません。

・小籠包(シャオロンバオ)
台湾で絶対外せない基本メニューが、せいろの中にずらりと並んだ白い小籠包!薄い皮で肉などの餡を包んでおり、噛むと中からじゅわっとスープがこぼれるのが特徴。熱さにハフハフしながらもおいしい!

台湾の食べ物

写真:鶴長 あき

・魯肉飯(ルーローファン)
細かくした豚肉を醤油やニンニクなどで煮詰めて作る肉みそをご飯の上にかけた、台湾のソウルフード。簡単に見えるのにハマる美味しさ!

・牛肉麺(ニョウロウメン)
台湾の麺料理といえば、牛肉麺!牛肉のだしが効いたスープに、麺の上にも煮詰めた牛肉。醤油ベースや辛い味などお店によって色々なスープが楽しめます。

台湾の食べ物

写真:鶴長 あき

・マンゴーかき氷
台湾の夏の名物と言えばマンゴー(芒果)!甘酸っぱい、日本では高級なフルーツも台湾では安い安い!そして夏の台湾でぜひ食べてほしいのが、マンゴーをたっぷり使ったマンゴーかき氷。ミルク味の氷など、色々な種類がありますよ。

・タピオカミルクティー
甘いミルクティーの中に、ぷるぷるの丸いタピオカが入ったものをストローで飲む台湾の人気ドリンク、タピオカミルクティーも台湾に来たら外せない!

その他、豆乳がおいしい朝ごはん屋さんや夜市の屋台で食べるB級グルメなど……、台湾に来たら胃袋が4つは欲しくなります。笑

台湾の主要観光スポット

台湾の主要観光スポット

提供元:pixabay

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台湾観光の一番人気は「台北」ですが、その他にも中部の「台中」、台湾の古都「台南」、南の大都市「高雄」、自然が美しい「花蓮」など観光スポットは沢山!台湾一周旅行も可能です。

〈台北の主な見所〉
・台北101タワー
台北市のシンボルタワー。世界記録を更新したエレベーターや展望台、台風が来ても揺れない為の装置など見どころが色々あります。

・國立故宮博物院
中国六千年の貴重な宝物・芸術作品60万点以上が収蔵されています。天然石を使った「白菜」と「肉」の彫刻は必見!

その他、台北から日帰りで行けるノスタルジックな雰囲気の「九フン」もおすすめ!

※フンはにんべんに分

台湾の主要観光スポット

写真:鶴長 あき

〈台中の主な見所〉
・宮原眼科
日本統治時代に眼科だった建物をリノベーションしたお菓子屋さん。豪華な世界観やおいしいアイス・パイナップルケーキなどのお菓子が大人気。

・彩虹眷村
たったひとりのおじいちゃんが村の壁や道に絵を描きあげた、カラフルでポップ、SNSでも人気のスポット。

〈台南の主な見所〉
・安平古堡
オランダが台湾を統治した際に建てられた城塞。その後の鄭成功の時代にも使用された、台湾の歴史を感じることができるスポットです。

台湾の主要観光スポット

写真:鶴長 あき

〈高雄の主な見所〉
・蓮池潭(龍虎塔)
湖周辺の中華風の建物が有名。大きな龍の形をした入り口から入り、虎の形をした出口から出れば運気がアップ!?

・佛光山寺
とても広大な敷地のお寺。「大雄寶殿」に安置された三体のご本尊は圧巻。

〈花蓮の主な見所〉
・太魯閣渓谷
台湾随一の自然景観と言える、大理石の切り立つ岩盤が川の流れによって浸食された山谷。一度は見てほしいスポット!

その他お役立ち情報

喫煙は、ホテルやデパート内、駅の中やお店の中など基本NGです。

台湾のMRT(地下鉄)内は、改札に入ったら飲食が禁止ですので注意。新幹線や台鉄(在来線)の中は大丈夫です。

コンビニがあちこちにあり充実していますが、ペットボトルのお茶は緑茶や烏龍茶でも、「無糖」と書いてあるもの以外は甘いので、知らないとびっくり!

タクシーが安くて便利ですが、ホテルの英語名などは運転手さんでも知らないことが多いので、必ず中国語名も調べておきましょう。

台湾は親日の方が多く、道端で困っていると声をかけてくれるような人もいる温かい人柄の国です。初めての海外旅行にもおすすめ!ぜひ台湾に来てみてくださいね!

※2018年7月現在の情報です。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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