緑の中の美術館・軽井沢「セゾン現代美術館」のここが凄い!

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緑の中の美術館・軽井沢「セゾン現代美術館」のここが凄い!

緑の中の美術館・軽井沢「セゾン現代美術館」のここが凄い!

更新日:2018/08/07 07:30

成瀬 康子のプロフィール写真 成瀬 康子 現代アートウォーカー

著名な避暑地である長野県軽井沢町は、その美しい自然はもちろん、美術館などの見所も多い観光地としても人気のある場所です。

「セゾン現代美術館」(旧名「高輪美術館」)はこの地で一番初め、1981年に開館し、現代美術の魅力を発信し続けてきました。

そんな「セゾン現代美術館」を、あまり知られていない“凄い”と共に、詳しくご案内していきます。美術に詳しくない人でもきっと楽しめますよ!

駐車場が凄い!

駐車場が凄い!

写真:成瀬 康子

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美術館の駐車場に車を停めたら、さあ美術館へ!ちょっと待って!ここの美術館は駐車場も、正確には駐車場奥の池「里池」も凄いんです!

ここはいつ見ても、穢れ無い美しさを湛えています。それもそのはず、この池の水は千ヶ滝から注ぎ込んできたもの。そして江戸時代に農業の為に開発された「御影用水」はここから始まったのです。その一部は美術館の敷地へと繋がっています。

近くには、「御影用水五社宮」という自然の恵みと開発に感謝した神殿が建てられているので、ご興味がある方はそちらにも足を運んでみたらいかがでしょう。

エントランスが凄い!

エントランスが凄い!

写真:成瀬 康子

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さあ、いよいよ美術館へ!ちょっと待って!作品はエントランス門から始まっています。一見すると錆びた扉ですが、エントランス脇の作品も含め、こちらは若林奮氏(1936-2003)の作品です。

その名も「正門」。セゾン現代美術館の為に作られました。金属素材を用いた作品を作ることで有名な作家です。年月の経過により錆びの風合いが増し、土の色や木の肌といった自然色により同化していくのでしょう。

彼の作品は庭園の中にもあり、庭園全体のプランも担当しました。

エントランスが凄い!

写真:成瀬 康子

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エントランスから庭に続くアプローチを辿って行くと、途中でぱっと視界が開けます。明るく大きな空間は日本ではないようです。まずは「御影用水」に繋がる小川の水の音に耳を澄ませながら森林浴をしましょう。

7500坪もの庭園の豊かな自然の中には彫刻が点在しています。森の中に溶け込んでしまっているものもあるので気をつけて!宝探しのように見つけながら散歩すると楽しいですよ。

エントランスが凄い!

提供元:セゾン現代美術館

https://www.smma.or.jp/地図を見る

中にはこんな作品も!安田侃氏(1945-)の「天沐・天聖」。フレームが作品?その向こうに見えるものが作品?それとも両方?と分からなくなっちゃいますね。

フレームを覗き込んでみて!天気が良ければ浅間山が見えます。これもそれもすべてが作品なのでしょう。

建物が凄い!

建物が凄い!

写真:成瀬 康子

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建物は自然に埋もれるよう、ひっそりと建てられています。日本を代表する建築家、菊竹清訓氏(1928−2011)による設計で、近くまで行かないとその姿は見えてきません。

建物が凄い!

写真:成瀬 康子

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ようやく入口が見えてきました。入口の階段付近に作品プレートを見つけられましたか?実はここから館内に設置されている作品を、館外から観賞することが出来るんです!

玄関上部の窓越しに中を覗いて下さい。黒いラインのようなものが見えませんか?次に立つ位地を右、左、そして正面と変えてみてください。別の形が見えてきますね?フェリーチェ・ヴァリー二氏(1952-)による「ひとつの開口部への3つの視点」というタイトルの作品です。

コレクションが凄い!日本で一番も!

コレクションが凄い!日本で一番も!

提供元:セゾン現代美術館

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入れ替えもありますが常設展には、ジョージ・シーガル(1924-2000)、ウォーホル(1928-1987)、リキテンスタイン(1923-1997)、辰野登恵子(1950-2014)、中村一美(1956-)など、ヨーロッパ、アメリカ、日本を代表する作家の作品が揃っています。有名な作品が多いので、美術の教科書で見た!とすぐ分かるものもあって楽しいですよ。

企画展は年に2回。常設展・企画展共にチケットは共通です。

コレクションが凄い!日本で一番も!

提供元:セゾン現代美術館

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そんなコレクションの中にある一番がこちら!廃物を利用して機械のように動く作品を作るジャン・ティンゲリー氏(1925-1991)の作品です。美術館から彼に依頼したもので、日本に存在する一番大きな作品です。

また、スイスのバーゼルにある「ティンゲリー美術館」で彼の回顧展があった際、世界中から作品を集められました。日本からはこの作品が選ばれたそうで、この事からも大きさだけでなくとても価値ある作品であった事が分かります。

作品のタイトルは「地獄の首都No.1」。恐ろしいタイトルですが、どんな動きをするかは訪れてのお楽しみ。

ショップもカフェも!

ショップもカフェも!

提供元:セゾン現代美術館

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ミュージアムショップには書籍の他、アーティスト関連商品やオリジナルグッツもあるのでお洒落なお土産にもなりますよ!

ショップもカフェも!

写真:成瀬 康子

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せっかく来たのですから、鑑賞後は併設の「カフェ・ヤマアラシ」でゆっくりしていきたいもの。ブランチ・ランチをはじめ地元のオーガニック食材を使ったオリジナルメニューが充実しています。テラス席は森の中でのリゾート気分に浸れますし、店内には自由に読める書籍もそろっているので落ち着いてゆっくり過ごす事が出来ます。

ショップもカフェも!

提供元:セゾン現代美術館

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いかがでしたか?「セゾン現代美術館」は自然の中に佇み、まさに自然とアートが一体化した美術館ですね。

豊かな自然は訪れる季節ごとに違う表情を見せて、私たちを愉しませてくれるでしょう。開館期間に注意して下さい。4月末〜11月末のみのオープンです。

セゾン現代美術館の基本情報

住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ヶ沢2140
電話番号:0267-46-2020
アクセス:軽井沢駅または中軽井沢駅より、西武観光バス利用で千ヶ滝温泉入口下車徒歩7分、または中軽井沢駅よりタクシー利用で10分

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/14−2018/07/17 訪問

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