写真:藤田 聡
地図を見る青い池(英語表記「Blue Pond」)は、北海道美瑛町の白金温泉近くにあり「白金青い池」とも呼ばれます。最も青く見える見頃時期は5月中旬から6月下旬との説もありますますが、実はベストシーズンはなく一年中・四季折々の絶景を楽しめます。この写真は夏休みのお盆前ですが、期待通りの絵に描いたような美しさです!(8月8日11時に撮影)
アップル社のiOSの壁紙に写真が採用されて「青い池」を有名にした、写真家ケント白石氏の作品も冬の雪景色でした。この事からも、綺麗な池を見る為に、季節は特に意識する必要がない事は明白です。
写真:藤田 聡
地図を見る綺麗な「青い池」を見る為の必須条件は、太陽光線つまり天気です。特に台風などの大雨直後は致命的。増水で色が薄くなり、鮮やかな青色に見えなくなったり、最悪の場合は濁流が流れ込み濁った色になります。当日の天気だけでなく、直前数日間の天候も要注意。ライブカメラはありませんが、インスタグラムやツイッター等のSNSに大勢の観光客が写真を随時アップしているので、リアルタイムで様子を確認出来ます。
あまり知られていませんが、実は紅葉の「青い池」も絶景。台風シーズンも終わり、梅雨や秋雨が無い北海道では、特におすすめの季節です。(10月1日13時に撮影)
写真:藤田 聡
地図を見る「青い池」のベストな見学時間帯は、一般的に午前中と言われ早朝をおすすめする意見もあります。しかし、美瑛町の十勝岳周辺の観光地は、何処も午前中は逆光になり観光に向かないのが実情。午前中は、美瑛自慢の丘めぐりがおすすめです。
その証拠がこの写真です。(10月1日朝8時前に撮影)本当はカラマツの立ち枯れが右側にも続いていますが、太陽があるので撮影出来ない状態で、右側の空も白く写っています。憧れの観光地を真正面で写せないのはストレスですし、写真的にも紅葉と池が綺麗に写っていません。
写真:藤田 聡
地図を見るこの写真は同じ場所の午後の様子ですが、同じ日とは信じられない程、紅葉も池も綺麗に写っています。実は水自体が青いのではなく、アルミニウム成分により発生したコロイドを含む池の水で日光が散乱して青く見えるので、絶景になるか否かは太陽の角度次第。つまり時間帯が一番重要なので、この記事でも写真の撮影日時を随時付記しています。(10月1日13時に撮影)
「青い池」に来る観光客の大半はインスタ映え・SNS映えを狙って、美しい写真を撮影するのが目的。朝や午前中でも肉眼では美しいかもしれませんが、写真が目的なら午後一番が断然おすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る「青い池」のおすすめ時間帯を午後一番に限定するのは、午後遅くや夕方には手遅れになる可能性が高いから。この写真では既に日が傾いて、池全体が日陰になっています。朝なら再度来れば済みますが、午後に失敗すると宿泊して翌日に再度来ないといけません。特に紅葉の季節は、太陽が傾く時間が早いので要注意です!(10月27日15時30分に撮影)
池が日陰という意味では早朝も同様で、おすすめ出来ません。しかし、混雑は皆無なので、写真や絶景を目的としない散策にはいいと思います。
写真:藤田 聡
地図を見る憧れの「青い池」でがっかりしないように、おすすめの訪問時間帯を詳細に説明しました。ここからは、実際に行った時に役立つ情報を紹介します。
まず、混雑必至の夏季期間中に行く場合には、第二駐車場の場所と行き方を必ず確認しておいて下さい。具体的には、手前にある道の駅びえい「白金ビルケ 」で左折するのがポイント。第二と聞くと「遠いのでは?」と思いますが、実は一番の絶景ポイントである池の最奥部までの距離は第一駐車場と遜色ありません。
むしろ、第一駐車場は遊歩道を進むと比較的早く池が見え始めるので、絶景スポットが一番奥だと知らないと手前で時間を浪費する恐れがあります。第二駐車場なら、裏側から直接一番奥へアクセスするので、時間浪費の心配がありません。
なお、日傘を持参するのもおすすめ。これは単に日焼け止めだけでなく、逆光でも日傘の下なら写真が綺麗に写るからです。写真用品では「ハレ切り」と呼ばれますが、日傘で十分代用出来ます。
写真:藤田 聡
地図を見る「青い池」の中心では、カラマツが立ち枯れています。ここが池の正面で、断然おすすめの絶景ポイント。バス停や第一駐車場から歩く場合は手前で時間を消費せずに、この景色が見える場所まで真っ先に行きましょう。
午前中は逆光になり写真撮影が難しい場所ですが、お昼前後に太陽が高く上昇すれば逆光の影響を最小限に出来ます。(8月8日12時に撮影)
写真:藤田 聡
地図を見る「青い池」の紅葉見頃は例年10月上旬ですが、下旬にはカラマツで二度目の紅葉を楽しめます。実は春紅葉(はるもみじ)も有名で、美瑛は一年間に紅葉を3回楽しめる素晴らしい場所です。近くの白金温泉の先にある望岳台では9月下旬から紅葉が綺麗で、カラマツが紅葉する頃には初雪も楽しめます。(10月28日13時20分に撮影)
単なる池なので営業時間は特に無く、営業期間もありませんが積雪の影響で冬季は閉鎖の場合も。近年は冬にライトアップを実施しており、その期間中は大丈夫です。入場も駐車料金も無料で、2019年6月には、24時間利用可能なトイレと売店もオープンしました。
売店では青ギツネをあしらったクッキーが乗ったオリジナルの「青い池ソフト」に加えて、「青い池 美瑛サイダー」「青い池プリン」「青い池 飲むゼリー」を販売。美しい青色のスイーツと青い池の絶景のコラボで、インスタ映えを狙えます!
写真:藤田 聡
地図を見る白ひげの滝(読み方:しらひげのたき)は白金温泉にある滝で、「青い池」の上流にあり源流とも呼ばれます。水の成分も同じで流れ込む美瑛川も青く、ブルーリバーの別名もあります。秋に周囲の木々が紅葉すると、一層幻想的な光景になり必見です!
写真:藤田 聡
地図を見る白ひげの滝は、白金温泉のブルーリバー橋から容易に見下ろすことが出来ます。写真右奥の立派な鉄橋がブルーリバー橋。十勝岳の噴火に備えた避難用の人道橋ですが、平常時は白ひげの滝の観光用になっています。
温泉街中央にある駐車場から徒歩数分なので、所要時間は橋で滝を眺める時間に左右されます。白金温泉の近くには紅葉名所の望岳台もあるので、併せておすすめです!
写真:藤田 聡
地図を見る望岳台は、美瑛を代表する紅葉名所。十勝岳連峰の広大な裾野に絶景が広がります。望岳台の紅葉については、別記事で詳細に紹介しましたので是非ご覧ください。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)
周辺のランチ・グルメでは、「青い池」の近くにある自家製ソーセージの歩人(ホビット)がおすすめ。また「青い池」をルートに含む定期観光バス・日帰りバスツアーも、札幌駅発着で多数運行されています。札幌滞在型のフリープランと併せて利用すれば、充実した北海道旅行を容易に実現できます!
住所:北海道上川郡美瑛町白金
電話番号:0166-94-3355(道の駅びえい「白金ビルケ 」)
アクセス:JR富良野線美瑛駅より白金温泉行きバス20分、白金青い池入口下車徒歩約10分(始発はJR旭川駅)
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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