150年ぶりのご開帳も!東北の山岳信仰の山「出羽三山」がアツイ!

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150年ぶりのご開帳も!東北の山岳信仰の山「出羽三山」がアツイ!

150年ぶりのご開帳も!東北の山岳信仰の山「出羽三山」がアツイ!

更新日:2018/07/25 10:27

Yuma A.のプロフィール写真 Yuma A. 観光学修士、インバウンド観光推進施設代表
古来より日本に根付く山岳信仰。山形県に位置する「出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山の三山の総称)」は山岳信仰の聖地として、今も多くの登拝者を集めている東北屈指の名山にして、日本遺産でもあり、国立公園の一部でもある名スポットです。この三山を効率的に巡るには、公共交通機関が使える夏がおススメ。しかも2018年は天皇陛下在位30年を記念して、羽黒山では150年ぶりのご開帳もあり、まさに行くなら今でしょ!
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まずはご開帳中の羽黒山から!

まずはご開帳中の羽黒山から!

写真:Yuma A.

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「出羽三山」は山形県鶴岡市に位置する山岳信仰(修験道)の聖山である羽黒山、月山、湯殿山の三山の総称です。これらの山は連なっており、一部登山バスを利用しながら今も三山を巡礼できるのが最大の魅力。

出羽三山の開山(なんと1400年前!)は「羽黒山」から始まりましたので、まずはこちらから登拝しましょう。

羽黒山自体は標高414mとそれほど高くないのですが、羽黒随神門から山頂に至る2400段を超える石段は登り応えがあります。巨大なスギの生い茂る参道は40〜60分の道程です。なお神域ですので自動販売機などありませんし、出羽三山は「磐梯朝日国立公園」の一部でもありますのでゴミ箱もありません(ゴミは必ず持ち帰りましょう)。注意しましょう。

まずはご開帳中の羽黒山から!

写真:Yuma A.

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入り口の羽黒随神門と山頂の途中に国宝「羽黒山五重塔」がひっそりとたたずみます。建立したのはあの平将門。現存するものは14世紀に再建されたものです。

そして2018年は天皇陛下在位30周年を記念し、秘中の秘とされた五重塔の内部公開が行われているのです。実に150年ぶりのご開帳ですから、是が非でも訪れておきたいですね。

まずはご開帳中の羽黒山から!

写真:Yuma A.

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なお羽黒山に限らず、山岳信仰(修験道)からスタートした出羽三山では、山の名前のほうが有名になっていますが、明治以降の神仏分離を受けて正式に神道としての神社にもなっています。

羽黒山の神社は出羽神社(神社は「いでは」と読みます)であり、その中心にあるのが巨大な萱葺屋根の「三神合祭殿」。その名の通り、羽黒山、月山、湯殿山の三神を祭っており、山深い月山と湯殿山を巡ることができない信者への配慮というわけです。

そして、こちらの「三神合祭殿」は火災によって消失したのち再建されてから2018年でちょうど200年目の節目の年。それを記念して、なんとこちらでも秘仏公開中です!これは行くしかないですね!

なお、五重塔と異なり「三神合祭殿」は羽黒山の頂上にあります。巨大な鐘楼や歴史博物館、精進料理で有名な斉館も同じく山頂にあり、ここまでバスで来ることができます。参道を登る自信のない方でも出羽神社には参詣できますのでご安心ください。

主峰「月山」へ登ろう!

主峰「月山」へ登ろう!

写真:Yuma A.

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羽黒山の次は出羽三山の主峰にして百名山の「月山(標高1984m)」を目指しましょう。月山の登山口である「月山八合目」までは羽黒山頂からバスで約55分です(鶴岡から直行する場合は約2時間)。ハイカーのためのビジターセンターや駐車場もあり、ここで登山の準備を整えましょう。

主峰「月山」へ登ろう!

写真:Yuma A.

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月山八合目から月山頂上までは片道約3時間の登山となりますが、月山八合目付近には美しい池塘(弥陀ヶ原と呼ばれます)が広がっており、周遊ハイキングコースも用意されています。登山するつもりがない方も高山植物を楽しむことができるわけです。

主峰「月山」へ登ろう!

写真:Yuma A.

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また月山八合目付近には月山中ノ宮があり、神官も駐在していますのでここでお祓いを受けることもできます。奥の鳥居を潜るといよいよ霊峰月山の頂上への登山開始となります。

山伏たちが目指した頂上へ

山伏たちが目指した頂上へ

写真:Yuma A.

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雪深い月山では夏でも雪渓が残ります。また風も強く霧が立ち込めると夏でも気温が下がりますので、防寒具は必携です。

なお山中の道は整備され、道迷いはありませんし、途中の九合目付近には有人の山小屋(仏生池小屋)もあるので登山初心者の方でも安心です。ただ水場は限られていますので持っていったほうが無難ですね。

山伏たちが目指した頂上へ

写真:Yuma A.

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月山八合目から登ること約3時間で月山山頂に到着です。山頂付近は大きく開けており、美しい高山植物にも囲まれ休憩するにもってこい。また大きな頂上小屋もあり、山中で一泊するにも便利です。一休みしたら一番高い場所にある「月山神社」に向かいましょう。

山伏たちが目指した頂上へ

写真:Yuma A.

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月山神社はまず受付でお祓い(1名500円)を受けてから、参拝をします。その際「登拝認定証」と人型をした紙を渡されます。その紙で全身を撫で回したら、息を吹きかけ、それを水に浸すという「禊」をしてから参拝します。

ちなみに祭られているのは月山権現、またの名を月読命。太陽の神である天照大神とその弟である須佐之男と同じタイミングでイザナギから生まれた月の神様です。

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湯殿山へ向かおう!

湯殿山へ向かおう!

写真:Yuma A.

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月山山頂でお参りをしたら、月山八合目に戻らずに、そのまま湯殿山方面に縦走することができます。目指す湯殿山神社は湯殿山の中腹(1038m)に位置していますので、月山からは標高差約900mを下山することになります。

こちらも道は明瞭で道標に従って歩けば迷うことはありませんが、分岐で誤って志津方面に下山しないようにしましょう。特に道中で姥ヶ岳(標高1670m)のピークをついでに訪れる人は要注意ですね。

湯殿山へ向かおう!

写真:Yuma A.

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一部かなり急峻な月光坂を下ると渓流が見えてきます。渓流のせせらぎだけでなはなく、耳には山伏の吹くほら貝の音も聞こえてきたら湯殿山神社はもうすぐです。

湯殿山へ向かおう!

写真:Yuma A.

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湯殿山神社は月山頂上から下山すること約2.5〜3時間で到着です。月山神社もそうですが、基本的に羽黒山以外は境内は撮影禁止です。その中でも湯殿山は最も徹底しており、古来より「語るなかれ、聞くなかれ」の口外禁止が慣わし。

とはいえ、ガイド記事なので語らないといけないのがつらいところ。まず普通の神社と違うのは本殿がなく、ご神体は茶色の巨岩!しかも上から温泉が流れ落ちており、そこを裸足で登って参拝します!そのため境内に入るには全員裸足になり、月山同様の禊(1人500円)受けてから参拝することになります。なお出口付近には足湯が用意されており、登拝の疲れを癒してくれます。

出羽三山でも奥の院とされる神秘の湯殿山は神道というよりも修験道の信仰を色濃く残した珍しい神社なのです。

巡礼するなら夏がベスト!

巡礼するなら夏がベスト!

写真:Yuma A.

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湯殿山神社からさらに30分ほど下ると湯殿山大鳥居のある「仙人沢」に到着します。ここにはマイカーでアクセスする人のための駐車場やレストハウスがあり、仙人沢〜湯殿山神社間の参詣バス(片道200円往復300円)も発着しています。また鶴岡駅方面のバス(鶴岡観光シャトルバス)も発着していますが、残念ながら土日しか運行していません。

ただし!7月の下旬から8月の中旬にかけてのみ平日もバスが運行されます!本数は限られていますが、公共交通はこのシャトルバスしかないので、これはありがたいですね。

ちなみに湯殿山仙人沢から鶴岡駅ではなく山形駅方面に行きたい場合は、シャトルバスを「産直あさひグー」バス停で降り、歩いて「庄内バスストップ」に行くことで長距離バスに乗り換えることができます。

巡礼するなら夏がベスト!

写真:Yuma A.

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羽黒山→月山→湯殿山の順番で出羽三山を一日で巡ることができるよう、路線バス及びシャトルバスの時間は設定されています。

ただし、冒頭で紹介した羽黒山のご開帳時間(8:30〜16:30)を考慮すると必ず二日は必要であることを付記しておきます。

というのも月山八合目から湯殿山仙人沢までは6〜7時間ほどかかるため、一日で巡るためには早朝に鶴岡から羽黒山(ご開帳時間前)を経由して月山八合目まで行く必要があるのです。また湯殿山仙人沢から羽黒随神門まで戻ってくるシャトルバスは16時過ぎになるので、帰路に見ることができるのは急いでも随神門から比較的近い位置にある五重塔のご開帳のみとなります(羽黒山頂の秘仏には時間的に間に合いません)。

ご開帳はめったにないことなので、バスの時刻と合わないは仕方ないことですよね。羽黒三山を巡るための各バスの時刻表については下部関連MEMOを参照のうえ旅程を立てて下さいね。

なお、帰りに温泉に入りたい場合は、温泉施設である「ゆぽか」や日帰り入浴施設(東京第一ホテル鶴岡内)に付設されている「エスモールバスターミナル」で降りましょう。

それでは気をつけていってらっしゃいませ〜

出羽三山神社(社務所)の基本情報

住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
電話番号:0235-62-2355
アクセス:鶴岡市内よりバスで約1時間

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/21 訪問

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