写真:モノホシ ダン
地図を見るまずは、松山市に到着後、昼食をはさんで、午後から松山市のシンボル「松山城」をたっぷりと観光しましょう。そののち宿泊先の道後温泉のホテルにチェックインして、道後温泉街を散策。2日目は、しまなみ海道を観光しながら瀬戸内海を渡って広島県尾道市に抜けるというのがベストです。
松山城は江戸時代からの天守が残っている現存天守12城のひとつで、現在の天守は、江戸幕府が瓦解した大政奉還のわずか13年前の1854年に再建されたものです。城内は広大なため、見学には最低でも2時間は必要です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る松山城は、建物が天守広場を取り囲み、姫路城などと同じ連立式の建築様式で、その小天守からは、屏風折(びょうぶおり)と呼ばれる見事な扇勾配の石垣を見ることができます。
屏風折とは屏風を立てたように屈折を繰り返した石垣の積み方のことで、直線的な積み方よりも強度が増し、戦術的にも敵の側面を突くことができるという利点があります。
なお、松山城郭へは登山道利用以外は、ロープウェイかリフトを利用します。ロープウェイは片道約3分、リフトは片道約6分です。天気が良ければ、往路と復路をそれぞれ使い分けて乗車してもいいでしょう。
<松山城の基本情報>
住所:愛媛県松山市丸之内1
営業時間:(ロープウェイ・リフト)8:30〜17:00
(天守閣)9:00〜17:00
※いずれも月によって異なる
アクセス:松山空港からリムジンバスで約30分、「大街道」下車徒歩約5分
JR松山駅から「道後温泉行き」市内電車で約10分、「大街道」下車徒歩約5分
車利用の場合は、松山城駐車場または二之丸史跡庭園駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見る道後温泉に到着したら、夕食まで温泉街の散策を楽しみましょう。道後温泉駅前の放生園にある「坊っちゃんカラクリ時計」は、1994年、道後温泉本館100周年を記念して作られました。 8時から22時まで、1時間ごと(季節によっては30分ごと)に音楽とともにせり上がり、小説『坊っちゃん』の登場キャラクターが楽しめます。
<道後温泉の基本情報>
電話番号:089-943-8342(道後観光案内所)
アクセス:JR松山駅前から「道後温泉行き」市内電車で約20分
車利用の場合は、松山自動車道松山ICから約20分
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに道後温泉駅前では、「坊っちゃん列車」を見かけることも。また「観光人力車」に乗るものオススメです。坊っちゃん列車、観光人力車の料金や時刻表については関連MEMOをご覧ください。
写真:モノホシ ダン
地図を見る夕食後は、道後温泉本館の入浴や夜景鑑賞に出かけましょう。「空の散歩道」からの道後温泉本館の夜景は有名です。なお、道後温泉本館(写真)は、2019年1月15日から保存修理工事に入る予定です。
<道後温泉本館の基本情報>
住所:愛媛県松山市道後湯之町6-8
入浴時間:6:00〜23:00 ※入館は22:30まで
アクセス:道後温泉駅から徒歩約5分
写真:モノホシ ダン
地図を見る2日目はメインの「しまなみ海道」の観光です。遅くとも8時にはホテルを出発しましょう。最初の見学地の来島海峡SAは、しまなみ海道で唯一のサービスエリアです。道後温泉からは車で約50分です。
エリアから眺めることのできる「来島海峡大橋」は、約11年もの歳月をかけて架けられた世界初の3連吊り橋です。瀬戸内海の来島海峡を跨いで愛媛県今治市と芸予諸島の大島を結んでいます。案内所では、しまなみ海道の詳しい資料を入手することもできます。
<来島海峡SAの基本情報>
住所:愛媛県今治市大浜町三丁目9番68号
アクセス:しまなみ海道「今治IC」から約10分
写真:モノホシ ダン
地図を見るしまなみ海道で、愛媛県今治市の最北の島「大三島」では、有名な伯方(はかた)の塩の大三島工場の見学ができます。ここでしか食べることのできない塩ソフトクリームもありますので、賞味してみるのもオススメです。見学時間の目安は約30分です。
<伯方塩業株式会社 大三島工場の基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島台(うてな)32番地
見学時間:9時〜16時まで ※受付は15時30分まで
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」で降りて約15分
写真:モノホシ ダン
地図を見るしまなみ海道で、来島海峡大橋と並んで注目の架橋が愛媛県今治市の大三島と広島県尾道市の生口島を結ぶ「多々羅大橋」です。鳥が翼を広げたような優美な姿が特徴です。見学には、道の駅「多々羅しまなみ公園(写真)」、しまなみ海道の瀬戸田PAがオススメです。
<道の駅 多々羅しまなみ公園の基本情報>
住所:愛媛県今治市上浦町井口9180-2
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」を降りてすぐ
写真:モノホシ ダン
地図を見る大三島にある「大山祇(おおやまづみ)神社」は、古来より武将たちの信仰が篤く、日本総鎮守と呼ばれ全国に約1万社の分社を持つ、しまなみ海道随一のパワースポット。境内中央には樹齢約2600年の大楠が鎮座し、宝物館には国宝・重要文化財の指定を受けている鎧、兜、刀剣類が収蔵されていて、一見の価値があります。参拝時間の目安は約30分〜60分です。
<大山祇神社の基本情報>
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
宝物館入館時間:8:30〜16:30 ※閉館17:00
アクセス:しまなみ海道「大三島IC」から約10分
写真:モノホシ ダン
地図を見る多々羅大橋を渡って大三島から広島県尾道市の生口島に渡ったら、「耕三寺博物館」へ行ってみましょう。耕三寺は、地元の瀬戸田町出身の実業家である耕三寺耕三氏が母の供養のために1934年、僧籍に入り、建立した浄土真宗本願寺派の寺院です。
日本の代表的な古建築を模して約30年の歳月をかけて作られた堂塔伽藍は、耕三寺様式と呼ばれ登録博物館にも指定されています。桜や紅葉など四季折々に彩られる境内は、まるで極楽浄土の世界のようです。見学時間は約60分です。
<耕三寺博物館の基本情報>
住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
開館時間:9:00〜17:00
アクセス:しまなみ海道「生口島南IC」より約15分
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに瀬戸田町で見逃せないのが「平山郁夫美術館」。日本を代表する画家、平山郁夫氏は瀬戸田の出身で、館内には少年時代のスケッチから画伯の足跡を知ることのできる絵画が展示されています。見学時間の目安は約40分です。
<平山郁夫美術館の基本情報>
住所: 広島県尾道市瀬戸田町沢200-2
開館時間:9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
アクセス:しまなみ海道「生口島南IC」より約15分
写真:モノホシ ダン
地図を見るしまなみ海道ドライブのフィナーレは広島県尾道市の「千光寺公園」です。標高137mの千光寺公園には山頂までドライブウェイが通じていて、容易に訪れることが可能です。約15時30分頃には到着できます。公園内には、806年創建の真言宗の古刹「千光寺」というパワースポットもあります。また千光寺ロープウェイを使って尾道の古寺めぐりをするのもおすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る千光寺公園からは尾道水道に架かる、尾道大橋としまなみ海道の新尾道大橋の2本の橋が見えます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた千光寺公園は夕陽の名所でもあります。帰路につく時間まで、潮風に吹かれて『瀬戸の花嫁』を口ずさみながら、旅のフィナーレを満喫しましょう。
<千光寺公園の基本情報>
住所:広島県尾道市西土堂町19-1
アクセス:車で生口島「耕三寺博物館」からしまなみ海道利用で約50分
いかがでしたか。日本三古湯の道後温泉に宿泊し、愛媛県今治市から瀬戸内海に架かる巨大橋を渡って広島県尾道市へと抜けるしまなみ海道のドライブは、まさにみどころ満載、海峡を渡る風にふれあう旅情と絶景を満喫することのできるゴールデンコースです。
「千光寺公園」からはマイカーであれば山陽自動車道の福山西ICから帰路につけます。JR松山駅からレンタカー利用であれば、山陽新幹線のJR福山駅で乗り捨てて、新幹線で帰路につきましょう。
なお、2018年7月上旬の西日本豪雨の影響で、一部区間で運転を見合わせていたJR岡山駅からJR松山駅までの直通特急「しおかぜ」は8月9日に運転を再開しました。これにより鉄道利用のアクセスが飛躍的に向上しました。
ほかの交通手段としては、空路で松山空港の利用が便利です。松山空港からはリムジンバスでJR松山駅へ向かいましょう。あるいは、広島港から高速船で松山観光港まで入るという交通手段もあります。こちらは、松山観光港まで片道約60分です。
松山に辿り着けば、あとはしまなみ海道をドライブで、海と陸の絶景を心ゆくまで楽しんでみましょう。
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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