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2016年に始まった、アートプロジェクト「F.A.T.プーケット」がストリートアートが描かれた発端です。
「F.A.T」は、フード@タウンという意味があり、タイ料理、マレー料理、中国の福建料理が混ざり合うババ料理が2015年に『ユネスコ食文化創造都市』に認定されたことをきっかけに、プーケットをアートと絡めてもり立て、タイを代表するストリートアートスポットにするというプロジェクトです。
タイ国内やタイと深いかかわりを持つ芸術家達が、伝統的な建築物の壁画に描くダイナミックな作品の数々を鑑賞できます。
壁画が点在する旧市街地で最もアート作品が多く集まる通りは、アートギャラリーが集まるストリートとして知られている「パンガー通り」です。
それでは、さっそくこのストリートにある作品をご紹介していきましょう。
まずは、「ヤワラート通り」から「パンガー通り」に入りすぐ右手、地元の人たちに親しまれている定食屋さんの壁に注目しましょう。
プーケット独自の文化『ババ文化』の象徴でもある伝統的な衣装に身を包むおばあさんがイスに座り、その孫娘らしきかわいらしい小さな女の子が傍らに。
おばあさんのすぐ横にあるテーブルの上には、朝市の買い物で使ったらしきバスケットが置かれています。
机の上に同じくかごを置くのは、満面な笑みを浮かべるイスラム教徒らしき男性。
そして、窓を挟んだ隣には、屋台で卵を使った料理を作るおじさんの姿とその料理をオーダーしたらしき片手でお皿を差し出す女性の姿が描かれています。
あたかも家からオーダーしたかのような構図は、タイで実際にあるような日常の情景が描かれていて、なんだかほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
このユニークな壁画の作者は、タイ南部在住のタイの日常生活を得意とするアーティスト、Pichit Paidanさん。
プーケットの食文化とマルチカルチャーを感じられる作品です。
『アート作品その1:伝統的なプーケットの朝風景』の通りを挟んだ斜め前に位置する中華寺院「センタム寺院」の敷地内にも壁画があります。
この寺院は、かつて錫で財をなしたプーケット有数の華僑ファミリーが建てたといわれているとても小さな寺院です。
「センタム寺院」の二つ隣は、洋書の掘り出し物がみつかるといわれているプーケット最古の古本屋さん「サウスウィンドブックス」があるので、本が好きな方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
寺院の門をくぐるとすぐ右手に描かれているのが、伝統芸能の一つである操り人形を操るババ民族が印象的に描かれている作品です。
その先、エントランスからかなり奥まった場所にあるセンタム寺院の本堂までの小道には、婚礼の儀式とその行列が描かれています。
この鮮やかな壁画は、プーケットにゆかりがあるロシア人のマルチ女性アーティスト、Ludmila Letnikovaさんの作品です。
アート作品その3:ピントーに腰掛ける民族衣装を着た女の子
味も値段も抜群の本格的なプーケット郷土料理をいただけるとグルメなタイ人に支持されているタイ料理レストラン「Tu Kab Khao」。
お店の右側の壁に描かれているのがピントーと呼ばれるタイ式のお重とそこにちょこんと座る民族衣装を着た女の子。
その後ろには「Tu Kab Khao」で実際に使用されている青の花柄がアクセントの白い器に盛られたプーケットの郷土料理が描かれています。
壁画の横には、リアルな巨大プーケットロブスターの模型。そして、そのすぐ下にはなぜかチャーリーチャップリンの顔も描かれているなんとも面白い組み合わせの壁画スポットです。
ちなみに、「Tu Kab Khao」レストランの愛称はこのロブスターの模型から「ロブスターレストラン」と呼ぶ人も多いのだとか。
アート作品その4:星がきらめくライオンヘッド
『旧バンコクバンク』の駐車場に続くアーケード上に描かれている赤い小さな星がライオンの顔のまわりできらめいているライオンヘッドは、さまざまなアートシーンで活躍するタイを代表するカリスマ的アーティストLolayさんの作品です。
「新年」という文字でわかるように、新年の門出を祝うの獅子がモチーフになっています。
アート作品その5:原色モザイク柄の菜食トラ
老舗ホテル「シンタウィー ホテル」の入口すぐ横の壁画は、カラフルな原色使いが独特なトラの顔。
『齋』という文字が描かれているように、テーマは『菜食祭』プーケットのベジタリアンフェスティバルをモチーフにした壁画です
アート作品その6:亀とウェイクボードを楽しむストリートアーティスト風のにわとり
島でいちばん古いホテルでもあり、映画『ザ・ビーチ』のロケ地としても知名度が高い「オンオンホテル」を通り過ぎ、そのまま道を進むとすぐに人が集まる黄色い建物が目に入ります。
ここは、地元では有名なレストラン「クンジー・ラットナーヨッパック」です。
『ラットナー』というタイのあんかけ麺が名物のこちらのお店は、キッチンが道路に面していておいしい匂いを漂わせ、朝から晩まで地元の人たちでにぎわっています。
その「クンジー・ラットナーヨッパック」の左側の壁に描かれているのは、プーケット北部に位置するマイカオビーチで毎年4月ソンクラーン(タイの旧正月)の時期に行われている「亀の漂流」にインスパイヤーされたという壁画です。
こちらは、バンコクを拠点として活躍しているアーティストMue Bonさんの作品です。
噴火山を彷彿させる王冠をつけた女王亀が卵を産み、それにつかまるストリートボーイ風の鳥は手にカラフルなスプレーペイントを持っていて、今にも何かを描き出しそう。
ワクワク、ドキドキなポップな仕上がりになっています。
アート作品その7:煙から出てきた長〜い獅子舞
『作品その6:亀とウェイクボードを楽しむストリートアーティスト風のにわとり』の小道を挟んだ反対側の壁もストリートアートスポットの一つです。
旧暦の正月「春節(しゅんせつ)」を祝う習慣があるプーケットでは欠かせない獅子舞をモチーフにしたライオンが描かれています。
こちらは『アート作品その4:星がきらめくライオンヘッド』と同じLoralyさんの作品です。
フワフワの体の中にはところどころに、かわいらしい犬の顔がひょっこり。
新年のお供え物として描かれているパイナップルと白い煙を出すろうそくは後から描きたされたものです。
モクモクとした煙がかわいらしい百獣の王に変身するという想像力をかきたてる作品です。
アート作品その8:存在感ありのトラそしてサル、鳥、犬・・・・・・。
モチーフはプーケットで暮らす様々な動物たち。
特に、トラの力強さがみなぎる壁画は見ごたえがあります。
この作品は、『アート作品その5:原色モザイク柄の菜食トラ』と同じ作者で、ドバイ、台湾、香港、上海そして日本でも知名度が高いストリートアーティストRukkitさん。
日本ではセレクトショップ『ビームス』がコラボして話題になった渋谷に登場した新感覚アパートメント『ポータル アパートメント & アートポイント』の一室をデザインしたことで近年注目を集めているアーティストさんです。
独特な現代タイアートをまるごと観光をしながら鑑賞することができる「パンガー通り」。
フォトジェニックなタイ国内を代表する現代アートスポットに是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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