西郷どん奄美大島編ロケ地めぐり!二人の西郷リバイバルの島へ!

西郷どん奄美大島編ロケ地めぐり!二人の西郷リバイバルの島へ!

更新日:2018/08/14 09:12

六三四のプロフィール写真 六三四 温泉ソムリエ師範、温泉フリーライター
安政6年(1859)失意のどん底で大島潜居の身となった西郷隆盛。しかし、美しい自然、そして愛加那や島の人々とのふれあいが西郷に新しい命を吹き込みます。その西郷と同じように大河ドラマ「西郷どん」西郷隆盛役の鈴木亮平さんもインタビュー等で大島の魅力について多く言及しています。二人の西郷に新たな力を与えた大島。「西郷どん」ヘビーファンも大満足の奄美大島編ロケ地をご紹介します!

オープニングタイトル最初のロケ地!通称ビラビーチ(龍郷町)

オープニングタイトル最初のロケ地!通称ビラビーチ(龍郷町)

写真:六三四

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奄美大島北部の龍郷町東海岸にある通称「ビラビーチ」。富貴晴美さん作曲の西郷どんメインテーマが「デレレ♪デレレ♪デレレ〜♪」とかかると血潮滾る西郷どんヘビーファンにとってこの浜は聖地!ドラマオープニングで鈴木西郷どんと渡邉蒼くん西郷小吉が相撲を取っている場所で、タイトルバックで鈴木西郷どんと稚児らが楽しげに歩いているのがこの浜です。

ビラビーチに立った瞬間に、西郷どんヘビーファンなら青い海が広がる美しい砂浜で相撲を取り、楽しげに歩く鈴木西郷どんと子供たちの姿が浮かんでくるに違いありません!

オープニングタイトル最初のロケ地!通称ビラビーチ(龍郷町)

写真:六三四

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「西郷どん」本編とは関係ありませんが、現在「ビラビーチ」はサーフィンやボディボードなどマリンアクティビティの人気スポットとなっています。また、干潮時にしか見る事の出来ないハートロックと呼ばれるハート型の岩場には連日多くの観光客が訪れています。

<基本情報>
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木
電話番号:0997-69-4512(龍郷町企画観光課)
アクセス:奄美空港から県道82号線を名瀬市方面へ車で15分

オープニングだけじゃない!様々なシーンが撮影された宮古崎(大和村)

オープニングだけじゃない!様々なシーンが撮影された宮古崎(大和村)

写真:六三四

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「西郷どん」オープニングで雄大な海に突き出た岬の一本道を歩き、そして切り立った崖で腕を組み立つ鈴木西郷どん。雄大な自然風景と共に撮影されたのが「宮古崎(みやこざき)」です。

この宮古崎では本編ロケも行われています。茫然自失となり海を見ながら立ちすくむ鈴木西郷どん、また、薩摩から届いた手紙を鈴木西郷どんから奪い取り「くん手紙を読んでも暴れんち約束しぃしちょくり(この手紙を読んでも暴れないと約束して)」と懇願する二階堂愛加那さんとのシーンなどもココ。昼夜景、朝夕景で様々な表情をみせる宮古崎の美しい景色も相まって「西郷どん」奄美大島ロケ地の代表的な場所となりました。

オープニングだけじゃない!様々なシーンが撮影された宮古崎(大和村)

写真:六三四

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宮古崎へは県道79号線沿いに立つ、この幟が目印!駐車スペースに車を停めて、そこからおよそ2kmの遊歩道を20分ほど歩いて向かいます。

昭和49年に奄美群島国定公園に指定され、平成29年3月に国立公園(第3種)となった宮古崎。岬は琉球列島固有の竹であるリュウキュウササで覆われた草原が広がりササント(笹の塔)と呼ばれていたそうです。また、冬期には目の前の海にクジラが現れることもありホエールウォッチングも出来るパワースポットでもあります。

<基本情報>
住所:鹿児島県大島郡大和村国直
電話番号:0997-57-2153(大和村産業振興課)
アクセス:奄美空港から国道58号、県道79号線を経由して大和村方面へ車で1時間

失意も得意も!西郷どん大島編の家はココ!薗家の庭園(奄美市笠利町)

失意も得意も!西郷どん大島編の家はココ!薗家の庭園(奄美市笠利町)

写真:六三四

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奄美市笠利町の「薗家の庭園」。大島に来た鈴木西郷どんの住居で、二階堂愛加那さんと三献の祝儀をあげ、そして息子菊次郎が生まれた場所として放送されました。「西郷どん」の喜び、悲しみいくつもが表現された「薗家の庭園」。鈴木西郷どんが寄りかかっていた柱や二階堂愛加那さんが立っていた木々の間など西郷どんヘビーファンにとって垂涎の場所ばかりです。

※個人所有地のため「薗家の庭園」家屋内への立ち入りは出来ませんのでご注意ください。

失意も得意も!西郷どん大島編の家はココ!薗家の庭園(奄美市笠利町)

写真:六三四

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リュウキュウマツやイヌマキの木々に覆われた庭園に架かる橋。「ケンムン(奄美群島に伝わる妖怪、もののけ)が出たど!」と二階堂愛加那さんが子供らに教えられ向かった先には自身に苛立ち、鬱積した心を爆発させる鈴木西郷どんが。ドラマで初めて二人が対面するシーンが撮影されたのもココです。

主屋の一段下がったところには広場があります。島民が踊りで役人をもてなしたとも伝わっているのがこの広場。それを再現するかのようにドラマでも鈴木西郷どんと二階堂愛加那さんの祝儀の際、皆で輪になり踊るシーンが描かれています。

しかし、庭園には何かが足りません。「西郷どん」ヘビーファンであればすぐに気付くかと思いますが、それは現地で確かめて欲しいので割愛。庭園内で鈴木西郷どん、二階堂愛加那さん二人と同じ場所に立って写真を取るも良し!庭園を歩き二人の気分にひたるも良し!「西郷どん」のワンシーンを再現してみてはいかがでしょうか。

失意も得意も!西郷どん大島編の家はココ!薗家の庭園(奄美市笠利町)

写真:六三四

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「薗家の庭園」はグスク時代(奄美群島、沖縄、先島諸島における時代区分のひとつ)に琉球王国から訪れた役人を接伴した庭園と伝わります。敷地は現在およそ100uですが当初は約220uほどの広さだったそう。昭和46年に笠利町指定文化財となり、その後、奄美市となった際は奄美市指定文化財となっています。

琉球王の血筋とされる薗家は島役人ではありません。しかし、大島では井戸を掘っても石灰が出て水を手に入れる事が困難で、水源所有は力の象徴でもありました。つまり、庭園に水をひいていた事、住居の間取りや建物のに使われていた建材、そして血統から考えると薗家は相当な権力者だった事が伺えます。

<基本情報>
住所:鹿児島県大島郡奄美市笠利町用安
電話番号:0997-52-1148(奄美市役所商工観光部紬観光課)
アクセス:奄美空港から県道82号線を経由して笠利方面へ車で15分

二人の西郷に新しい命を与えた大島。その理由がきっとわかる!

二人の西郷に新しい命を与えた大島。その理由がきっとわかる!

写真:六三四

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『大島は西郷にとって生き返りの島だったのではないか。愛加那と出会い、2人の子供が生まれ再び生きる力をもらった島だと思う』
(奄美新聞(2018年3月15日朝刊インタビュー記事引用))

『西郷が生きる力を取り戻していく変化を大事に演じたい』
『現地で実際に感じたことを大事にしながら自然と自分が変わっていければと思っている』
(南海日日新聞2018年3月15日朝刊インタビュー記事引用)

奄美大島撮影時、鈴木亮平さんはこのように語っています。
二人の西郷に新しい力を与え、二人が愛した奄美大島。西郷どんロケ地を訪れると何となくその理由がわかるような気がします。奄美訪問の際は西郷どん奄美大島ロケ地にぜひ行ってみて下さい。

西郷どんロケ地めぐり!奄美大島編の最後に

今回ご紹介したロケ地以外にも奄美大島には「ここでも撮影が行われたのでは?」と思われる場所がまだまだあります。奄美では約2週間ドラマロケが行われていますので、他のロケ地をまだ知りたいという方は、奄美のシマッチュ、またはシマンチュ(島人の奄美大島での呼び方)と仲良くなって教えてもらうといいでしょう!

2018年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/16 訪問

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