500年に1人の名僧と言われた「白隠禅師」ゆかりの地〜沼津市原〜

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500年に1人の名僧と言われた「白隠禅師」ゆかりの地〜沼津市原〜

500年に1人の名僧と言われた「白隠禅師」ゆかりの地〜沼津市原〜

更新日:2015/11/10 17:06

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆マニア

知徳が優れた僧だけにしか贈られない、高く名誉な名前「国師(こくし)」を、明治天皇から与えられた白隠(はくいん)。そんな白隠が生まれた沼津市原には、白隠が住職を務めた松蔭寺や、産湯井戸など、ゆかりの場所が200年以上経った今でも残されています。

そんなこの地を訪れるなら、ぜひ知っておきたいスポットと、毎年3月下旬から4月上旬に見頃を迎える白隠ざくらをご紹介します。

誕生の地です。

誕生の地です。

写真:sachie

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写真のこちらが「白隠の産湯井戸」です。この場所は、JR東海道線「原駅」の北口から真っすぐ歩いて「原駅入口」信号交差点を右へ向かった、県道163号線沿いにあります。歩くと「白隠禅師誕生地」と刻まれた大きな石碑があり、その後ろ側に、白隠の産湯井戸があります。

この井戸の水を、白隠の産湯に使っていたと言われています。現在は使われていませんが、こうやって大切に残されているのです。

白隠の原点とも言えるこの場所は、やっぱり訪れたいところ。碑の横には、白隠についての説明があるので、ぜひ読んでみてください。

白隠は、幼い頃「岩次郎」と呼ばれ、6歳の時に、お寺で法華経の講義を聞くと、帰って人々にその話を語って聞かせたそうです。そんな幼少期を過ごしたのも、この辺り。

白隠の菩提寺

白隠の菩提寺

写真:sachie

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さきほどの白隠の産湯井戸から、徒歩で約2・3分の場所にある「松蔭寺」。白隠は15歳で出家し、その後全国を行脚。1717年、33歳の時から住職を務めたお寺が、ここ「松蔭寺」です。

本堂の左隣にある「大憤志堂」(写真左側)は白隠自作と言われる白隠像があるので、ここを訪れたら参拝しておきたいところ。堂の扉が開いていれば参拝できます。
鋭い目つきの白隠像は、自分の心の中まで見透かされるかのようで、心が正され、きっと自分を見つめ直す、いい機会になります。

松陰寺で有名なのが「すり鉢の松」。台風で折れた松を不憫に思った白隠が、岡山の殿様からもらったすり鉢を、かぶせたという松です。残念ながら、すり鉢の松は枯れてしまいましたが、大墳志堂の左側に、2代目のすり鉢の松があります。
白隠がのせた、すり鉢の松と同じ状態で見られるので、是非、お見逃しなく!

初代のすり鉢の松は、境内で見られます。樹齢数百年という、巨木な松が横たわっているので、大きさの余り一目で分かりますよ。目の前で見ると、松の大きさや年輪に驚いてしまいます。山門近くの鐘の横で、横たわる松にすり鉢が乗っていたと言われる枝があるので、探してみて下さいね。

県指定史跡になった白隠のお墓もありますので、こちらも、訪れておきたいスポットですね。

思いが込められた山門

思いが込められた山門

写真:sachie

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こちらは、松陰寺の山門です。
何の変哲もない山門ですが、白隠が考えた山門と言われています。

約2年前に山門の工事が行われた時、この門の瓦を外して数えてみると、全部で108枚あったそうです。山門は、お寺に訪れると誰もが通る場所。お寺に訪れる人の煩悩を鎮めるよう、白隠は人々を思って、瓦を人間の煩悩と同じ数、108枚にしたそうです。そんな白隠の思いが込められていた山門をくぐると、ご利益があるかもしれませんよ。

白隠ざくら

白隠ざくら

写真:sachie

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ご覧下さい、見事に咲き誇る白隠ざくら!
毎年3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、沼川沿い約6kmに渡って2000本の桜が植えられています。この桜の品種は、染井吉野ですが、白隠生誕300年を記念して植えられた桜で「白隠ざくら」と呼ばれています。

白隠は「内観(ないかん)の法」という療法で自分の病気を治し、その体験を元に書いた「夜船閑話(やせんかんわ)」は、江戸時代から読み継がれてきて、多くの人を病から助けたそうです。
それだけ盛大に咲く白隠ざくらは、人々の心に白隠が根付いている証拠なのかもしれませんね。

お勧め!桜のビュースポット

お勧め!桜のビュースポット

写真:sachie

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白隠ざくらが咲く沼川は、国道1号線にも面しています。意外かもしれませんが、国道に掛かる歩道橋に上がってみると、まるで、どこまでも続く桜の絨毯のような景色が見られます。
絶対に、お勧めしたい桜のビュースポットなので、是非お立ち寄り下さい!

毎年、白隠ざくらが見頃を迎える3月下旬に「白隠さくら祭り」が開催されます。
祭りの期間中、白隠太鼓の披露、模擬店、ウォーキングなどのイベントが行われ、松蔭寺では、白隠の書画や、すり鉢の松にのっていたすり鉢など、お寺の貴重な宝物公開も行われます。詳しくは下記のMEMO【白隠さくら祭り】よりご覧下さい。

白隠ざくらは、松蔭寺から北へ400mほど進んだ場所にあって、自然に桜が目に入ってくるので、すぐに分かりますよ。

おわりに、

松蔭寺の山門前に、白隠ゆかりの地が記された「白隠の里案内図」があるので、利用されると便利です。「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」とお国自慢にも詠われ、全国的に知れ渡った名僧「白隠」。

ご紹介したスポットを知って、白隠ゆかりの地を訪ねれば、きっと楽しめるはずです。
今度のお休みに、散策されてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/07/31−2014/03/09 訪問

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