開湯1300年の山代温泉は、関西の奥座敷と呼ばれる加賀温泉郷のひとつ。神亀2年(725年)、高僧・行基が傷を癒やす霊鳥・八咫烏(やたがらす)を見て発見したとされています。
その山代温泉の旅館の中でも、ひときわ眺めの良い高台に建ち、雰囲気の良い露天風呂があると評判の旅館が「みどりの宿 萬松閣」。
写真:泉 よしか
地図を見る創業は昭和5年。みどりの宿の名の通り、木々に囲まれて癒やし効果も満点。大型旅館のように思われがちですが、客室数は50室と決して多すぎず、そのうち30室は温泉街を見下ろす景観の良さが自慢です。
写真:泉 よしか
地図を見る特に最上階の7階のお部屋ともなれば、まさに天上界。眼下には山代温泉街、加賀平野を一望できます。まさに加賀のお殿様、お姫様になった気分が味わえちゃいますね。
写真:泉 よしか
地図を見る客室は和室が中心ですが、和モダンのベッドルームもあります。いずれのお部屋も居心地の良さを重視した設え。
例えば7階最上階の菊祥はとにかく眺望が自慢。広い窓からの絶景に目を奪われること間違い無し。
また温泉にこだわる方にオススメしたいのは9室からなる祥山のお部屋。源泉掛け流しの展望風呂が付いて、温泉三昧の時間が過ごせます。
中でも一室だけある祥山特別室は、風情ある展望岩風呂がとても魅力的!特別な休日を過ごすのにぴったりです。
さらに2018年8月にはみどりの棟に新たに6室がオープン。その中で2室は露天風呂付き、1室は陶板浴付きとゴージャス。
こだわりのお部屋からお手頃なお部屋まで、予算や目的に合わせていろいろなタイプのお部屋が選べることも、みどりの宿 萬松閣の魅力の一つ。
写真:泉 よしか
地図を見る「緑の宿 萬松閣」の食事処は「ダイニング蒼翠(そうすい)」と「ダイニング宴の刻(えんのこく)」の2ヵ所。
特に2018年4月にできたばかりの「ダイニング宴の刻」は、和の趣を感じさせながらも近未来的なデザインがなんとも幻想的。半個室タイプなので、他のお客さんに気兼ねすることなく家族や友達とくつろぐことができちゃいます。BGMのモダンジャズが醸し出す雰囲気はとってもお洒落。
お料理もひとつひとつが工芸品のように美しく、思わずSNSに投稿して他の人に見せたくなっちゃうほど。
もちろん味も一級品。料理長は漁港のある橋立の出身で、新鮮な魚介類を見抜く目も確かです。ノドグロ、アワビなど、北陸らしい食材を厳選して調理、雅な盛り付けでお客さんを楽しませてくれます。
写真:泉 よしか
地図を見る魚だけでなく、色とりどりの加賀野菜や能登牛、能登豚など地元石川県のブランド食材もぜひじっくり味わってください。
写真:泉 よしか
地図を見る「みどりの宿 萬松閣」の温泉は山代1号源泉。温泉地の中心にある総湯と同じ源泉です。
温泉そのものを楽しんでほしいという思いから、宿ではサウナやジャグジーなどは作らず、男湯女湯ともに大浴場の大きな浴槽と露天風呂だけ。まことにシンプル。また源泉は加水や加温をしないこともモットーとしています。
写真:泉 よしか
地図を見る源泉温度は高めなのですが、入浴に適した温度にするために湯量を絞ったり、窓を開け閉めしたりと、できるだけ温泉は自然のままに浴槽へ。
湯口からは飲泉もできるようになっています。飲むときはゆっくりと少しずつ、試してみてください。淡い塩味で飲みやすい味ですよ。
写真:泉 よしか
地図を見る写真:泉 よしか
地図を見る家族やカップルで気兼ねなく温泉に入りたいと思ったら、貸切風呂がオススメです。「いろはの湯」(写真)と「ヤタガラスの湯」、どちらも洒落た和モダンのデザイン。浴室のサイズにも余裕があり、贅沢な時間が過ごせます。
写真:泉 よしか
地図を見るもうひとつオススメしたいのは陶板浴。抗酸化作用で血液がサラサラになると評判の陶板浴が「みどりの宿 萬松閣」で体験できるのです。
こちらの陶板は温泉の熱で温めたもの。湿度が低いので岩盤浴より楽ちんで、じわじわと30分ぐらいかけて体を中から温めるのでリラックス効果も。
ぜひ温泉入浴とセットで疲れた体をリセットしてくださいね。
加賀平野を一望の「みどりの宿 萬松閣」。食、露天風呂、そして陶板浴まで楽しめる温泉旅館です。
夏休み期間限定で宿泊者無料の屋外プールもオープンするので、家族連れでお出かけするにもぴったりですよ。
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
泉 よしか
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