写真:東郷 カオル
地図を見る江田島へ行くには呉港からフェリーに乗る必要があります。ですので、まずはフェリーに乗るまでに立ち寄りたい呉市内のスポットをご紹介します。
それは「呉地方総監部」です。呉駅から徒歩で15分ほどの場所にあり、毎週日曜日のみ一般公開されています。
写真は旧呉鎮守府庁舎。赤レンガが印象的な洒落た建物です。使われている赤レンガはイギリスから取り寄せたもので、当時大変高価なものだったとか。ただし、近年の調査で、このレンガは日本製では…といった疑惑も出てきたそうですが、この建物のデザイン性と機能性を否定するものではありません。
よく見ると1階と2階の窓のデザインが違っていたり、半地下になっていて地上部分に外の光を取り込む窓があったりと、凝った造りとなっています。屋根のドームは大戦時に破壊され、復元されたのは平成になってから。長い間、この建物はドームのない姿をしていました。
建物正面に立派な玄関がありますが、実は海側にあるほうが本来の正面玄関。裏の玄関を出て急な階段を下りればもうそこは海なのです。
建物の正面の立派な松の木は、連合軍に占領された際に、窓から外を見た時に邪魔だという理由で、一番上の部分が切られてしまったらしいです。そういえばちょっと不自然な姿にも見えますね。
写真:東郷 カオル
地図を見る時間があれば海上自衛隊呉基地係船掘で日曜日に行われる艦艇一般公開にもお出かけください。艦艇に実際に乗せていただけて、内部の見学ができます。見学できる艦艇は、訓練等の関係でどの艦艇になるのかはわかりません。
写真は「うみぎり」他2艦の護衛艦が停泊しているところ。近くに潜水艦が停泊していることもあり、間近で潜水艦を見ることのできる貴重な場所でもあります。
今回見学させていただいた「うみぎり」は、コンピューターを使用して航空機、水上艦及び潜水艦等の脅威に、迅速に対処できる高性能の「あさぎり」型護衛艦の第8番艦として平成3年に就役した護衛艦です。
最近では被災地で護衛艦が支援活動を行っているのを、ニュースなどでよく目にしますね。
海上自衛隊はその活動の理解を得るために、このように定期的に艦艇を公開していますので、是非利用してみましょう!
写真:東郷 カオル
地図を見るいよいよ江田島です。呉港からフェリーで20分、高速船だと10分程度。意外と近いので、船が苦手な人もなんとか耐えられる時間ではないでしょうか。
江田島の第1術科学校には様々な歴史的建築物や教育施設があり、毎日数回、見学ツアーが開催されています。
年間7万人もの見学者が訪れるというのですから驚きですね!
19名以下ですと予約なしで当日受付で見学が可能ですので、是非ご参加ください。大講堂、幹部候補生学校庁舎(海軍兵学校生徒館)、教育参考館などを案内してもらえます。
写真は幹部候補生学校庁舎の長い長い廊下。絵になりますね。有名なところでは、「坂の上の雲」の撮影で、本木雅弘さん(モッくん)が走るシーンで使われています。
写真:東郷 カオル
地図を見る敷地の奥のほう、海のすぐそばに、陸奥の4番主砲として搭載されていた40cm砲が保存されています。
陸奥とは、かつて日本海軍に所属していた戦艦です。
この他にも「長門」型40センチ主砲弾も展示されており、艦これファンにとっては「聖地」と言えるのでは。
艦これの人気イベント「砲雷撃戦!よーい!」が、決してアクセスが良いとは言えないこの地で開催されるのも頷けます。
呉には、歴史・造船・科学技術が学べる「大和ミュージアム」、海上自衛隊の資料館である入場無料の「てつのくじら館」などがありますので、時間があれば是非立ち寄っていただきたい施設です。
江田島は意外と呉から近いですので、呉まで行くのなら是非江田島にも足を運ぶことをおすすめいたします!
フェリーで江田島に向かう途中で潜水艦を見かけることもありますよ!
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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