写真:SHIZUKO
地図を見る昭和村では、4月のほうれん草・小松菜に始まり、5月になれば特産のレタスなどの葉物野菜、6月には夏野菜のトマト・きゅうりなどが収穫されます。
夏の声を聞けば子どもたちにも大人気のトウモロコシにスイカ。涼しくなれば人参や、生産量日本一を誇るコンニャクの収穫が始まります。
11月後半には山ウド、アスパラガス、年が明け2月ごろにはフキノトウ、3月にはフキと、とにかく一年中、美味しい野菜が収穫されています。
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地図を見るやさい王国を名乗る昭和村ですが、実は、くだもの狩りの名所でもあるのです。1月〜5月はイチゴ狩り。イチゴが終われば7月まではさくらんぼ狩り。6月〜8月はブルーベリー狩りも楽しめます。9月になればリンゴ狩りが年末まで出来ます。昭和村に行けば、一年中いつでも、くだもの狩りが出来るってうれしいですね。
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地図を見る昭和村が野菜や果物栽培に適しているのは「河岸段丘」という地形によるもの。河岸段丘=かがんだんきゅう、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。大きな川が山肌を下り、流れが緩やかになった後に、地殻変動が起こり、平らな川底が持ち上げられ、その中央部をまた川が流れと、繰り返し、広い階段状の地形が形成されます。
利根川とその支流・片品川によって形成された利根沼田エリアは、地理の教科書にも紹介される日本を代表する河岸段丘地形なのです。2016年に「ブラタモリ」でも取り上げられました。
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地図を見る昭和村には「大きな観光資源はないけど、山の行き帰りや、温泉旅行の途中なんかにちょっと立ち寄って、楽しんでもらえる場所でありたい」とは昭和村の方々の願い。そんな昭和村の観光の中心を担っているのが「道の駅 あぐりーむ昭和」。関越自動車道・昭和インターのすぐそばにあり、ご自慢の農産物直売所の「旬菜館」と食堂や観光案内所のある「あぐりーむ館」、周りに広がる「あぐりーむ農場」、そして天然温泉の「足湯」を擁する、広大な道の駅。
あぐりーむの顔は、なんといっても新鮮農産物の直売所「旬菜館」。一歩足を踏み入れると、緑色の空気が漂っています。最盛期には、村内各所から集まった新鮮野菜が所狭しとひしめき合っています。昼夜の寒暖差によって育てられた野菜のおいしさをぜひ味わってください。なんと、140種類もの農産物が、季節に応じて登場します。こんな多種類の野菜に出逢える場所は、めったにないでしょう。ホームページ内にある出荷時期カレンダーをチェック! 食べたことのないものや、旬の時期にだけしか手に入らない貴重のものをゲットできるかもしれません。
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地図を見るあぐりーむ昭和では、体験プログラムも充実しています。
隣接するあぐりーむ農場で「旬野菜の収穫体験」が出来ます。6月から9月なら、昼夜の寒暖差が美味しく育てたパリパリレタスの収穫体験はいかがでしょう。単に畑で収穫するだけではなく、収穫の仕方や栽培方法、昭和村から眺める景色、山々などの昭和村の魅力や歴史などを生まれも育ちも昭和村のスタッフが説明してくれます。また、トウモロコシ収穫も大人気。収穫の仕方を教えてもらって、エイ!ともぎ取ると、爽やかな香りがふっと。このトウモロコシ、収穫したてなら、生で食べられるのです。スタッフの方にその場でカットしてもらい、パクリ! きっと、そのみずみずしい甘さに驚くことでしょう。
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地図を見るお勧めの体験プログラム「歩Looking(あるっきんぐ)」は、野菜畑のあぜ道をゆったりとウォーキング。美しい山並みをバックに広がる畑の美しい畝のライン。食べる部分は知っていても、植物としての全体を知らない野菜の姿を眺めながら、ゆったりと歩きます。標高550メートルの赤城高原にある昭和村の風は爽やか。2時間コースと1時間コースの2コースありますので、ご自身の体力・その日の予定によってお選びください。
もっと遠いところまで行ってみたいという方には、レンタサイクルがあります。サイクリングルートは最長往復54キロのストロングコースから、5キロのファミリーコースまで5コース。お勧めは、他では体験できない河岸段丘沿いに20キロ走る「河岸段丘コース」。そして見どころ満載の「サイクリングビューポイントコース」22キロ。赤城山に向かって緩やかな傾斜が続く昭和村を全身で体感して下さい。
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地図を見る群馬県はこんにゃく芋の生産量日本一。日本のこんにゃく芋の9割が群馬県産。そのうちの3割が昭和村で収穫されています。旬菜館では数多くのこんにゃくが販売されていますから、いろいろ買って、食べ比べることもできます。
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地図を見るこんにゃく芋は3年かけて育て上げられます。春に種イモとなる芋の部分を植えて、秋に収穫というサイクルを3回。あぐりーむ農場では、1年目・2年目・3年目のそれぞれのこんにゃく芋を見ることが出来ます。3年目でも50センチもない背丈なのですが、上部に葉が茂っているその姿は、まるでヤシの林のよう。
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地図を見るこれは、ぜひご自身の目で見ていただきたい風景です。
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地図を見るすき焼きは冬の御馳走ですが、群馬県では「夏にいただくすき焼き=夏すき」と名付けられた夏野菜たっぷりのすき焼きを新しい群馬名物として推奨しています。
あぐりーむ昭和でも、さくら工房・農家レストランで食べることが出来ます。
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地図を見る自慢はすべての食材が群馬県産。すき焼きの自給率100パーセント! 牛肉はもとより、シャキシャキのレタス・パプリカ・なす・かぼちゃは村内産。通常は、溶き卵につけて食べるすき焼きですが、夏すきは、大和芋をすりおろし、そこに卵を入れてもよし、そのままお肉や野菜をつけてもよし。
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地図を見るみょうが、大葉などの爽やかな夏野菜が薬味として添えられているので、味の変化を楽しみながら、最後まで美味しくいただけます。
このレシピを提案したのが「ひめラボ」。「県では、女性ならではの発想を活かしていくため、生産から流通、消費といった各分野で県農業に積極的に携わる多彩な顔ぶれの女性に参画いただき、県産農畜産物のブランド化を考える女子会「ひめラボ」を結成しました」(ひめラボホームページより)。食を中心に、群馬を盛り上げていこうという県の本気度が感じられます。
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地図を見る収穫体験をして、あるっきんぐで疲れたら、天然温泉の足湯へ。屋内型の珍しい足湯。
すべすべの木の床が気持ちいい。浴槽は3か所。雨が降っても平気。寝転んで足だけつけて、しっかり休憩。10分も足をつけていれば、疲れがスーッと抜けていくから不思議です。
子どもの日の前後には菖蒲を浮かべた菖蒲の足湯、母の日にはバラの足湯などが実施されますから、ぜひ、行ってみて下さい。
住所:群馬県利根郡昭和村森下2406-2
電話:0278-25-4831
農産物直売所旬菜館直通電話:0278-50-3003
アクセス:
(車)関越道・昭和ICからすぐ
(上越線)沼田駅よりタクシーで約15分
(上越新幹線)上毛高原駅よりタクシーで約25分
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:群馬県、群馬県観光物産国際協会
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(2024/3/19更新)
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