写真:Sige panda
地図を見る大河ドラマは史実をもとにしたドラマ、フィクションです。登場人物も多く、複雑なドラマ。その歴史や背景を知っていれば、もっとドラマを楽しめるのではないでしょうか。特別展「西郷どん」は西郷に関わった人物、事件など様々な資料をもとに、その人物像に迫る展示です。
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地図を見る西郷を育てた幕末の名君 島津斉彬の鎧兜や、その養女だった篤姫の絢爛豪華な道具類も展示。本物の存在感をぜひ。
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地図を見る迫力の大鎧は伝島津忠義所用 紫糸威腹巻(江戸時代、高槻市教育委員会蔵)。島津家の守り神 狐を掲げています。尻尾の先の水晶は狐火を表しているのだとか。歴史好きにもうれしい展示です。
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地図を見る木戸孝允・大久保利通と並んで「維新の三傑」と呼ばれる西郷隆盛。一体どんな人物だったのでしょうか。西郷は生涯3人の妻を娶りました。英雄としての西郷しか知らない人にとっては意外な事実ですね。2人目の妻・愛加那(あいかな)に宛てた手紙(画像下)は本展が初公開です。
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地図を見る手紙の冒頭には、追伸が書かれています。内容はアメリカに留学中の愛加那との間に生まれた息子 菊次郎から写真が届いたことを喜んでいる…というもの。
自身は写真嫌いの西郷どん、息子からの写真はうれしかったんですね。家族を大事にする一面が伺えます。
写真:Sige panda
地図を見る激動の時代を生きた西郷。その戦いに関する展示もたくさんあります。西郷が着用した軍服の複製。約180cmも背があったという大柄な西郷。展示ケースギリギリの高さで、博物館の方も焦ったのだとか。
写真:Sige panda
地図を見るこちらは空中で弾丸同士がぶつかり合い溶けて合体した、西南戦争のかちあい弾。激戦地だった田原坂では1日に30数万発もの弾丸が使用され、現在でも弾丸が出土することがあるのだそう。
激しい戦闘の遺物を見ながら、西郷が生きた激動の時代に思いを馳せて見てはいかがでしょうか。
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地図を見る西郷は写真嫌いで、肖像写真が1枚も残っていません。ただ、様々な肖像画や銅像などで私たちは西郷どんの姿を身近に思い浮かべることができます。弟の従道をモデルにしたものから、実際に西郷に会ったことのある者が記憶を辿りながら描いたものまで。様々な肖像画が展示されています。
写真:Sige panda
地図を見る西郷の隣家に住み、幼少の頃、可愛がられたという肥後直熊の描いた肖像画(画像左端)は微笑んでいるように見えて、なんだかやさしい印象。それぞれの作者と絵のエピソードを見ながら辿ると面白いですよ。
京都・清水寺参道に西郷像を建設する話もあったそうですが、発起人の急死によって計画が頓挫したのだとか。この幻の西郷像の資料も展示されています。
写真:Sige panda
地図を見る上野の銅像では愛犬ツンをお供にしている西郷どん。大の犬好きだったということを物語る遺物も。西郷隆盛所用 刀装具(縁頭、目貫)は西郷が「雪」という猟犬を預かる代わりに飼い主に贈ったもの。
こちら、ただの刀装具ではありません。陸軍大将を拝命した際に、明治天皇が下賜したとされるものなんです。犬の代わりに天皇からいただいた貴重な品を渡す…スーパー犬好きエピソードですね。
写真:Sige panda
地図を見る金曜日は20時まで開館(入場は19時30まで)。日曜日放送の大河ドラマ、土曜には再放送もあります。放送前の予習・復習に金曜夜の歴史タイム、ファンとしては中々熱いですよね。
周りの人々に愛され、家族を愛しながら、激動の時代に呑まれていったドラマティックなその人生。たくさんの資料とともに、西郷どんの生きた時代に浸ってみませんか。
会期:2018年7月28日(土)〜9月17日(祝)
※期間中、展示替えあり
会場:大阪歴史博物館 6階特別展示室
住所:大阪市中央区大手前4丁目1-32
開館時間:9:30〜17:00
※毎週金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅 2号・9号出口
大阪シティバス「馬場町」バス停前
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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