写真:木内 つばめ
地図を見るはじめにハワイについてざっくりとご紹介します。
【国・州】
アメリカ50州目がハワイ州。実際には8つの島とその他小島がハワイ州となります。
【おもな島々】
・オアフ島
私たちが言うハワイとはオアフ島を指します。州都のホノルル市があり、大きさは東京都の7割ぐらい。ホテル、レストラン、ショップが多くあり、州の中で一番の賑わいを見せる島。ワイキキビーチやダイヤモンド・ヘッドが有名。
・ハワイ島
別名「ビッグ・アイランド」と呼ばれる州で一番大きな島。東京都の約5倍の大きさで、現在も火山活動中のキラウエア火山や標高4205mのマウナ・ケアなどスケールの大きい自然を有する島。
・マウイ島
かつての首都であったラハイナは歴史保護地区。ホエール・ウォッチングやシュノーケリングなどもでき、自然と街並みの両方を楽しめる島。
・カウアイ島
ガーデン・アイランドと呼ばれるほど緑豊かな島。と言いつつも赤土の地層が美しいワイメア渓谷も絶景。ジュラシック・パークのロケ地としても有名です。
【人口】
約140万人。7割がオアフ島在住。オアフは大都会ですね!
【時差】
日本時間-19時間。到着日の時差ボケのキツイさがハワイに来たと実感します。
【歴史】
約1,500年前、マルケサス諸島のポリネシア人がなんと星の明かりだけを頼りにカヌーで3,200km以上を航海してハワイ諸島に到着。その500年後には多くのタヒチアンが移住し、今も残るサーフィンやフラなどが生まれました。1778年に英国のキャプテン・クックが上陸するも彼は1年後殺害。土地分割の争いが続く中、1810年にカメハメハがハワイ諸島全域を統一し、ハワイ王国が誕生しました。やがてアメリカ本土から来たプロテスタントの布教活動が広がり、白人が権力を握ることに。クーデターにより8代に渡り100年続いたハワイ王朝はとうとう滅び、ハワイは米国に属することになります。20世紀になると砂糖やパイナップル農園が発展し、日本人などの移民が押し寄せることに。またホテル建設が始まり観光地化する一方、軍事基地としてもハワイは機能するようになります。1941年、日本はパール・ハーバーを奇襲攻撃。4年後に日本が無条件降伏し、第二次世界大戦が終戦。1959年ハワイは米国50番目の州となりました。
【文化】
・フラ
文字を持たない古代ハワイの人々の表現方法が起源。ポーズの1つ1つに意味があり、ハワイアンミュージックに合わせて踊る美しい動きはとても甘美。
・レイ
お守りや魔除けだったレイは、現在誕生日などのお祝いにも贈られるものに。生花の他にもリボン・貝・木の実でできたものもあります。
・サーフィン
ポリネシア人が漁の後、板で波に乗って帰って来たのが起源とも。オリンピック4大会出場でメダルを獲得したハワイ人の英雄・デューク・カハナモクは有名ですね。
写真:木内 つばめ
地図を見る続いてハワイ旅行に便利で実用的な知識をご紹介します。
【公用語】
英語とハワイ語が公用語ですが、日本語が通じる場所も非常に多いです。
【通貨】
アメリカドル
(1USD=約111円 2018年8月現在)
【電圧】
電圧は100-120V、周波数は60Hz。日本の製品を長時間使用する場合は変圧器の利用を。プラグは日本と同じA型。
【ビザ】
90日以内の観光目的ならビザ不要ですが、ESTA渡航認証が必要。申請はWEBでできます。
【気候・服装】
4〜9月は気温が高めの乾季で海やプールに入るには適した時期。また10月〜3月の雨季はスコールが多くなり、乾季より5℃前後気温が低くなるので少し肌寒くなることも。長袖を用意した方が安心ですが、買い物天国のハワイで調達するのも旅の醍醐味。
【交通】
・トロリー
観光スポットを押さえているトロリーは初心者でも使いやすい交通。4路線のワイキキトロリーのほか、ツアー参加者が乗車できる各旅行会社主催のトロリーも。オリジナリティ溢れる路線でこちらも便利。
・ザ・バス
オアフ島内の全域をカバーするザ・バス。往復以上乗るなら1デーパス(乗車時購入)がお得。
・レンタカー
オアフ島以外での移動、遠出、スーパーなどで大量に買い物をするならレンタカーが便利。日本の免許証でも運転できますが、未だ警官が認識できずにトラブルということも。国際運転免許証を取得しておいたほうが安心です。また予約でいっぱいということもあるので、プランが決まったら早めに車の確保を。
写真:木内 つばめ
地図を見るさて旅行の主軸となる観光スポット。1度の旅行では回りきれないほど名スポットがたくさんです。
<おもな観光スポット>
・イオラニ宮殿
カラカウア大王の命により建設され、住居として使用された後は政府の公邸に。「アロハ・オエ」を作詞作曲したリリウオカラニ女王が幽閉されていた場所としても有名。幽閉中に制作されたクレイジーキルトは見ていると胸が熱くなります。
・カメハメハ大王像
1度は写真におさめたいハワイのシンボル。黄金の衣装姿はもちろん、毎年6月のセレブレーション前になると長さ4m以上のレイが何本も掛けられ、さらにゴージャスな姿へ。その時期と旅程と重なったら必見!
・ビショップ・ミュージアム
ハワイの文化や歴史をきちんと知りたいならこちら。貴重な展示の見学はもちろん、レイメイキングなどの体験もできます。
写真:木内 つばめ
地図を見る神秘性も秘めたハワイの海や山でのアクティビティは心身のリフレッシュに最適。ぜひ1つは体験したいですね。
<おもなアクティビティ>
・ダイヤモンド・ヘッド登頂
約30年前の噴火で生まれた死火山のダイヤモンド・ヘッドは片道40分程度で登頂できます。登りきったご褒美には青い海岸線が走る美しい絶景が。
・ハナウマ湾シュノーケル
オアフ島でシュノーケルといえばハナウマ湾。サンゴ礁が広がる遠浅の海には色鮮やかな魚たちが。自然保護区なので、疲れたからといってサンゴの上で休んじゃだめですよ〜!
・サーフィン
ワイキキビーチの雰囲気にのまれてついチャレンジしたくなるサーフィン。板の面積が広いロングボードなら初心者でも乗りやすいです。ハマってしまったらもうハワイのリピーター確定?!
写真:木内 つばめ
地図を見るハワイのグルメはユニークなものがたくさん!海外で恋しくなるごはんメニューが豊富なところも、ハワイのローカルフードが愛される理由ですね。
・ロコモコ
ハンバーグ、目玉焼き、ごはん、グレービーソースの4つで構成される丼もの。お店によってソースに違いがあるので食べ比べも楽しい、泳いだ後にはぴったりのボリューム。
・ポキ丼
生のマグロやサーモンをごはんにのせたハワイ版海鮮丼。醤油味だけではなくスパイシーな味付けなどもあるところがハワイならでは。
・ガーリックシュリンプ
プリプリのエビをガーリックとバターで炒めたもの。プレートランチの容器にごはんと一緒に入ったカジュアルなものだけど、エビの大きさと量からするととっても贅沢な一皿。
・サイミン
日系移民から伝わったといわれているハワイ版ラーメン。干しエビベースのスープが体に沁みる〜!
写真:木内 つばめ
地図を見る買い物スポットが目白押しのハワイ。爽快な空と海のせいで開放的になってついつい買いものに火がついちゃう人も多いのでは?! 夏・冬の年2回のセールにぶつかればさらに充実した買い物のチャンスが。
<おもなショッピングセンター>
・T ギャラリア ハワイ by DFS
ワイキキ中心にある免税店。お土産用のお菓子、ブランド品が大集結。
・アラモアナセンター
ハワイ最大のショッピングセンター。高級ブランドから日用品までなんでも揃い、飲食店も豊富。雨の日は1日過ごせるくらいの規模。
・インターナショナルマーケットプレイス
2016年にリニューアルし、スタイリッシュに一新したモール。ショップはもちろん、中庭やツリーハウスなどがあり、買い物ついでに憩えるところが嬉しい。
・ワイケレ・プレミアム・アウトレット
さらに安く!を狙うならこちらへ。特に子供服は潤沢でかなり嬉しい価格。
日差しの強いハワイでは欠かせない日焼け止め。今話題になっているのがこの日焼け止めに関する新法案です。サンゴ礁に有害な物質を含む日焼け止めの販売が2021年から禁止されることになりました。ハワイの美しい海を守るための大胆なルールですが、ハワイの人々がどれだけハワイを愛しているかが伝わってきますね。
またお酒に関して、ハワイ州では21歳から飲酒が可能ですが、日本人は結構若く見えるようで、「21歳以下のワケないじゃない!」というような年齢でも身分証の提示が求められるケースがよくあります。若く見られるのは嬉しいけれど、身分証を取りに宿泊先へ戻るのはやっぱり面倒。お酒を購入する場合、またオーダーする場合は念のためにパスポートを持参しましょう。
最後にハワイでたくさん目にする、そして耳にする「ALOHA」についてご紹介。ALOHAには「こんにちは」「愛してます」「さようなら」などなどたくさんの意味がありますが一文字ずつにも意味が込められております。
A…Akahai 思いやり
L…Lokahi 調和
O…Olu’olu 喜び
H…Ha’aha’a 謙虚
A…Ahonui 忍耐
深いですね。そしてなんとも美しいですね。
ハワイでぜひ、たくさんのALOHAを感じられる旅を!
※2018年8月現在の情報です。
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(2025/2/9更新)
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