緑のベールに包まれた知られざる北海道の秘境!「苔の回廊」

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緑のベールに包まれた知られざる北海道の秘境!「苔の回廊」

緑のベールに包まれた知られざる北海道の秘境!「苔の回廊」

更新日:2018/08/08 13:22

かわい まゆみのプロフィール写真 かわい まゆみ 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター

北海道・支笏湖を訪れたことがある方なら、千歳市の苔の名所「苔の洞門」はご存知かもしれません。しかし、平成13年の崖崩れと26年の大雨の影響で現在も閉鎖されたままです。そこで登場したのが“第二の苔の洞門”として知られるようになった「苔の回廊」。樽前山や風不死岳をトレッキングする登山者の間ではひそかなブームになっています。

苔好きの方は必見!ぜひ支笏湖訪問の際に訪れてみてはいかがでしょうか。

約300年前の樽前山噴火から生まれた苔の芸術たち

約300年前の樽前山噴火から生まれた苔の芸術たち

提供元:pakku via Wikimedia

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支笏湖(しこつこ)南部、標高1,041mの樽前山(たるまえざん)は、山頂付近に北海道の天然記念物「樽前ドーム(溶岩ドーム)」を有する世界でも珍しい三重式活火山です。今から約300年前に発生した樽前山噴火による溶岩流が支笏湖周辺で固まり、長い年月をかけて風雨や沢の水に浸食されて生まれたのが「苔の洞門」と「苔の回廊」なのです。

約300年前の樽前山噴火から生まれた苔の芸術たち

提供元:nimame via flickr

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支笏湖の観光名所の一つ「苔の洞門」は、約80種以上の鮮やかな緑の苔に覆われた回廊状の渓谷で人気を集めていましたが、平成13年の崖崩れならびに平成26年の大雨で展望台が被害を受け、さらなる落盤の危険性から現在は閉鎖されています(ただし、平成30年から一部モニターツアーが試験的に再開されています)。

その「苔の洞門」に代わる“第二の苔の洞門”として発見されたのが「苔の回廊」です。樽前山から風不死岳(ふっぷしだけ)への登山ルートに組み込みやすいことから登山者の間ではひそかなブームになっています。

目指すは楓沢!回廊までは徒歩20分

目指すは楓沢!回廊までは徒歩20分

写真:かわい まゆみ

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苔の回廊は苔の洞門から東へわずか6q離れた場所に位置します。苔の回廊への入口は国道276号線にかかる紋別橋の下、楓沢(かえでさわ)からスタートします。この「楓沢」のプレートを目印にしてください。とても小さな橋で非常に入口が分かりづらいため見逃さないようにしましょう。

目指すは楓沢!回廊までは徒歩20分

写真:かわい まゆみ

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苔の回廊までは片道20分程度です。「沢」といっても水はなく、平坦な砂利道がしばらく続きます。支笏湖を背にしてまっすぐ進んでください。途中、画像のように大きな倒木が道をふさいでいます。潜ったり跨いだりが頻繁にあるため、動きやすい服装と履き慣れた靴で訪れてください。またこの周辺はヒグマ出没地域にも当たるため熊鈴持参をおすすめします。

いよいよ緑のベールに包まれた天然回廊!「苔の回廊」

いよいよ緑のベールに包まれた天然回廊!「苔の回廊」

写真:かわい まゆみ

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20分ぐらい歩き進めると岩にはびこる緑の苔が次第に濃くなり、いよいよ第一の回廊が見えてきます!入口付近はまだ道幅が広く歩きやすくなっています。

いよいよ緑のベールに包まれた天然回廊!「苔の回廊」

写真:かわい まゆみ

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歩を進めると次第に道幅も狭くなり、より激しい倒木が増えてきます。完全に道がふさがれてよじ登らなければならないこともあるためご注意を。また圧倒的な緑の絨毯に見とれて転ばないよう足元には十分お気をつけください。

いよいよ緑のベールに包まれた天然回廊!「苔の回廊」

写真:かわい まゆみ

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ここが第一の回廊のハイライト。まさしく緑のベールに包まれた回廊で息を呑む絶景に心奪われます!

さまざまな気候条件が重なって生まれた奇跡の苔の回廊、ジブリにも出てきそうな苔モフワールド、ぜひ森林セラピーならぬ苔セラピーで癒されてください。

続く第二の回廊へはご注意を

続く第二の回廊へはご注意を

写真:かわい まゆみ

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ここが第一の回廊の終着点。岩に生える樹木が目印。崖崩れで道は完全にふさがれています。しかし、実はこの左手に第二の回廊へと続くルートがあります。ピンクのテープが目印です。

続く第二の回廊へはご注意を

写真:かわい まゆみ

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崖に架かったロープを伝い、この崖を登り切った先に第二の回廊が続いています。しかしこの崖はあまりにも勾配がきつく滑りやすいため登山経験者あるいは体力に自信のある方にしかおすすめできません。あくまでも自己責任で。

第二の回廊はやがて風不死岳の登山ルートに合流します。樽前山と風不死岳は日帰り登山が可能なため、登山好きの方には人気のコースになっています。

お帰りの際は、ぜひ支笏湖と温泉を楽しんで

お帰りの際は、ぜひ支笏湖と温泉を楽しんで

写真:かわい まゆみ

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せっかく支笏湖を訪れたなら、ぜひ支笏湖畔までお越しください。北に恵庭岳(えにわだけ)、南に樽前山、風不死岳の支笏三山に囲まれたカルデラ湖は日本屈指の透明度を誇ります。遊覧船で楽しめるほか、支笏湖名物のヒメマス料理も湖畔の商店街で味わえます。

お帰りの際は、ぜひ支笏湖と温泉を楽しんで

写真:かわい まゆみ

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支笏湖の自然や野生動物を知りたいなら支笏湖ビジターセンターへどうぞ!開放的な館内は、まず大迫力の熊の剥製がお出迎え、そして支笏湖を取り巻く生き物の生態や湖中の世界、支笏三山の活火山の歴史などが視覚的に分かりやすく学べます。

お帰りの際は、ぜひ支笏湖と温泉を楽しんで

提供元:663highland via Wikimedia

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lake_Shiko…地図を見る

支笏湖といえば、忘れてならない支笏湖温泉!是非ひと汗掻いからだを洗い流し、温泉でゆったり癒されてください。

いかがでしたでしょうか。苔好きにはたまらない緑のベールの「苔の回廊」。観光地化がされていないのでツアーバスなどは入れませんが、ネイチャーウォークなどのガイドツアーは一部開催されているようです。ぜひ支笏湖を訪問の際は少し足を延ばして訪れてみてください。

苔の回廊の基本情報

住所:北海道千歳市モラップ(支笏湖周辺)
電話:0123-25-2404(支笏湖ビジターセンター直通)
アクセス:
札幌からは支笏湖方面に南へ約36km、車で所要約1時間20分
新千歳空港からは西へ約32km、車で所要約40分
※楓沢入口周辺に駐車場はないため、支笏湖モラップキャンプ場前のライダーハウスの駐車場に駐車し楓沢入口まで約20分歩くか、風不死岳登山口前の駐車場に駐車し約20分歩く必要あり

2018年8月現在の情報です。最新の情報は関連サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/13 訪問

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