台湾旅行のベストシーズンはいつ?服装や気候も詳しく解説!

台湾旅行のベストシーズンはいつ?服装や気候も詳しく解説!

更新日:2018/08/07 10:13

鶴長 あきのプロフィール写真 鶴長 あき 台湾在住ライター
美味しいお料理に、見所のある観光地。日本人に大人気の観光地「台湾」。なんとなく暑い国というイメージがあるけど、どれくらい暑いの?旅行に行くならいつがおすすめ?台風は多いの?服装はどんな格好していけばいいの?今回はそんな疑問にお答えして、台湾の気候をもとに旅行のベストシーズンを詳しく解説していきます!

台湾の気候について基本情報

台湾の気候について基本情報

写真:鶴長 あき

台湾は緯度的には日本の那覇よりも更に南にあり、台湾のほぼ中央を北回帰線が通っています。この北回帰線より北は亜熱帯、南は熱帯の気候に分類されます。四季がありますが、夏の期間が長く、冬は短めです。

【春(3-5月)】
日本ではうららかな陽気の季節ですが、台湾では25度を超える日も多くなってくる、昼間は暑いと感じ始める季節。また、雨が多くなります。

【夏(6-8月)】
5月と9月も夏に入れてもいいかなと思う、暑さが厳しい時期が長く続きます。平均気温はほぼ30度。35度を超す日も多く、日差しも強いです。突然の夕立の他、台風も来る季節であり、大雨にあたる確率は他の季節より高いです。

【秋(9-11月)】
特に10・11月は暑さも少し和らいで(それでも23度くらいですが)、雨の日も少なくなります。前半は台風も来ますが、11月頃には落ち着きます。

【冬(12月-2月)】
突発的に10度以下になる日もありますが、基本は15度くらいと過ごしやすい季節。雨の日が少なく、日差しも強くないので外で活動しやすいのが実は冬です。

台湾の気候について基本情報

写真:鶴長 あき

北部を代表する都市「台北」と南部の「高雄」を比べると、夏にはそこまで差はないのですが、台北の冬の平均気温は約16度であるのに対して、高雄は約20度と、台湾南部は気温が高い日が一年中続く違いがあります。

その他、「陽明山」や「阿里山」、「日月潭」などの標高が少し高い地域にある観光地は当然都市よりも気温は低くなり、富士山よりも標高が高い「玉山」などの台湾中央にある山地では、冬には山頂部分に雪も積もります。台湾人もわずかな雪を求めてバイクで(!)山をのぼったりしています。笑

ずばり!台湾のベストシーズンはいつ?

ずばり!台湾のベストシーズンはいつ?

提供元:pixabay

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おすすめする台湾のベストシーズンは、ずばり「秋」です!観光目的で台湾を訪れる場合、なるべく避けたいのが雨ではないでしょうか。靴や服、荷物などが濡れると旅先でとても困りますよね。台湾北部では特に春・夏は雨の日が多いのですが、秋・冬は雨の日がぐっと少なくなり、快適です。台風が治まる10・11月がベスト!

冬もいいのですが突然冷える時もあり、旧正月期間にはお店が多く閉まってしまうので、秋をベストシーズンに選びました!

ずばり!台湾のベストシーズンはいつ?

写真:鶴長 あき

とはいえ、台湾旅行の人気が高いのが「夏」!その大きな理由は「マンゴー」ですね。日本では高くてなかなか食べられないマンゴーも、台湾ではとても安い値段で手に入ることができます。台湾には実は10種類以上マンゴーの品種がありますが、そのほとんどの旬が6-8月の夏に集中!マンゴー目的ならベストシーズンは「夏」になります。

ずばり!台湾のベストシーズンはいつ?

写真:鶴長 あき

その他、台湾の有名な観光地のベストシーズンをご紹介します。

【九フン】
夏以外に冬も長雨が続き、とにかく雨が多い場所。雨が降ると細い道や階段の歩行に難儀するので、4・9・10月頃がベストシーズンです。

【日月潭】
美しい湖「日月潭」は一年中楽しめ、10月に湖畔で花火大会などもあります。

【高美湿地】
夕日が有名な「高美湿地」は冬だと強風の日が多いので避けた方が吉。春や秋がベストです。

【高雄】
南部の大都市「高雄」は一年中楽しめますが、7-10月頃の台風には気を付けて。南部はよく台風の通り道になります。

【ケンティン】
台湾のビーチリゾート「ケンティン」はマリンスポーツ目的ならやはり夏!高雄と同じで台風も多い時期ですが、台風の日以外は天候に恵まれることが多いです。また毎年10月にはサーフィンの国際大会も行われます。

年末年始、GW、お盆の時期の気候は?

年末年始、GW、お盆の時期の気候は?

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日本の海外旅行シーズンの台湾での気候はどうなっているのでしょうか?今回は年末年始、GW、お盆のそれぞれの時期を見ていきます。

【年末年始の台湾の気候】
年末年始は気候的には15度くらいと日本の冬に比べるととても温暖で、雨の日も少なく過ごしやすい時期です。台湾は旧正月を大切にしているため、この時期台湾の祝日も1/1のみ。お店が閉まる心配もありません。12/31の夜からの101タワーの年越しカウントダウン花火は圧巻です。

【GWの台湾の気候】
5月頃から台湾は一気に夏の季節に移行し始めます。台北でも30度を超える日が出始めるため、服装や帽子など準備が必要。また雨が多くなり始める頃でもあるので雨具も必要です。

【お盆の台湾の気候】
昼間はほぼ35度以上の、猛烈な暑さ。台湾人も昼間は屋内で過ごし、涼しくなる夕方以降に買い物や夜市など外出するパターンが多い季節です。旅行の際はなるべく昼間外を歩く時間を減らすなど工夫し、水分をこまめにとりましょう。

台湾の台風について

台湾の台風について

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台湾は台風がよく来るのか?旅行に行く際に気になるところですよね。

日本の本州方面には行かなかった台風が、宮古島や石垣島方面に向かい、台湾に来るルートが多くなっています。毎年7月から10月くらいにかけて5個ほどの台風が接近し、2-3個が上陸しています。

上陸の際は台湾の南部寄りの東部側からのことが多いので、台湾東部(花蓮・台東)などの被害が大きくなり、台湾南部の高雄やケンティンなどにも大雨をもたらします。

上陸の台風ど真ん中では外出も危険で飛行機も欠航なのは当然ですが、台湾で台風が近づく場合に特殊なのは「台風休み」の存在です。これは台風が近づいて危険と判断された場合に台湾の県や市ごとに、学校や企業を「台風休み」に指定し(大抵は前日に決定)、決定すると出勤・通学が禁止になります。

その影響もあり、台風の日は多くの店が休業したり、観光名所なども短時間営業になったりします。無理に来てもあまり楽しめませんので、台風が来る予報の場合は旅行を延期することも考えていただければと思います。

台湾旅行で各季節おすすめの服装は?

台湾旅行で各季節おすすめの服装は?

写真:鶴長 あき

台湾旅行の際の服装を季節ごとにまとめてみました。参考にしてみてください。

【春(3-5月)】
昼は25度を越えたりしても朝夜は少し冷える、季節が移って行く時。前半は薄い長袖にジャケット、後半は半袖に薄い上着一枚くらいがベスト。そして雨が多くなる季節なので、折りたたみ傘など雨対策をしっかりと。

【夏(6-8月)】
とにかく暑い!昼間35度超えるのもざらで、台湾の人はノースリーブやショートパンツ、サンダル、そして日傘などを良く使います。UVカットの製品などもうまく利用してください。そして昼間突然の雨も降る時期なので、晴れ雨兼用折り畳み傘などがあると便利!建物の中はクーラーが効いて寒いくらいなので薄い上着もあるといいでしょう。

【秋(9-11月)】
前半は30度越え、後半は20度ほどなので、基本的に昼間は半袖や七分袖で過ごし、11月には夜の冷えに備えて上着があるといいと思います。

【冬(12月-2月)】
基本は15度くらいと日本の冬に比べると温暖。普通は長袖一枚にブルゾン一枚くらいで十分。急に冷える日も10度ほどで、プラスセーターにマフラーくらいでOK。(時に急に気温が上がって半袖な日も。笑)ムートンブーツやダウンコートなどはまずいりません。
台湾人で冬にモコモコの上着を着ている人も見ますが、バイクに乗るからです。台湾の安いホテルなどだと、暖房設備がなく部屋の中の方が寒い!という事もありますのでクーラーがかかっていないか空調の確認をおすすめします。

上の様子は「台北」の気温が基準です。「高雄」は冬でも20度くらいですし、もし「阿里山」(夏は15度、冬は7度ほど)の日の出を見に行ったりするならそれなりの寒さ対策が必要です。

台湾は毎シーズンごとに楽しめる!

今回は台湾の気候、ベストシーズンをご紹介していきました。過ごしやすさという意味でのベストシーズンは秋ですが、マンゴーを食べるなら夏ですし、その他春には端午節のドラゴンボートや、冬の101タワーカウントダウン花火やランタンフェスティバルなど季節ごとの魅力が台湾には沢山!
雨や暑さなどシーズンごとの対策をしっかりして、ぜひ台湾旅行を楽しんでくださいね!

※2018年8月現在の情報です。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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