「白馬五竜高山植物園」で花を愛で山を眺めトレッキングも楽しむ

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「白馬五竜高山植物園」で花を愛で山を眺めトレッキングも楽しむ

「白馬五竜高山植物園」で花を愛で山を眺めトレッキングも楽しむ

更新日:2019/04/04 17:56

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師

白馬五竜と聞くとスキーを思い浮かべるかたが多いかも知れませんが、グリーンシーズンと言われる夏は高山植物が見られる素敵なシーズンでもあります。特に白馬五竜には高山植物園があり、6月中旬から10月まで、約300種200万株の高山植物が咲き誇り、同時に白馬三山を始め北アルプスの山々を眺める事が出来、更にトレッキングも楽しめます。今回はそんな白馬五竜高山植物園の素晴らしさについてご紹介させて頂きます。

五竜テレキャビンに乗って空中散歩

五竜テレキャビンに乗って空中散歩

写真:大竹 進

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白馬五竜高山植物園へは麓にある標高818mのとおみ駅から五竜テレキャビンに乗車。8人乗りのゴンドラからは眼下に白馬村が広がり、8分の空中散歩を楽しんだ後やがて標高1515mのアルプス平駅に到着します。

五竜テレキャビンに乗って空中散歩

写真:大竹 進

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アルプス平駅を降りるとそこにはお花畑が広がり、白馬三山を始め北アルプスの山々が出迎えてくれます。植物園は山の斜面に沿って広がり、3ヘクタールの広さがありますが、アルプス平駅から少し下った植物園の一番下からアルプス展望ペアリフトが運行されていて、植物園の一番上まで行く事が出来ます。

傾斜のある道を上るのが苦手なかたはこれに乗って、上から植物園の道を下りながら散策するという方法もあります。植物園内は整備された遊歩道が張り巡らされているので、それぞれの興味や体力に応じてお好きなコースをお歩き下さい。

五竜テレキャビンに乗って空中散歩

写真:大竹 進

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白馬五竜高山植物園は約300種200万株の高山植物が6月中旬から10月まで順次花を咲かせ、それぞれの季節の花が楽しめますが、特に7月はその種類が最も多く、ニッコウキスゲやヒオウギアヤメなど色鮮やかな花々が一面に咲き乱れる様は圧巻です!

ヒマラヤの青いケシ

ヒマラヤの青いケシ

写真:大竹 進

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植物園の中でも目玉と言えるのが、ヒマラヤの標高4000mに自生する幻の花、青いケシ。普通良く見られるケシには無い色で、その引き込まれる様な美しい青には思わず魅せられてしまいます。7月上旬から下旬が見頃です。

ヒマラヤの青いケシ

写真:大竹 進

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ヨーロッパアルプスの名花エーデルワイス。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌でもお馴染みの花ですが、語源が「気高い白」と聞くと納得出来ますね。花言葉は「大切な思い出」「勇気」、花期は7〜8月です。

ヒマラヤの青いケシ

写真:大竹 進

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この植物園では青いケシやエーデルワイスなど、北アルプスには自生していない海外の高山植物も多く育てていて、珍しい花も見る事が出来ます。トンボが羽を休めているこの変わった形の花はプリムラ・ビアリーというサクラソウの仲間で、中国南西部に分布していますが、その咲き方からホザキサクラソウとも呼ばれています。

高山植物の女王コマクサ

高山植物の女王コマクサ

写真:大竹 進

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高山植物の女王として知られるコマクサ。日本の高山植物の代表格で、高山帯の厳しい環境にのみ生育しています。女王の名に恥じない優雅な姿は見る者を魅了させる美しさ!園内には約3万株のコマクサ群落が再現され、6月下旬から8月中旬が見頃です。

高山植物の女王コマクサ

写真:大竹 進

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小さなつぼみが集まって、まるで線香花火の様に咲くシモツケソウ。最盛期には一面ピンクの絨毯の様に咲き誇ります。顔を近づけて可憐な花を眺めるのも楽しいですね。見頃は7月下旬から8月上旬です。

高山植物の女王コマクサ

写真:大竹 進

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植物園で楽しめるのは必ずしもその花が咲いている時期だけではありません。この写真はチングルマですが、花ではなく果穂(かすい)と呼ばれるものです。花が咲き終わるとやがて長い毛のあるタネが実り、この長く伸びた毛が風にそよぐ様子を稚児の風車(かざぐるま)に見立ててチングルマと名づけられたと言われています。

花期は6月で5弁の白い花が咲きますが、その後果穂となった姿がこの花の名前を実感できる季節です。

白馬三山と唐松岳

白馬三山と唐松岳

写真:大竹 進

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高山植物を眺めながら植物園上部に登って行くと、ヒマラヤの青いケシやコマクサなど、植物園で育てている花以外にも多くの高山植物に出会えます。この鮮やかな紫色が美しい花はタテヤマウツボグサで花期は7〜8月です。

植物園やその周辺には赤白青ピンク紫と実に様々な花々が、あるものは華やかに、あるものは清楚に、またあるものは可憐に咲き、訪れる人々を癒してくれます。

白馬三山と唐松岳

写真:大竹 進

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長さ約600mのアルプス展望ペアリフトの終点まで来ると、眺めは更に素晴らしくなります。ニッコウキスゲやシモツケソウの向こうに聳えるのは白馬三山(しろうまさんざん)で、右から白馬岳(しろうまだけ)2932m、杓子岳(しゃくしだけ)2812m、白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)2903mです。町の名前やJRの駅名は白馬と書いて「はくば」ですが、山の名前は同じ字でも「しろうま」というのは面白いですね。

白馬三山と唐松岳

写真:大竹 進

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白馬三山の左手には標高2696mの唐松岳(からまつだけ)が均整の取れた姿で雄々しく聳えています。谷筋には多くの雪渓が残り、青空を切り取って山頂へと延びる稜線を眺めていると、山男でなくてもその頂きに立ってみたいという思いにかられます。

もう少し足を延ばしたい方へのコース

もう少し足を延ばしたい方へのコース

写真:大竹 進

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アルプス展望ペアリフトの終点からは一周約30分のアルプス平自然遊歩道が設けられています。地蔵ケルンに登り、地蔵の沼を巡って来るコースですが、標高1676mの地蔵の頭(かしら)からは北アルプスを一望出来る絶景を望めます。

地蔵ケルンには風除地蔵とも言われる風切地蔵尊が安置されていますが、農耕の風害防除だけではなく風邪や疫病・災害などから人々を守る事も願って祀られています。

もう少し足を延ばしたい方へのコース

写真:大竹 進

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地蔵ケルンから下って来ると、地蔵の沼付近では湿原散策の木道になります。夏には木道の両側にニッコウキスゲやクガイソウなどが咲き、お手軽な割に色々楽しめる変化に富んだコースです。

もっと本格的にトレッキングしてみたいという方には、アルプス展望ペアリフト終点から片道1時間半の小遠見山(ことうみやま)トレッキングコースがお薦めです。尾根筋が多く眺めの良い道を辿って到着する標高2007mの山頂からは360度の景観が楽しめます。

写真は右手が五竜岳(ごりゅうだけ)2814m、左手が鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)2889mで、鹿島槍ヶ岳山頂下に見えるカクネ里雪渓は日本で6ヵ所しか確認されていない氷河の一つです。

白馬五竜高山植物園は、植物園だけをゆっくり心ゆくまで楽しむも良し、少し足を延ばしてアルプス平自然遊歩道を散策するも良し、或いは小遠見山まで本格的なトレッキングをするも良しという事で、それぞれの方の好みや体力に応じて色々チョイスできる場所です。あなたも白馬五竜高山植物園に訪れてみませんか。

もう少し足を延ばしたい方へのコース

写真:大竹 進

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白馬五竜高山植物園の基本情報

住所:長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
電話番号:0261-75-2101
アクセス:
(車)長野IC、安曇野IC、糸魚川ICから約60分
(鉄道1)JR北陸新幹線長野駅から特急バス長野-白馬線で約60分、白馬五竜バス停下車
(鉄道2)JR大糸線神城駅下車
(高速バス)バスタ新宿から白馬・安曇野線、白馬五竜バス停下車

五竜テレキャビン
営業期間:6月15日〜10月27日
営業時間:8:15〜16:30(下り16:30)※早朝営業期間あり
料金:往復大人1800円、小人900円

アルプス展望リフト
営業期間:6月15日〜10月27日
営業時間:8:25〜16:15
料金:往復大人2200円、小人1100円(テレキャビン往復+展望リフト)
※展望リフトは1日乗り放題

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/17 訪問

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