横浜は観光エリアとして人気が高く、雨の日でも楽しめる屋内スポットは数多くある街。そして、雨の日は屋内施設は混雑しがちですが、屋外の人気スポットは晴天の日に比べて空いています。そんな前提を押さえた上で、雨の観光で押さえておきたいポイントは以下の4つ。
・濡れにくい交通手段を使ってなるべく快適に移動する
・雨の日だからこそ「あえて」人気スポットへ行ってみる
・雨でも問題ない屋内スポットへ行く
・お得な雨の日キャンペーンを利用する
今回はこのポイントをもとに、モデルコースとして横浜をご紹介しましょう。スタート地点は桜木町駅です。
利用したい移動手段は市営の観光バス。有名なのはレトロ調のバス「あかいくつ」ですが、それ以外にも「ぶらり赤レンガBUS」や「ぶらり三溪園BUS」などがあり、効率よく観光スポットにアクセスできるので便利です。
写真:下川 尚子
地図を見る桜木町駅から「あかいくつ」に乗車し、向かうスポットは「横浜赤レンガ倉庫」。明治時代に造られた特徴的なレンガ造りの倉庫は、いまや横浜を代表する観光スポット。特に「雨の日向き」というわけではありませんが、内部では雨を避けてグルメやショッピングを楽しめますので、やはり名所として押さえておきたい存在です。
写真:下川 尚子
地図を見るレトロな建物は1号館と2号館があり、1号館はアートイベントが行われるギャラリーがあるほか、横浜の名物お土産などのショッピングが楽しめます。2号館はカフェやレストランが充実しており、お茶タイムを過ごすのもおすすめ。
こちらは2号館2階のバルコニー。普段は横浜ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルや大観覧車コスモクロックなど横浜のランドマークが一望できるスポットですが、雨の日は眺望面ではちょっと残念。でも、レトロなバルコニーはそれだけで十分に素敵で、「幸福の鐘」や可愛いハートのベンチなどもありますよ。
<横浜赤レンガ倉庫の基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区新港1-1
電話番号:1号館045-211-1555、2号館045-227-2002
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約6分、「みなとみらい駅」より徒歩約12分 JR、市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩約15分
写真:下川 尚子
地図を見るランチは「MARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)」で。赤レンガ倉庫のすぐ隣のため移動もラクラクです。ここは2016年開業の新しいオープン型モールで、おしゃれなショップやレストラン、カフェが多い注目のスポットです。
ベイフロントのオープン型モールならではの開放感とおしゃれさを満喫するにはやはり晴れの日なのですが、「あえて」雨の日に訪れるのもおすすめ。その理由は、普段人気で行列ができるレストランも、雨の日は比較的入りやすいからです。
動画:下川 尚子
人気店は2018年に関東初上陸した出来たてフレッシュチーズが食べ放題のお店「good spoon」やスヌーピーがテーマのレストラン「PEANUTS DINER」など。施設全体の様子は動画でもご紹介していますので、ぜひご覧下さい。
写真:下川 尚子
地図を見るまた、マリン アンド ウォーク ヨコハマはフォトジェニックなスポットが多いことでも人気。雨の日には、地面が雨に濡れると浮かび上がるアート作品「レインワークス」を見ることもでき、雨の日のインスタスポットとしても話題です。
レインワークスはその特性上少しずつ薄れてしまうため、見られるのは9月頃まで。ですが、フォトスポット「エンジェルウイングス」やオシャレな階段などは思い出の一枚を撮る場所としてぴったり。雨の日は可愛い傘とレインシューズでひと味違うオシャレな一枚に挑戦してみてもいいかも!
<MARINE & WALK YOKOHAMAの基本情報>
住所:神奈川県横浜市中区新港1-3-1
電話番号:045-680-6101
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約9分、「みなとみらい駅」より徒歩約12分 JR、市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩約15分
写真:下川 尚子
地図を見る午後は雨でも快適に過ごせる屋内施設へ。横浜にはカップヌードルミュージアム、横浜美術館など屋内の人気スポットが数多くありますが、今おすすめしたいのは2018年春にリニューアルしたばかりの「オービィ横浜」。立地的にも桜木町駅から近く、プランニングもしやすいですよ。
さて、そんなオービィ横浜とはどんな施設なのか…を一言で言うと「体験型エンタテインメント施設」。映像などのテクノロジーを駆使した大自然を体感できるコンテンツに、2018年のリニューアルでリアルな動物との「ふれあい」を含めた体験を加え、さまざまな角度で「ネイチャー体験」ができる施設へと生まれ変わりました。
写真:下川 尚子
地図を見るこちらは従来からの人気コンテンツ「マウントケニア」。昼は25度、夜はマイナス20度という過酷な自然環境が広がる高山の気候を体感できます。「赤道直下にある高山」といってもどんな場所なのか、全く未知の世界ですよね。吹き付ける風の強さに昼と夜の信じられないほどの気温差…実際に体感してみると、大自然の驚異を実感できますよ。
写真:下川 尚子
地図を見るそしてリニューアルで拡充されたのは、動物たちと直接ふれあう「リアルな体験」ができるコンテンツ。こちらは人気の「キャットパラダイス」。気ままに遊び回る猫たちとふれあい、癒しの時間を過ごせます。そのほか、アルマジロ、オニオオハシ、ヨウムなど珍しい動物をすぐ近くに眺めながらお散歩できる「アニマルガーデン」など、屋内施設とは思えないほどの充実ぶり。
オービィ横浜は半日でも足りないくらいたくさんのコンテンツがありますので、雨の日の午後もたっぷり楽しめるはず!
<オービィ横浜の基本情報>
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号(MARK IS みなとみらい 5F)
電話:045-319-6543
アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」直結、JR 京浜東北・根岸線「桜木町駅」から徒歩8分
写真:下川 尚子
地図を見る最後にご紹介するのは、雨の日だからこそお得な横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」。展望スポットといっても雨の日は眺望がよくないのでは?と思うところですが、ここは雨の日のお得なプラン「雨の日キャンペーン」があるのです。
その内容は、毎時0分のジャッジメントタイムに雨が降っていたら入館料が大人700円に割引(通常1000円)、しかもワンドリンク付きというお得な料金になるというもの。 ※土日祝日は「視界ゼロキャンペーン」となり、ジャッジメントタイムに展望フロアからの視界がゼロ(全く見えない)のときに適用となります。
写真:下川 尚子
地図を見る晴天の日ほどの眺望は期待できないものの、雲の切れ間からふと横浜の街が望める瞬間もあり、雲の上から眺める街はまた違った風情があります。
ワンドリンクの内容はコーヒーやジュースに加えてオリジナルカクテルや生ビールなどアルコールも選択可。悪天候ならではのお得なプランも楽しめれば、雨の日観光の満足度はさらにアップするはず!
<スカイガーデンの基本情報>
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
電話番号:045-222-5030
アクセス:桜木町駅(JR・市営地下鉄)から徒歩5分、みなとみらい駅(みなとみらい線)から徒歩3分
ここで紹介した以外にも、屋内で楽しめる「カップヌードルミュージアム」や、屋根のついた観光バス「スカイダック横浜」など、おすすめの観光アイデアは数多くあります。ご紹介したモデルコースに適宜アレンジを加えてプランを組んでみてくださいね。
横浜は見どころの多い街。雨でも楽しめる観光アイデアは数多くありますので、雨だからといってがっかりしてしまうのはもったいない。ぜひ、雨の日の観光もめいっぱいお楽しみください!
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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