写真:成瀬 康子
地図を見るどこにカメラを向けても絵になる中世の面影を残すサンテミリオンには、貴重なキリスト教の遺産と、800年に渡るワイン生産の歴史が残されており、1999年に世界遺産に登録されました。
実はサンテミリオンという地名は、8世紀、数々の奇跡を起こした聖エミリオがここで隠遁生活をするようになった事に由来しています。多くの弟子に慕われた彼の名前はそのまま村の名前となりました。そして周囲に広がるブドウ畑は、実は聖エミリオに従った僧侶たちが開墾したものなのです。サンテミリオンとキリスト教、そしてワイン作りにはこうした関係があります。
写真:成瀬 康子
地図を見るプチトランの乗り場は、村の北側のバス駐車場。チケットはここで買えます。1時間に1本出ており、畑を一周するコースと、ワインを熟成・貯蔵する「カーブ」見学付きのコースがあります。畑を一周するだけでも楽しいですが、せっかくここまで来たのですから、試飲もできるカーブ訪問付きがお奨めです!
写真:成瀬 康子
地図を見る解説は、座席の前にセットされたイヤホンガイドで10か国語から選べます。日本語もありますよ!トランは屋根付き半窓なので、少々の雨や、逆に日射しが厳しい日でも楽々。さあ、出発です!
写真:成瀬 康子
地図を見るトランは、村を出るとゆっくり畑の中を縫うように進んで行きます。目の前に広がるワイン畑はのどかで本当に美しい!実は、このワイン畑も世界遺産に登録されているんですよ。
解説は村の歴史に始まり、ワインの歴史まで。シャトーの前を通る時はそこの歴史や特徴をそれぞれ説明してくれます。その数は全部で、18か所!
写真:成瀬 康子
地図を見る出発した村はもう畑の遥か向こう。狭い道を作業中の農耕車と譲り合ったり、いつの間にか自分も畑で作業している気分です。
写真:成瀬 康子
地図を見る15分ほど走ると、試飲ができる「シャトーロッシュベル」のカーブに着きます。
カーブでは、ワイン農家の方が温かく迎えてくれます。まずは畑で実際に土を触りながらワイン作りに大切な水はけの事、土の成分の事などの説明を聞きます。そしてその後、18世紀から使われている一枚岩から切り出したカーブへ。
写真:成瀬 康子
地図を見るひんやりしたカーブでは、収穫したブドウがどのように発酵・熟成しワインになっていくのか、といった説明を聞きます。一枚岩の空間には独特の雰囲気があり、石の切り出しの跡が残る岩肌からは長い歴史を感じます。
写真:成瀬 康子
地図を見る見学の後は場所を移して、お待ちかねの試飲タイム!目の前に広がるワイン畑を眺めながら、この畑のブドウがこのワインになった、と先ほどの説明を思い出しながら味うワインの味は最高です!
気に入ったワインがあれば購入も出来ます。こうしてほろ酔い気分でお土産にもなる雑貨や本などを見ていると次のトランがやって来ます。
さあ、再びトランに乗って、シャトー巡りを続けましょう!
写真:成瀬 康子
地図を見るいかがでしたか?もっと知りたい方は観光案内所へ行きましょう。
併設の「ワイン会館」は歴史だけでなく、ブドウ別に香りを確認出来る仕掛けなど、五感で感じられる構成になっています。しかも入場は無料。
様々なガイドツアーも開催されています。特に個人では訪問不可の、聖エミリオが隠遁生活を始めた場所、現在の「モノリス教会」のガイドツアーはお奨めです。圧巻のスケールで所要時間は45分、6.50ユーロ。プチトランと併せて利用すると更に充実した旅になるでしょう。
住所:1 Place du 11 Novembre 1918 33330 Saint-Emilion
電話番号:+335-5-751-3071
アクセス:サンテミリオン駅から徒歩20分
料金:10ユーロ(カーブ訪問無しは6.50ユーロ)
所要時間:80分(カーブ訪問無しは35分)
2018年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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