神話のふるさと宮崎県高千穂のパワースポット「高千穂神社」

神話のふるさと宮崎県高千穂のパワースポット「高千穂神社」

更新日:2018/08/31 12:05

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門 一人旅ブロガー
宮崎県高千穂といえば、日本神話ゆかりの神々を祀る神社が数多く存在し、近年はパワースポットとしても注目を集めている土地です。その中心となっているのが、高千穂地方の神社八十八社の総社でおよそ1900年前に創建された高千穂神社です。
荘厳な社殿だけでなく、それ自体からパワーを発する秩父杉や夫婦杉、そして鎮石などがあるパワースポット「高千穂神社」を紹介します。

入り口から荘厳な雰囲気が漂うパワースポット「高千穂神社」

入り口から荘厳な雰囲気が漂うパワースポット「高千穂神社」

写真:肥後 球磨門

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宮崎県高千穂町にある高千穂神社は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)や木花開耶姫命(このはなさくやひめ)をはじめとした高千穂皇神(たかちほすめがみ)と称される神様6柱及び、十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)と呼ばれる10柱の神様など、日本神話の中で重要な役割を果たした神々を祀る神社です。そうそうたる神様の名前を目にするだけでも荘厳さが伝わるのではないでしょうか。

入り口から荘厳な雰囲気が漂うパワースポット「高千穂神社」

写真:肥後 球磨門

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大きな鳥居をくぐり境内に足を踏み入れると周囲の木々から醸し出される神聖な空気に、体がスーッと楽になるように感じます。木々には精霊が宿るといわれますが、そのことを肌で感じることができるパワースポットです。

国の重要文化財に指定された荘厳な社殿

国の重要文化財に指定された荘厳な社殿

写真:肥後 球磨門

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手水舎で身を清め参道の石段を上がると荘厳な社殿が佇んでいます。現在の社殿は1776年に再建されたものです。五間社流造(ごけんしゃながれづくり)と呼ばれる、屋根が「への字」型に大きく湾曲し、前方へ向けて突き出たような形状の建築様式で、九州を代表する社殿です。2004年(平成16年)国の重要文化財に指定されました。

精霊が宿っているかのような木々と神さびた社殿から神々のパワーを感じます。縁結びや夫婦円満、農産業の発展や厄払い、そして諸願成就など沢山のご利益がある神社なので、心を静めて参拝すれば神様からのパワーが舞い込むのではないでしょうか。

国の重要文化財に指定された荘厳な社殿

写真:肥後 球磨門

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社殿の両袖のガラス窓の中を覗いてみてください。そこには源頼朝が奉納したと伝わる鉄製の狛犬が置かれています。浮き出た錆が神社の歴史を物語っています。

国の重要文化財に指定された荘厳な社殿

写真:肥後 球磨門

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社殿東側の脇障子には、高千穂を荒らしまわっていた鬼八(きはち)という悪神を退治する三毛入野命(みけいりののみこと)の神像が彫刻されているのでお見逃しくなく。

国の名勝で天然記念物の高千穂峡に、鬼八が投げたという200トンもある力石があります。神社から徒歩10分くらいの場所なので、こちらにも立ち寄ってみることをおススメします。

ご神木は源頼朝の命を受けて植えられた「秩父杉」

ご神木は源頼朝の命を受けて植えられた「秩父杉」

写真:肥後 球磨門

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ご神木は樹齢800年といわれる「秩父杉」で、境内を取り囲むように立つ何本もの巨木の中でもひときわ存在感がある杉の木です。鎌倉時代、源頼朝の代わりに天下泰平の祈願に高千穂神社を参拝した畠山重忠(はたけやま しげただ)が自らの手で植えたと伝わり、畠山重忠の出身地が秩父だったので「秩父杉」と名付けられました。

ご神木は源頼朝の命を受けて植えられた「秩父杉」

写真:肥後 球磨門

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800年の歴史を見守ってきた秩父杉は、人々の疲れや難関をいい方向に導く御利益があると伝わっています。天に向かって真っすぐに伸びる大きな杉の前に立ち、心静かにパワーを頂いてみてはいかがでしょうか。

夫婦円満のパワースポット「夫婦杉」

夫婦円満のパワースポット「夫婦杉」

写真:肥後 球磨門

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秩父杉のほかにもパワーが宿る杉が境内にそびえています。それが「夫婦杉(めおとすぎ)」です。2本の大きな杉の根元が一つにつながっていることからそう名付けられました。

夫婦杉のご利益は夫婦円満や家内安全、そして子孫繁栄です。夫婦が手をつないで杉の周りを3回時計回りにまわると願いが叶うといわれています。樹齢800年以上の夫婦杉からのパワーは、「何があっても分かれない」「いつまでも一緒にいる」という意味を持ち、カップルや友人同士で手をつないでまわるといつまでも仲良くいられるというご利益があるといわれています。大切な人とここで絆を深めてはいかがでしょうか。

ビリビリと強いパワーを感じる「鎮石」

ビリビリと強いパワーを感じる「鎮石」

写真:肥後 球磨門

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本殿東後方に「鎮石(しずめいし)」と呼ばれる石が柵に囲まれています。伊勢神宮を建立したといわれる第11代垂仁(すいにん)天皇の勅命によって、高千穂神社建立の際に用いられたと伝わっている石です。

古事記では、垂仁天皇の時代は紀元前13年から西暦70年ごろとされています。およそ2000年の間、この石はここで何を見てきたのだろうという思いがふと頭をよぎります。

ビリビリと強いパワーを感じる「鎮石」

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鎮石は、祈ると個人の悩みだけではなく世界の乱れまで鎮められるといわれるパワーストーンで参拝客の注目を集めています。石に触れた時に「ビリビリと電気が走ったように感じた」とか「掌が温かくなった」などと感じる人もいるので、ぜひ祈りをこめて触ってみてください。平穏な日々を祈りながら触れれば悩みも吹き飛ぶのではないでしょうか。また、鎮石の画像をスマホなどの待ち受けにしているだけでも開運につながるともいわれています。

高千穂地方の神社の中心である高千穂神社は、神話の生まれた地にふさわしい荘厳な社殿とパワー宿る杉、そしてパワーストーンがある神社です。パワーを授かり心身を癒してはいかがでしょうか。

また、毎日午後8時〜午後9時まで、境内の神楽殿において高千穂神楽が奉納されているので、高千穂に宿泊して観覧するのもおススメです。

高千穂神社の基本情報

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1037
電話番号:0982-72-2413
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩15分

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/28 訪問

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