JR児島駅を降りるとそこにぶら下がっているジーンズ。駅としてはとても珍しい光景です。児島は国産ジーンズ発祥の地であり、近くにはジーンズストリートまであるのです。その品質はとても素晴らしく、著名人がお忍びで購入に来るほど。
また、繊維の町とも言われる児島ですので。興味のある方は駅から旧野ア家住宅方向に進んで下さい。「風の道」はほぼ同じ方角で、どちらも徒歩圏内の近い場所となります。
JR児島駅から中心地方向に約500mで、下津井電鉄の「風の道」旧児島駅舎に到着。当時の面影を残し、ノスタルジックな雰囲気を感じることが出来るでしょう。
風の道の元であった下津井電鉄が廃線となったのは平成3年(1991年)のこと。操業開始は大正3年(1914年)の3月15日でした。77年もの間、地元の足として活躍したのです。
廃線の翌年に倉敷市に払い下げられ、児島から下津井までの跡地が遊歩道、自転車専用道路として「風の道」の整備が開始されたのです。
線路は撤去されており、歩いても自転車でも快適に通れる風の道。終着の旧下津井駅を目指してみましょう。なお、レンタサイクルはJR児島駅で借りることが出来ます。
道の両側には様々な種類の花があり、蜜を求めて蝶が多く飛んできます。美しい一枚に挑戦してみましょう。
ところで様々な花は、両隣の民家の人たちが植えているもの。その美しさには、地元の人の思いが込められているのです。あくまでも観光用、撮影用として、採取することのないようにして下さい。
風の道は舗装されている部分や民家の間を通る個所もあり、変化に富んでいると言えます。
中には木立の中を抜ける道もあり、まるで映画かドラマの一場面を思わせる美しさ。光の方向へ進みましょう。
展望が開けると、左側に見える児島市街地と瀬戸内の海。休憩を兼ねて眺めてみてはいかがでしょうか。
更に緩やかな斜面が続きますが、草花の美しさも続きます。
そして到着する鷲羽山駅。ちなみに児島駅を出発し、備前赤崎駅、阿津駅、琴海駅、その次が鷲羽山駅となり、この後は東下津井駅、そして終点の下津井駅となるのです。全長は約6.3kmと短い路線ですが、美しい景観が多く、観光の楽しさが凝縮されていると言えるのです。
鷲羽山駅付近からは雄大な瀬戸内海と瀬戸大橋が。一息ついて景色を楽しみましょう。
鷲羽山駅を過ぎると下りが続きます。一部では狭い道も出てきますので、特にレンタサイクルを使っている場合は走行に注意をして下さい。
そして到着する下津井駅の跡地。
当時使われていた電車が今も残されており、現代からみればとてもかわいらしい姿と言えるのではないでしょうか。
岡山県倉敷市の楽しみ方は美観地区だけではありません。児島地区には鷲羽山があり、瀬戸大橋があり、そして風の道が通るとてもユニークな観光地と言えるのです。
住所:倉敷市児島味野−下津井
電話:086-473-1111(倉敷市児島支所)
アクセス:JR児島駅から旧児島駅まで徒歩約7分
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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