赤沼の入口は、蔦温泉から八甲田方向に国道103号線を上がって約3kmとなります。目印はJRバス東北の仙人橋バス停。バスを利用する場合、国道を通る十和田北線は青森市から十和田湖に抜ける「みずうみ号」となります。あまり便数は無いので、行き帰りをしっかりと確認しておきましょう。
橋の横が赤沼の入り口であり、そこを上って山の中に入って行くのです。
赤沼までは直線距離にして約1.2kmであり、遠いことはありません。しかしながら湿地個所や歩きにくい登山道を通ることにもなります。
山の中に入ることになるので、基本的なトレッキングに必要な装備は欠かせません。食糧、飲料、防寒着、携帯電話、トレッキングシューズ、ホイッスル等、十分な装備を確保し、油断はしないようにしましょう。
八甲田と言えばブナ林。一面に広がるブナの世界が秋の美しさをより一層引き立ててくれます。中にはとても不思議な形の木もあり、単に赤沼を目指すのではなく、途中も楽しんでみましょう。
ところで蔦七沼は七つの沼で構成されており、代表的な沼が蔦沼となります。蔦沼から散策路を通り、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼の合計六ヶ所は一筆書きで周ることが出来ますが、この赤沼だけは離れています。しかしながら付近を構成する大事な沼として、合計で蔦七沼と呼ばれているのです。
案内に従って進んで行くと、やがて赤沼に到着。神秘の美しさが始まるのです。
さすが手つかずの大自然「赤沼」!そして水の色は、なかなか日常で目に出来る透明度ではありません。
周囲は何もかもが桁違いの紅葉を見せてくれるのです。
その色は、黄色ではなく黄金色と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
風が少ない日に見ることが出来るシンメトリー。赤沼の向こうに見えるのは赤倉岳です。穏やかな赤沼に流れる静かな時間を、じっくりと楽しみましょう。
赤沼周辺は見事に色づく黄金色を楽しめますが、もちろん真っ赤に染まった紅葉も見逃せません。
赤沼川に繋がる場所では、ご覧の通り色のコントラストを楽しむことが出来ます。人の手が入らず、あくまでも大自然が織りなす秋の美しさ。新鮮な空気の中で、山の雰囲気と赤沼の美しさを堪能して下さい。
赤沼からの戻り道ですが、道に迷わないように十分に注意をして下さい。この辺りは別の登山道にも繋がっていることから、周囲を良く確認しながら戻ることをお勧めします。
最後に山道を歩く際に必要な安全確保の方法を一つ紹介します。仙人橋から赤沼に向かう途中で、少しでも「あれ?」と不安に思う道があったら、その都度写真を撮っておいて下さい。そして少し通りすぎてから、自分が戻ることを想定して逆向きにも撮影しておくと役に立つことになります。
距離は短くても山に中に入るという自覚をしっかりと持ち、安全で楽しい観光をしましょう。
なお、秋の八甲田は紅葉の見どころがまだまだあります。詳細は下記の関連MEMOをご覧ください。
住所:青森県十和田市奥瀬
電話:0176-75-2425(十和田湖国立公園協会)
アクセス:JRバス東北「みずうみ号」の仙人橋バス停下車
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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