長野・上高地から涸沢へ。アルピニスト憧れの散策路の歩き方

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長野・上高地から涸沢へ。アルピニスト憧れの散策路の歩き方

長野・上高地から涸沢へ。アルピニスト憧れの散策路の歩き方

更新日:2018/08/18 14:44

池口 英司のプロフィール写真 池口 英司 フリーライター、フォトグラファー 日本写真家協会(JPS)会員

長野県の上高地から続く登山道を歩き、およそ6時間で、標高2300mの涸沢カール(圏谷)に到着します。穂高連峰の岸壁に囲まれたこの谷の底は、夏でも涼しく、秋には北アルプス(飛騨山脈)でも屈指の紅葉の名所となります。上高地からは長丁場の行程となりますが、道はほぼ平坦。長くアルピニストの憧れとされてきた道を、今は多くの家族連れが歩いています。

旅の出発点は上高地

旅の出発点は上高地

写真:池口 英司

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涸沢への旅の、もっともポピュラーな出発点として知られているのが上高地です。多くの人で賑わう河童橋のかたわらから、涸沢への道が始まります。

旅の出発点は上高地

写真:池口 英司

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河童橋の下を流れる梓川に沿って5分ほど歩いた場所に、小梨平キャンプ場があります。キャンプサイトはカラマツ林に囲まれた平坦な場所に拓かれ、ケビン、浴場などの施設も整えられています。このキャンプ場をベースとして、上高地から涸沢の一帯を歩き尽くしてみるのも一興です。

旅の出発点は上高地

写真:池口 英司

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小梨平から上流で、梓川の流れはさらに清らかになって、静かに流れ続けています。

<基本情報>
住所:長野県松本市安曇上高地
アクセス:松本電鉄新島々駅からバスで1時間。上高地バスターミナル下車

上高地から1時間で明神に到着

上高地から1時間で明神に到着

写真:池口 英司

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上高地からは、まず「徳沢・横尾方面」へ向かって延びる道を歩きます。河童橋から先で、道は未舗装となりますが、道は平坦。ただし、どこに向かうにしても長丁場の道となりますから、歩きやすい服装と靴を用意しておきましょう。

上高地から1時間で明神に到着

写真:池口 英司

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梓川に沿って歩いてゆくと、少しずつ穂高岳方面の展望が開けてきます。

上高地から1時間で明神に到着

写真:池口 英司

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上高地から1時間で明神に到着します。ここは、目の前にそびえる明神岳をご神体とした穂高神社の奥宮とされ、古くから登山基地としても賑わってきた場所。ここまでは上高地から梓川の対岸に延びる遊歩道もあり、行きと帰りで違う道を歩いてみることもできます。宿泊可能な山小屋もあり、休憩にも好適なスポットです。

<基本情報>
住所:長野県松本市安曇上高地
アクセス:松本電鉄新島々駅からバスで1時間。上高地バスターミナル下車徒歩1時間

明神から1時間で徳沢に到着

明神から1時間で徳沢に到着

写真:池口 英司

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明神から徒歩1時間で徳沢に到着します。ここはかつて牧場が設けられていた場所で、今も残る草原は、キャンプに恰好のスペースとなっています。ここには2軒の山小屋がありますが、「徳澤園」は井上靖の小説『氷壁』にも登場する老舗。この宿もリニューアルによって、一般的なホテルと変わらない居心地が備わっています。

明神から1時間で徳沢に到着

写真:池口 英司

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こちらは徳澤園の2階ロビー。ゆったりとしたフリースペースが設けられています。水が豊富なことから、浴場も完備。これもほかの山小屋にはない大きな魅力です。

明神から1時間で徳沢に到着

写真:池口 英司

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徳澤園の夕食は岩魚の塩焼き、信州牛のサーロインステーキ、山菜蕎麦を中心にした豪華なもの。個室利用の場合は、さらにチーズ、デザートなどがつく豪華版です。もちろん、生ビール、ワインなども用意されています。高い山に登らずとも、上高地からこの徳沢まで歩き、ゆっくりと時間を過ごしてみるのも良いでしょう。

<基本情報>
アクセス:松本電鉄新島々駅からバスで1時間。上高地バスターミナル下車徒歩2時間

徳沢から1時間で横尾に到着

徳沢から1時間で横尾に到着

写真:池口 英司

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徳沢からさらに徒歩1時間で横尾に到着します。この場所も古くから登山基地として賑わってきました。ここから流れに沿って道を真っ直ぐ進むと、その先には槍ケ岳がそびえています。そして右に曲がるとその先には蝶ケ岳があり、涸沢に行くにはここで道を左に入ってゆきます。梓川に架かる吊り橋を渡ると、その先は自動車などは走れない登山道となります。

徳沢から1時間で横尾に到着

写真:池口 英司

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横尾から1時間で涸沢の流れに架かる吊り橋を渡ります。ここから涸沢までは少しこう配が急になりますので、ゆっくりと歩いてゆきましょう。道は石だらけとなりますが、確実に高さを稼ぎ、少しずつ展望が開けてきます。

徳沢から1時間で横尾に到着

写真:池口 英司

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涸沢に架かる吊り橋を渡って1時間。いよいよ涸沢カールが見えてきます。日本離れした山の風景に心が弾むひと時ですが、目的地までは、まだ少し距離があります。慌てずに進みましょう。

<基本情報>
住所:長野県松本市上高地
アクセス:松本電鉄新島々駅からバスで1時間。上高地バスターミナル下車徒歩3時間

横尾から3時間で別天地涸沢に到着します

横尾から3時間で別天地涸沢に到着します

写真:池口 英司

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横尾から3時間で涸沢に到着します。ここは標高2300mの高原。周囲をぐるりと岩の壁が囲む涸沢カール(圏谷)は、日本でも屈指の規模を誇っています。上高地からの距離は決して短いものではありませんが、ゆっくりと確実に歩けば、誰もがこの雄大な風景の中に身を置くことができるのです。

横尾から3時間で別天地涸沢に到着します

写真:池口 英司

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涸沢にも2軒の山小屋が建てられています。写真は涸沢ヒュッテの展望デッキ。眺望抜群のデッキは、休憩にも、食事にも好適です。もちろん2軒の小屋は宿泊も可能です。

横尾から3時間で別天地涸沢に到着します

写真:池口 英司

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こちらは涸沢ヒュッテの名物。よく煮込まれたカレーライスと、おでん。おでんは1品100円から、いろいろなネタが用意されています。

一方の涸沢小屋の方は、ソフトクリームが名物。歩き疲れた体には、冷たくて甘いものが何よりもぴったり。もちろん、生ビール、ワインなども用意されています。

<基本情報>
住所:長野県松本市安曇上高地4469-1
アクセス:松本電鉄新島々駅からバスで65分。上高地バスターミナル下車徒歩6時間

歩きやすい服装と装備で、計画的な山歩きを

上高地から涸沢までの道は、涸沢の手前をのぞき、ほぼ平坦となっています。それでも道のりは標準的なコースタイムで片道6時間を要しますから、どこで宿泊するのか、あるいはどこで食事をするのかなどを決めてから出発することをお勧めします。

横尾と涸沢の間は石の多い山道となりますので、歩きやすい靴と、ザックの中に軽食、飲み物、雨具の用意も。夏から秋の間でも、防寒具が1枚あると心強いでしょう。十分な装備を携えて、山上のプロムナードの旅を満喫してください。

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/03−2018/08/04 訪問

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