関西屈指の秘境で自然と歴史を満喫!奈良県野迫川村をめぐる旅

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関西屈指の秘境で自然と歴史を満喫!奈良県野迫川村をめぐる旅

関西屈指の秘境で自然と歴史を満喫!奈良県野迫川村をめぐる旅

更新日:2018/08/25 13:43

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

山々が連なる奈良県南部の観光地といえば、修験道の聖地として知られる大峰山や南朝ゆかりの吉野山、あるいは十津川村に点在する数々の温泉などを思い浮かべる方が多いでしょう。そんな南部地域にあって、とりわけ秘境中の秘境とされているところが野迫川村。関西屈指の秘境といわれる野迫川村には一般にはあまり知られていない観光スポットも点在している上、豊かな自然も満喫できます。今回は野迫川村の魅力をご紹介しましょう。

野迫川村観光の起点!天然温泉や「カシキ鍋」も楽しめる「ホテルのせ川」

野迫川村観光の起点!天然温泉や「カシキ鍋」も楽しめる「ホテルのせ川」

写真:乾口 達司

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野迫川村(のせがわむら)は和歌山県と接する山間部に位置する奈良県南部の村。 156キロ平方メートルという広大な土地の大半が山林で、人口は400人あまり。近畿地方にある自治体のなかで2番目に人口の少ない村であり、総面積から林野面積などを差し引いて算出される可住地面積の割合はわずか2.1パーセントで、全国の自治体のなかでもっとも低い値です。関西でも屈指の秘境であるといえるでしょう。

そんな野迫川村にも宿泊施設があります。「野迫川温泉 ホテルのせ川」です。野迫川村をめぐる際は「ホテルのせ川」を起点とするのが良いでしょう。そんな「ホテルのせ川」の第一の魅力は天然温泉にあります。泉質はアルカリ泉。PH10.4のアルカリ度は奈良県随一。温泉を目当てに訪れるのも良いでしょう。

野迫川村観光の起点!天然温泉や「カシキ鍋」も楽しめる「ホテルのせ川」

写真:乾口 達司

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「ホテルのせ川」のもう一つの魅力は、地元の特産物で作られた鍋の数々。なかでも、カモ・イノシシ・キジの肉を醤油仕立てであつらえた「カシキ鍋」は「ホテルのせ川」の名物。野迫川村特産の太麺でしめる鍋は絶品ですよ。

<ホテルのせ川の基本情報>
電話番号:0747-38-0011
アクセス:京奈和自動車道紀北かつらぎICより1時間30分

参拝者が続々と!日本三荒神の一つ・立里荒神社

参拝者が続々と!日本三荒神の一つ・立里荒神社

写真:乾口 達司

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野迫川村を訪れる際、ぜひ参拝していただきたい神社があります。標高1260メートルの荒神岳山頂付近に鎮座する立里荒神社(たてりこうじんしゃ)です。

縁起書によると、弘法大師・空海が高野山を開くに当たり、高野山と真言密教の繁栄を願って三宝荒神をまつったのがはじまりとされます。祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)と譽田別命(ほむだわけのみこと)。火の神・かまどの神である火産霊神にちなみ、現在は日本三荒神の一つとされています。

参拝者が続々と!日本三荒神の一つ・立里荒神社

写真:乾口 達司

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参道にはご覧のようなたくさんの鳥居が並んでいます。「千本鳥居」というと、京都の伏見稲荷大社を思い浮かべますが、こんな山部かいところに千本鳥居があることに驚く方も多いのではないでしょうか。

参拝者が続々と!日本三荒神の一つ・立里荒神社

写真:乾口 達司

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境内からはご覧のような絶景を見渡すことができます。正面に連なる山々は大峰山系。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている修験道の聖地です。この絶景を堪能できるのも立里荒神社ならではの魅力です。

<立里荒神社の基本情報>
住所:奈良県吉野郡野迫川村大字池津川347番
電話番号:0747-37-2001
アクセス:南海電鉄高野山駅から南海りんかんバスで約1時間

平維盛終焉の地!?五百瀬地区の「平維盛歴史の里」

平維盛終焉の地!?五百瀬地区の「平維盛歴史の里」

写真:乾口 達司

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五百瀬地区には「平維盛歴史の里」と呼ばれる施設があります。その名のとおり、平安時代末期に栄華をきわめた平家一門の武将・平維盛(たいらのこれもり)ゆかりの施設です。

平維盛は平清盛の孫・重盛の嫡男。無数の水鳥が飛び立ち、その羽音に驚いた軍勢があわてて総崩れになった富士川の合戦のときの総大将といえば、ご存じの方も多いのではないでしょうか。維盛は、平家の都落ちの後、戦線を離脱し入水自殺したとされていますが、その墓とされるものがここに残されています。維盛は自殺したのではなく、この地にとどまり、天寿を全うしたとされています。果たして維盛は入水自殺したのか、それとも野迫川村で天寿を全うしたのか、実際に当地を訪れて思いをめぐらせてください。

平維盛終焉の地!?五百瀬地区の「平維盛歴史の里」

写真:乾口 達司

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小高い丘の上には「維盛塚」と呼ばれる石碑が立っています。

平維盛終焉の地!?五百瀬地区の「平維盛歴史の里」

写真:乾口 達司

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その下には、代々、塚を守って来た人の屋敷跡も見られます。塚が地元の人たちから大切にあつかわれて来たことがうかがえますね。

維盛の栄華や足跡を学べる「平維盛歴史の里」の館内

維盛の栄華や足跡を学べる「平維盛歴史の里」の館内

写真:乾口 達司

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館内には維盛の栄華をしのばせるものも展示されています。写真は、安元2年(1176)3月4日、後白河法皇が50歳を迎えたときの祝賀の場で「青海波(せいがいは)」を舞ったときの様子を再現したもの。そのときの華麗な様子から、維盛は桜梅少将と呼ばれたといわれています。維盛の絶頂期を表したであり、それだけに維盛のその後を知ると諸行無常を感じさせますね。

維盛の栄華や足跡を学べる「平維盛歴史の里」の館内

写真:乾口 達司

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維盛がどういった経路で野迫川村までやって来たかも知ることができます。

維盛の栄華や足跡を学べる「平維盛歴史の里」の館内

写真:乾口 達司

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維盛が野迫川村でどのような余生を送っていたかを再現したジオラマも置かれています。

<平維盛歴史の里の基本情報>
住所:奈良県吉野郡野迫川村平51
電話番号:0747-37-2101
アクセス:京奈和自動車道紀北かつらぎICより約2時間

豊かな自然にかこまれた野迫川村

豊かな自然にかこまれた野迫川村

写真:乾口 達司

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写真は「平維盛歴史の里」の近くの川。車道を下りると、このような川と出合うことができます。もちろん、水は冷たいですよ。野迫川村の豊かな自然を満喫してください。

野迫川村のまとめ

野迫川村がいかに魅力的なところか、おわかりいただけたでしょうか。秘境中の秘境といわれるだけあり、それだけに訪問する価値はあり。野迫川村の豊かな歴史と自然をぜひ満喫してください。

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/27−2017/05/28 訪問

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