写真:万葉 りえ
地図を見る大らかな風合いが魅力の沖縄の焼き物「やちむん」。琉球王が島内の各地に点在していた窯場を首里城下に集め、産業の発展を促したのは1680年代のことでした。それが那覇市内の国際通りからも近い壺屋辺りで、壺屋窯といわれています。
その壺屋窯ができる前に、喜名焼きと呼ばれていた古窯が読谷村(よみたんそん)にありました。その地へ、より良い作陶の環境を求めて陶工が移ってきてできたのが座喜味城跡近くにある「やちむんの里」です。
写真:万葉 りえ
地図を見るやちむんの里は入り口付近に駐車場もあり、その先の緑多い中に工房が点在します。駐車場に車を止めたら、さあ焼き物の故郷へと入っていきましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見る魚が泳ぐ様を描いた模様は「魚文線彫り」といわれ、沖縄の伝統柄。子孫繁栄を意味するおめでたい柄で、1985年に沖縄初の人間国宝に認定された金城次郎氏も、作品に魚の模様を多く描いていました。
現在もその作風を受け継ぎながら新しい風も取り込んでいる工房があると思えば、沖縄の海を思わせる鮮やかなブルーが特徴の工房、エキゾチックな文様が多い工房など、先へと進めば個性あふれる色合いや模様の焼き物が待っています。
写真:万葉 りえ
地図を見る金城次郎氏が那覇市内の壺屋から読谷村に工房を移したのは1972年のこと。1980年には陶工4人が共同登り窯を築き、この登り窯を中心にやちむんの里が広がっていきます。
工房を何軒か周って進んでいくと、その登り窯の姿が共同売店の先に見えてきます。この登り窯で焼かれた品を「読谷山焼」といい、「読谷山焼売店」に作品が並びます。こちらでは、伝統を受け継ぎ存在感のある器をたくさん見ることができます。
写真:万葉 りえ
地図を見るこの登り窯は、古民家の解体現場でもらいうけた赤瓦や、琉球石灰岩などを使って作られました。そのようにこの地に溶け込んだもので作られているからでしょうか、戦後米軍が使用していた時期があるとは思えないほど、ここには懐かしさのある風景が広がっています。
写真:万葉 りえ
地図を見る読谷村には60近くの窯元があり、そのうち20ほどの窯元がやちむんの里に工房を構えています。それぞれの工房の作品を順に見て周るうちに、模様だけでなく、さらに形の種類の多さも感じられるでしょう。コーヒーカップなど日常で使うものだけでなく、抱瓶(だちびん・携帯用酒瓶)など沖縄の伝統を受け継いだ作品まで、やさしさと味わいのあるやちむんの魅力は尽きません。
登り窯の先まで行くと道は左へと折れて下るようになり、読谷山焼北窯と名前が付いた工房が集まる地域に至ります。読谷山焼北窯売店では普段の暮らしに使いたい物がいろいろと揃います。
写真:万葉 りえ
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写真:万葉 りえ
地図を見る工房によっては、正規品だけでなく、ちょっと傷が付いてしまったなどB品を格安で置いているところもあります。どれにしようかと見て周るうちに、どの窯元で見たのかわからなくなってしまうこともあります。そうならないように、気にいったものを見つけたら工房の名前などを確認して次へ進むようにしておきましょう。
写真:万葉 りえ
地図を見る赤瓦のある風景と独得の味わいがある焼き物が待つやちむんの里の散策。ぜひゆったりと楽しんでください。
住所:沖縄県読谷村座喜味2653-1
アクセス:石川インターから10km
駐車場:あり(無料、60台)
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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