カフェあり!ショップあり!「京都市電ひろば」オープン!梅小路公園

カフェあり!ショップあり!「京都市電ひろば」オープン!梅小路公園

更新日:2014/03/31 15:31

bowのプロフィール写真 bow トラベルライター
日本で最初の電車が走ったのは京都だったということはご存じでしょうか?明治28年に開業し、昭和53年まで長い間京都市内を縦横無尽に走っていた京都市電。多くの市民に愛された京都市電が今、梅小路公園で復活!明治から昭和期に実際に営業運転をしていた市電が整備され、新たにオープンした「市電ひろば」に登場しました!

新たな市民の憩いの場に。

新たな市民の憩いの場に。

写真:bow

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梅小路公園は、歴史のある梅小路蒸気機関車館、そして2012年にオープンした京都水族館、そして今後2016年に京都版・リニア鉄道館と言われる「京都鉄道博物館」のオープンを控え、ますます盛り上がりを見せているレジャースポット。

そこへまた新たなるスポット「市電ひろば」が2014年3月8日にオープン!実は京都市電は知る人ぞ知る『日本で最初に走った電車』なのです(開業時は京都電気鉄道)。明治から昭和まで長きに渡り、市民の足として大活躍してきた京都市電がこの度梅小路公園内に設置された「市電ひろば」に降臨!車両が展示されることになったのです。

京都土産と市電グッズ盛りだくさん!「市電ショップ」

京都土産と市電グッズ盛りだくさん!「市電ショップ」

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市電ひろばに設置されている車両4両のうち、南東側に設置されている703号車は「市電ショップ」という名の車両になっています。

中に乗り込んでみると、そこは鉄道グッズの宝庫!!車両1両がまるまるショップになっているんですよ!鉄道好きのお子様ならしばらくこの場を離れられなくなるかもしれません!もちろんここでしか買えない市電グッズもしっかり揃っています!

ユニークなのは車内広告を吊るす部分にちゃんと広告を吊るしたり、つり革の部分にも商品を吊るしてみたりと、市電の車内を有効に活用し、雰囲気を壊さないようにした店内レイアウトがされているんです。まさに”市電愛”ですね!

車内でも飲食OK!「市電カフェ」も!

車内でも飲食OK!「市電カフェ」も!

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「市電ショップ」の隣に並んでいる505号車、こちらは「市電カフェ」として内外装をリフォームされた車両。テイクアウトはもちろん、車内でも飲食が可能となっているのが嬉しいポイント!

車内は半分をカウンター席に改造されているものの、もう半分はもともとの市電のシートを活用していて、雰囲気は電車の車内そのもの!「市電カフェ」の内装も吊り広告の部分にインフォメーションが有効活用されていて、あくまでも電車の車内というコンセプトを崩していません。

おすすめメニューは京都・美山牛乳を使った「京都なないろソフトクリーム」。創業100年の老舗、豆富本舗の色とりどりのかわいいあられがトッピングで散りばめられていて、子供に大人気です!

食べられるつりわ、あります!

食べられるつりわ、あります!

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そして「市電カフェ」で、もう一品おすすめしたい商品があります。

それは・・・「市電カフェ」車内のつり輪(つり革)を見て下さい。広告欄には『食べられるつりわ、あります』との文字が。なんだこれ?昔の広告?いえいえ違います、今の話!

よく見ると、ぶら下がっているつり輪の中にパンが紛れ込んでいます!その名も「カタカタつりわパン」!チョコ、のり醤油、シュガー、ハニー、黒ごまの全5種の味が選べるカタカタつりわパンは1個250円!これは「市電カフェ」に入ったら買わざるを得ない一品です。

ちなみにパンは”カタカタ”というだけあって、ちょっと硬め(笑)。乾パンみたいな食感のパンがベースになっています。車内で食べるとなんだか電車を食べているような不思議な気分を味わえます(笑)また、お土産に持って帰る方も多いですよ!

休憩場所の車両も設置!チンチン鳴らしてみて!

休憩場所の車両も設置!チンチン鳴らしてみて!

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「市電カフェ」「市電ショップ」の後ろにも1両ずつ、休憩スペースとして開放されている車両が設置されています。車内は出入り自由で、特に車内は改造されておらず当時のままの座席の状態にされています。

また、運転席にも出入りが自由になっていて、お子様たちが小さな運転手になりきって楽しむ姿を目にすることができます。そして、京都市電と言えば「チンチン電車」として親しまれた電車。

そもそもチンチン電車の由来となったのはフートゴング(foot gong)と呼ばれる、今でいう警笛装置が発する音。フートゴングは電車の床下に取り付けられていて、運転席の足踏みペダルを踏むとチンチンと鳴る仕組みになっています。

解放されている車両のフートゴングはちゃんと生きていて、運転席の足元のペダル(画像では金色のボタン状の部分)を踏めば「チン・チン」と鳴ってくれるのです。なんとも言えないアナログな響きの音色に、どことなく懐かしさを感じる事でしょう。ぜひ、踏んでみてくださいね!

憩いの場から一大観光スポットへ!?

梅小路公園は以前ではほとんど京都市民の利用者しかいなかったような場所でした。しかし、近年は京都駅からも近く、アクセスもいいという立地条件から新たな施設がラッシュで建設され、市民の憩いの場から一大観光スポットとしての機能を持ち始めています。

特に「京都水族館」が出来てからは相当な数の観光客が梅小路公園へと足を運んでいます。そこへさらに「京都鉄道博物館」がオープンすれば、京都でもかなりの集客力を持つ観光スポットとして注目されること間違いなしです。「市電ひろば」もその布石の一つでしょう。もはや、京都の魅力は神社仏閣だけではないのです!

そして、お子様連れで京都へ行かれるのであれば、とにかく1日遊べる梅小路公園をオススメ!そして、ちょっと休憩するには今回紹介した「市電ひろば」をぜひご利用下さい!「市電ひろば」は京都水族館の建物のすぐ横にありますよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/17 訪問

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