長良川源流散策!岐阜ひるがの高原「分水嶺公園」と「夫婦滝」

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長良川源流散策!岐阜ひるがの高原「分水嶺公園」と「夫婦滝」

長良川源流散策!岐阜ひるがの高原「分水嶺公園」と「夫婦滝」

更新日:2018/08/28 10:28

浦賀 太一郎のプロフィール写真 浦賀 太一郎 週末トラベラー

日本を東西に分かつ二つの川。片や美濃の沃野を水面に映し、片や山深き合掌造りの里を潤しつつ、それぞれ太平洋、日本海へと注ぎます。南は長良川、北は庄川と名付けられた二つの川は、その流域に命の恵みを与え、美しい風景を育んできました。その二つの川をずっと遡ると、ついにある場所で一つの流れに戻ります。今回は、アクセス抜群の秘境!分水嶺公園と最源流の滝・夫婦滝を紹介します。

そもそも、分水嶺って何ですか?

そもそも、分水嶺って何ですか?

写真:浦賀 太一郎

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分水嶺とは、もの凄く平たく言うと、「川が二つ(の水系)に分かれる場所」と言えるでしょう。・・・簡単に言いましたが、川の始まりは、多くは山の頂上近辺にあります。従って分水嶺もほぼ山頂付近にあるのが一般的です。正確には「分水界」とも言いますが、分水「嶺(みね)」と呼称されるのは、山の稜線と分水界が、ほぼイコールの場所にあるからなんですね。

ゴジラの背骨の様にイカツイ山々が縦断している日本列島においては、一部平地に存在する分水嶺もありますが、多くは急峻な山の頂、下手すると数千メートル級の山上で、専門的な登山の知識のない人は、そう簡単に行ける場所ではありません。

ところが!です。

車で簡単に行けちゃいます!分水嶺公園

車で簡単に行けちゃいます!分水嶺公園

写真:浦賀 太一郎

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ひるがの高原にある分水嶺は、東海北陸自動車道の、ひるがの高原SAのスマートICから6分程度と近く、ペンションや別荘の立ち並ぶ高原地で、シラカバが林立する静かな立地です。およそ875mの標高があるので、真夏でも涼しい風が肌に快いですよ。

分水嶺周辺は「分水嶺公園」として散策路などが整備されていて、10台ほどを停められる駐車場もあります。「蛭ヶ野峠 分水嶺(一段落目の写真)」と刻まれた大きな石碑が建てられていて、入口には「長良川 太平洋」「庄川 日本海」と銘打たれた碑が左右に配置され、分水嶺へと続く散策路への期待が高まります。

あれ?意外と…いや、これこそが大河の始まりなのだ!

あれ?意外と…いや、これこそが大河の始まりなのだ!

写真:浦賀 太一郎

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分水嶺公園は、そこまで規模の大きな公園ではありません。分水嶺自体にも入口から数秒の所ですし、散策路は、数分で巡れる白樺の小径です。分水嶺には、一目でこれが分水嶺だと分かる石碑(写真)が置かれています。辺りは湿原地でもあり、春にはカタクリやミズバショウ、梅雨時はササユリなどの花が咲きます。夏場は源流に一面の緑を映し、爽やかな森林浴ができ、秋の紅葉も見事です。

あれ?意外と…いや、これこそが大河の始まりなのだ!

写真:浦賀 太一郎

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いざ分水嶺!とばかりに勢い勇んで分水嶺公園に来た人は拍子抜けしてしまうかもしれません。本当に簡単に分水嶺を目の当たりに出来ちゃうんです。ですが、拍子抜けする前に、ちょっと考えてみて欲しいのです!

岐阜の中心部を悠々と流れる長良川も、富山平野の美しい散居村風景を形作る庄川も、はじまりはこんなに小さな流れだったんです。この頼りなげな流れが、やがて成長し、周囲に住む人々の歴史に大きな影響を与えています。

あれ?意外と…いや、これこそが大河の始まりなのだ!

写真:浦賀 太一郎

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例えば長良川は織田信長が天下布武を掲げた岐阜城下の外堀の機能を果たし、更には貴重な水源となり、信長の国盗り事業の支えとなります。例えば庄川は世界遺産となっている白川郷や富山の菅沼、相倉の合掌造り集落の美田風景の形成を担っています。

分かれた水源を追ってみると、信じられないことに、両方とも、ちょろちょろ(時期によって水量は変わりますが)と流れ込むのは小さな溝。側溝です。この、川といえるかわからないくらいの小さな「流れ」は、拍子抜けどころか、多くの命や歴史を運ぶ、感動の第一歩だったのです。

<分水嶺公園の基本情報>
住所:岐阜県郡上市高鷲町ひるがの(国道156号沿いに標識あり)
アクセス:ひるがの高原スマートインター(ETC専用)から6分
営業時間:見学自由

長良川最源流の名瀑・夫婦滝!

長良川最源流の名瀑・夫婦滝!

写真:浦賀 太一郎

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長良川最源流の滝・夫婦滝は、長良川の源流を気軽に辿ることができます。分水嶺公園と同じ国道156号線沿いにあって、車で5分ほどで行くことができます。夫婦滝には数台の駐車場があり、滝までは歩いて7分くらいです。

道は舗装されていませんが普通に歩くのに苦はありません。雨の日の後などは滑りやすくなるので注意が必要です。滝の前に、長良川源流湧水があります。手ですくうと冷やりと冷たくて気持ちいいですよ!

長良川最源流の名瀑・夫婦滝!

写真:浦賀 太一郎

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大きな岩がごろごろ転がっている川沿いを少し歩くと、夫婦滝が遠目に見え始めます。遠くから見ると小滝のように見えますが、近づくにつれてその迫力が増していきます。夫婦と呼ばれるだけあって、二つの滝が仲良く垂直に落ちていき、岩にぶつかって跳ね返った水しぶきが辺りをふんわりと包んでいます。

決して大きくなく、しぶきが放射線状に炸裂するような豪快さもありませんが、三方を谷に抱かれた夫婦滝付近は、とっても居心地の良い、優しい空気感のある名瀑ですよ!澄んだ滝壺も優美そのものです。

<夫婦滝の基本情報>
住所:岐阜県郡上市高鷲町西洞(国道156号沿いに標識あり)
電話番号:0575-73-2241(ひるがの高原観光協会)
アクセス:ひるがの高原スマートインター(ETC専用)から10分
営業時間:見学自由

意外と穴場なひるがの高原の観光スポット!

ひるがの高原は大きなスキー場もあり、冬はスキー・スノボ客で賑やかな地域ですが、グリーンシーズンの爽やか大自然は、冬に負けないくらい魅力に溢れています。分水嶺公園周辺にはソフトクリームの美味しいお店や、軽食のできるカフェもあるので、ちょっとした寄り道感覚で立ち寄ってみるのもアリですよ!

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/03 訪問

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