写真:瀧澤 信秋
地図を見る世界最大のホテルチェーンとしての存在感を誇るマリオット・インターナショナル。あの“ザ・リッツ・カールトン”もマリオットのブランドですし、“シェラトン”や“ウェスティン”などで知られるスターウッドを買収したこともニュースになりました。
マリオットには30ほどのホテルブランドがあるといわれますが、2017年11月1日に江東区錦糸町の地で開業した「モクシー東京錦糸町」は、マリオット日本初上陸となるモクシーブランドです。同日、大阪にも「モクシー大阪本町」が開業しました。
モクシー・ホテルは、マリオット・インターナショナルのブランドとしては新しい2014年のスタート。目下躍進中のブランドで、アムステルダム、フランクフルト、ロンドン、オスロ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルなど計70以上のホテルの誕生が予定されています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るそもそもモクシーとはどういう意味なのでしょう。モクシー・ホテルによると、MOXY(moxie)とは"勇気・元気・ファイト"等を意味する俗語。モクシー・ホテルは「節約志向の旅行者向けブティックホテル」がコンセプトで、主要ターゲットはミレニアル世代(2000年以降に成人、あるいは社会人になる世代を指す言葉)です。
聞き慣れない“ブティックホテル”という言葉。日本では一般的に馴染みが薄いのですが、ホテル業界では何かと注目されてきたワードです。様々な捉え方がありますが、「個性的かつ現代的な特徴あるデザインや装飾を特徴」とし、「アバンギャルドな感覚や雰囲気を併せ持つ」とされています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るラグジュアリーな外資系というイメージのマリオット。その高級なイメージのなかで、利用しやすい料金をはじめ、いい意味で期待を裏切ってくれるのがモクシー・ホテルです。ホテルに到着してまず驚くのがスタッフの衣装。一般的な制服ではなく、ジーンズやTシャツ等とカジュアルな出で立ちです。スタッフの呼称は総支配人をキャプテン、スタッフはクルーと呼ぶあたりも個性的。
更に驚くのがキャプテンのヘアスタイル。なんとリーゼントです。クルーは金髪でも耳元にピアスでも、それがファッションアイコンになるのであればOK。ワクワクが詰まったホテルです。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るまた、従来のホテルの常識が通用しないと言えば、"客室に冷蔵庫が設置されていない"ということにも驚きます。ホテルの表玄関向かいにはコンビニエンスストアがあるものの、初めてのゲストは戸惑うかもしれません。
モクシー・ホテルは、節約志向の旅行者向けブティックホテルがコンセプトと前述しました。ブティックホテルのイメージでは“ユニークで革新的”“フレンドリー”といったワードが想起されます。
従来のホテルが持つ常識を覆すスタイルと言うこともできますが、一方でその定義は不明確であり、昨今では“ライフスタイルホテル”というワードが存在感を増しています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るこれまでホテルの区分は、伝統的、フォーマルといったグレード感でカテゴライズされてきました。宿泊・宴会・結婚式というイメージで括るのも一般的です。また、高級なシティホテル、安いビジネスホテルという料金で分けるのも常識的でしょう。
一方、ライフスタイルホテルとは、そうした機能やグレードによるカテゴライズとは全く異なる視座です。カルチャー、歴史にフィーチャーするホテルスタイルと言えるかもしれません。いずれにせよ、まだ日本では馴染みのない新しいホテルのスタイルです。
モクシー東京錦糸町のアイテムはシンプルでありながらどこかスタイリッシュでアバンギャルド。いわば“肩肘を張らないライフスタイルホテル”と表現できるかもしれません。
ホテルを巡る環境は、訪日外国人旅行者の増加で激変しています。ミレニアル世代をターゲットにした、モクシー東京錦糸町が提案するライフスタイルホテル。驚きとワクワクのステイを体験してみませんか?
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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