そのシルエットの美しさから「蝦夷(えぞ)富士」として知られる羊蹄山(ようていざん)。場所は道南の倶知安(くっちゃん)町・喜茂別(きもべつ)町・京極町・真狩(まっかり)村・ニセコ町の中央に位置し、支笏洞爺(しこつとうや)国立公園に属しています。
古代アイヌ民族が「マチネシリ(女の山)」と呼び崇めていた羊蹄山。その気を浴びると女性らしい気品が引き出され、男性を振り向かせるパワーをもたらすと信じられています。
とはいえ羊蹄山の標高は1,898m、気を浴びるにはちょっと骨が折れますね。手軽にそのパワーを手に入れたいという方には、羊蹄山の伏流水が湧き出ている京極町の「ふきだし公園」がオススメです。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る京極町にある「ふきだし公園」には、羊蹄山の雪解け水や雨水が長い年月をかけて大地にろ過され清められた湧き水が毎日約8万トンも噴き出しています。その量は約30万人の生活用水に匹敵し、道内でも屈指の水量を誇っています。
ミネラルを豊富に含んだ天然水はとても飲みやすく、一年を通して約6.5℃の冷たさを保ち清涼感は抜群!腕利きの料理人がわざわざ汲みに訪れるほどの天然ミネラル水は、「羊蹄のふきだし湧水」として環境省が認定する「名水百選」にも選ばれ、さらに「北海道遺産」にも選ばれています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る1973(昭和48)年、北海道より環境緑地保護地区として指定されたふきだし公園の湧水は、地域住民による徹底した品質管理のもと安心して飲むことが出来ます。
豊富な湧き水はもちろん無料!地域住民だけでなく多くの観光客がこのために足を運び、マイペットボトルやポリタンクに大量に汲んで持ち帰っていますよ。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る風水の理論では、「気のエネルギーは風によって運ばれ、水に貯えられる」と言うそうです。つまり、伏流水となってこの地に運ばれた羊蹄山のエネルギーを水を飲むことでからだに取り込めば、山に登らずして御利益にあやかれるともいえるでしょう。
恋愛運アップや女性らしい魅力を引き出したいなら、ぜひふきだし湧き水をたっぷり飲んであやかってみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る冷たく豊富な水量を誇るこのふきだし公園。それだけでも清涼感たっぷりで癒やされますが、よりたくさんの天然ミストのマイナスイオンシャワーを浴びたいなら早朝がオススメ!公園一帯を朝もやが立ち込め、ひんやり冷えた空気とともに実に神秘的な光景が広がります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るふきだし湧水口までは遊歩道が整備され、森の深緑、池に浮かぶ中島、湖畔に建てられた東屋、沢のせせらぎなど、すべてが美しく空気が澄み、実に絵になる光景。癒やされること間違いありません。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るふきだし湧水口正面に鎮座した巨大な奇岩。水苔にびっしりと覆われ、至るところからチョロチョロと湧き水が流れ出しています。朝もやに巻かれたこの岩は、実に荘厳でまさに神域。もちろんこの水も飲めますよ!
写真:Mayumi Kawai
地図を見る実はこのふきだし公園には、観音信仰が息づく「三十三番観音像」という霊場が隣接しています。観音様は災害や病気など人々の救済に応じてその身を三十三に変化するといわれ、その御姿が仏や如来、菩薩、明王であり、その代表的な13仏像とその他諸像を含めて計54体もの石仏が、ちょうどふきだし湧水口を見下ろすかたちで安置されています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこの不動明王像だけはふきだし湧水口のすぐ隣に安置されています。三十三番観音像の53体は1993(平成5)年に現在の場所に移設されましたが、この不動明王像だけは「鎮守様」として動かさず、この地を訪れる人を見守っています。
羊蹄山のパワーといい、明王、観音様のパワーといい、紛れもなく強力なパワースポットに違いないですね!
写真:Mayumi Kawai
地図を見るふきだし公園は「道の駅 名水の郷きょうごく」に隣接しています。道の駅には名水を使ったコーヒーやコーヒーゼリー、京極酒や各種ドリンク、食べ物でいえばラーメンやお蕎麦、ジンギスカンなども味わえます。
無料Wi-Fi完備ですから、美味しいコーヒーなどでくつろぎながらゆったり時間を過ごしてみてはいかが?もちろんご当地ならではのお土産物も物色してみてください。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るふきだし公園は意外に広く、大きな池の周りには吊り橋や遊歩道が整備されているのでちょっとした森林浴が楽しめるほか、広い芝生にはアスレチックやバーベキュー、キャンプ場、野外ステージなども完備されています。しかも徒歩5分のところには日帰り温泉が楽しめる「京極温泉」もあり、大人から子どもまでご家族みんなで楽しめるおすすめスポットです。
恋愛祈願や運気アップをはかれるだけでなく、暑さしのげる天然ミストたっぷりの涼感スポットでもあり、さらに名水グルメから温泉まで楽しめる、盛りだくさんの魅力が詰まった京極町のふきだし公園へ、ぜひ遊びに訪れてみてください。
住所:北海道虻田郡京極町字川西45番地1(道道京極倶知安線沿い)
電話:0136-42-2111(京極町役場企画振興課)
アクセス:
・札幌から車で倶知安、ニセコ方面に向かい、国道230号線経由で所要約1時間半
・小樽から南へ国道393号線経由で所要約1時間15分
・JR倶知安駅からタクシーで所要20分
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/12更新)
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