写真:ナカヤ アキ
地図を見るシエナの南東に広がる広大な丘陵地、オルチャ渓谷。ぶどう畑や糸杉の立ち並ぶ小道、風に揺れる小麦の穂、ヒマワリやケシが咲き乱れるこの渓谷は四季四季で違う顔を見せ旅人の心を癒します。中世から続くこの美しい渓谷は2004年に世界文化遺産に登録されました。
この渓谷の土壌はミネラルが豊富でワイン用の葡萄やオリーブや小麦栽培に適しオルチャ渓谷らしい景色をつくりあげます。特に、フランチジェーナ街道は、イタリアで一番美しい街道と称され、9世紀頃からこの街道が周辺は宿場町として栄えました。農家体験ができるアグリツーリズモや試飲可能なワイナリーなども多く、風光明媚な景色と美味しい食事を堪能でき、旅の中休みにぴったりです。
<基本情報>
アクセス:フィレンツェからシエナまで、バスまたは電車で2時間
(観光バスなど公共のツアーがないので、シエナからはレンタカーで南下するのがおすすめ)
写真:ナカヤ アキ
地図を見る中世に繁栄したヴィチェンツァ。16世紀にはイタリアを代表する建築家アンドレア・パッラーディオが活躍し、パラディアン様式と呼ばれるそのスタイルは欧州各国や北米にまで影響を与えました。古典的ローマ様式を導入した荘厳な建築物を創り、建築ファンが多く訪れます。
町のシンボルバジリカや古代の野外劇場、オリンピコ劇場を始めとする建物や、バチカン元司祭のために建てられたパッラーディアン様式最高傑作と名高いヴィラ・アルメリコ・カプラ(ラ・ロトンダ)などが見所です。その市街は、世界遺産「ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィラ」として登録されています。
<基本情報>
アクセス:フィレンツェから電車でパドゥアにて乗り換え、ヴィチェンツァ駅下車。約2時間
写真:ナカヤ アキ
地図を見る丘の上に佇む、外壁に囲まれ王冠のように見える50人ほどが住む小さな町小さな村モンテリッジョーニ。ダンテの神曲にも登場し、かつてはヴィア・フレンチージェナと呼ばれるローマへの巡礼宿場として賑わった町として有名です。
毎年7月中旬には、ダンテの神曲をテーマにした祭が開催されます。当時の衣装を着た役者がダンテの神曲の幕を演じ、世界中から集まったダンテファンで賑わいます。
<基本情報>
アクセス:フィレンツェから、車またはシエナ経由のバスで約3時間
写真:ナカヤ アキ
地図を見る国内各地に温泉が湧く温泉大国イタリアの中でも代表的な温泉保養地、モンテカティーニ。この地に湧き出る効能の高い温泉水は「奇跡の水」と呼ばれ、ローマ時代から利用されてきました。かつてはナポレオンも訪れたという記録もあります。
ゆったりと流れるこの町の時間は、訪れるだけで旅の疲れを癒してくれるでしょう。充実した時間を過ごせるゴージャスな温泉プールやマッサージ、エステはもちろん、ショップやレストランも多く、さながら高級な温泉テーマパークといった雰囲気です。
<基本情報>
アクセス:フィレンツからルッカ方面行の普通電車で1時間。Montecatini Terme Centro下車
写真:ナカヤ アキ
地図を見るヴィーナスがティレニア海に真珠のネックレスを落した時にできたという伝説がある、トスカーナ群島最大のエルバ島。ナポレオンの流刑されたことでも有名なこの島では、5月にはナポレオンを讃えるお祈りがミセリコルデイア教会で行われます。
海のイメージがあまりないトスカーナですが、ダイビングファンに定評のあるエメラルド色の海や、どこまでも続く白いビーチ、シーフードをふんだんに使った料理に特産品のワイン…。マリンバカンスを楽しむのにもってこいの島です。
<基本情報>
フィレンツェからピオンビーノまでバスで2時間半。エルバ島行きフェリーでポルトフェッライオ港まで約1時間
(季節、フェリー会社によって料金が異なるので要確認)
フィレンツェから3時間以内で楽しめるトスカーナ地方をより深く楽しめるスポット。フィレンツェの街で忙しくするのもいいけど、時間に余裕があれば、プラスオンで日帰り旅行をしませんか?絶景、グルメ、ワイン、歴史、海、文学…。ゆっくりと時間が流れるスポットで、旅の中休みをエンジョイしませんか?
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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