済州島の東端にある城山日出峰(写真)は初日の出ポイントとして有名です。韓国のハワイと呼ばれる済州島は、火山活動によって形成された景観や溶岩トンネルなどハワイとの共通点がたくさんあります。
済州島では、位置的にも島の中心にそびえる標高1,950メートルのハルラ山が韓国世界自然遺産の中核です。ハルラ山以外の頂きは、城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)のように「峰(ボン)」と呼ばれています。
城山日出峰の下方右側には緑がざっくりと割れた地層も見ることが出来ます。左手側からなだらかに頂上に近づいていますが、頂上付近は急激に立ち上がっていることが分かります。山頂の線は、ギザギザとしてのこぎりのようにも見えます。
城山日出峰の少し南にあるサンセット・ポイントと呼ばれるビーチからは巨大城塞にも見える岩の塊を真横から眺めることが出来るので、観光客がひっきりなし訪れる撮影スポットです。
<サンセット・ポイント無料駐車場の基本情報>
住所:Goseong-ri, Seongsan-eup, Seogwipo, Jeju-do, 大韓民国
「城山日出峰公園」入口では、「トルハルバン」と呼ばれる石のおじいさん像がお出迎え。済州島では各集落入口にトルハルバン像」が建っています。後方では緑の草原の登山道をたくさんの観光客が登っています。
済州島の人気土産品のトルハルバン像は、火山島済州島の凝灰岩で出来ており、表面には小さな穴が無数に空いています。からだの前で右手が上の像は文官、左手が上の像は武官を表す両班(やんぱん)と呼ばれる官僚像でもあります。鼻を触ると男の子、耳を触ると女の子を授かるとの言い伝えもあります。
頂上へは最初はなだらかな登り。トルハルバン像が建っているポイントが左側の登山路、右側の下山路の分岐点。階段数は560段。この位置から頂上までの標高差は約150メートルです。登山者と下山者が分かれ、足元はフラットな石畳、木製手すりが完全に整備された歩きやすい路です。
頂上往復は、写真の位置から徒歩50分ちょっと。最初はゆっくり歩き、無理せず体調を整えましょう。勾配が厳しくなってきたら、20段位で一息つくと楽ですよ。また、ところどころに展望デッキが設置してあるので、水分を取り景色を堪能しながら登りましょう。
頂上が近づくと、勾配が急になるため、阿蘇草千里のような草原、函館山のような景色がより一層良く見え楽しめます。疲れも癒されます。
いよいよ頂上も間近。最後は急こう配です。頂上の少し前に細長い展望デッキやベンチがあるので、無理せず一息入れましょう。右手奥の沖合に「牛島(ウド)」も見えています。
細長い展望デッキの後が、約20メートルの最後の急こう配の階段を登ると頂上の手すりが見え、これが山頂リングです。ところが、この急階段を登っている時には頂上が見えていません。その瞬間は突然訪れるのです。
登りきると突然現れるのが展望デッキ、登り口の左右に広がり、まるでオープンエアーの円形劇場のような作りです。そして、この劇場で眺めるのは、前方に巨大円錐状の緑の火口跡、後方に登ってきた景色、360度絶景です。デッキの最上段では涼風が吹き抜け、汗と疲れが吹っ飛ぶことでしょう。
3万坪の緑の火口跡がひろがっています。ウッドデッキが50メートルも延び絶景を眺め尽くすことが出来ます。
火口跡は丸い王冠のように見えます。それは写真のように周囲に99本もの尖った岩峰が火口を取り囲んでいるため。
下山前に目に焼き付けたい景色です。手前の湾と奥の潟の間の狭い場所に最初に城山日出峰を眺めたサンセット・ポイントがあります。
登りと下りは別ルート。頂上からの下りはつづらおり。階段の角が絶景ポイントです。
眼下の景色はブルーや水色などのパステル調でとてもカラフルです。
下りてくると広大な芝の草原エリアです。城山日出峰の切り立った北側斜面を眺めることが出来ます。山頂への登山をスキップした方はこの雄大な散策コースを楽しんでみてはいかがでしょう。
住所:済州道西帰浦市南済州郡城山邑城山里114
電話番号:+82-(0)64-784-0959
アクセス:済州市外バスターミナルから 東回り線・西帰浦市行きバスに乗り、城山日出峰入口下車。所要時間約80分
営業時間:(3〜9月)7:00〜20:00、(10〜2月)7:30〜19:00(入場は閉園1時間前まで)
料金:一般大人2,000ウォン、青少年・子ども1,000ウォン
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/13更新)
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