「戦争証跡博物館」は、1975年9月4日に開館しました。目的は戦争がなぜ始まりどのように推移したのか、そして悪名高き枯れ葉剤によるあまりにもひどい影響を後世に伝えるためなのです。
建物は入館してからまずは一番上の3階に進み、そこから部屋番号1より順番に、下の階に降りながらとなります。館内には階段の他にエレベーターもありますので利用して下さい。
多くの解説と写真による展示があり、青森県出身の報道写真家、故沢田教一の「安全への逃避」と題されたベトナム戦争写真の展示もあります。この作品はハーグ第9回世界報道写真コンテスト大賞、アメリカ海外記者クラブ賞、そしてピューリッツァー賞を受賞。沢田は1970年10月28日にカンボジアで襲撃され34歳で亡くなっています。
また、米軍が使用した実弾の展示、その他戦闘機や軍用ヘリ等の展示も行われているので、戦争の悲惨さを知る上でも足を運んでおくべき観光地となります。
<戦争証跡博物館の基本情報>
住所:28 Vo Van Tan St, Dist 3, Ho Chi Minh Vietnam
電話:84-28-3930-5587
アクセス:タンソンニャット空港(ホーチミン空港)からバス、タクシーで約35分
戦争証跡博物館から約400mの近い距離にあるのが「統一会堂」です。ここには古い歴史があります。1873年から1955年までは「ノロドン宮殿」と呼ばれています。フランス統治下のことです。その後1975年までは「独立宮殿」と呼ばれました。
1966年に現代建築へと再構築されそれが現在の姿。南ベトナムの大統領官邸となっていたのです。
現在は統一会堂と呼ばれていますが、その内部はほぼすべての部屋を見学することが出来ます。
地下に行くと、そこには戦時中に使われていた通信機やベトナムの地図が展示されており、ここが極秘軍事基地で、重要な意味を持っていたことが実感出来るでしょう。
なお、ベトナム戦争の終結は、この地に解放軍の戦車が入ったことであるとされています。屋外の戦車の展示も見逃さないで下さい。
<統一会堂の基本情報>
住所:135 Nam Ky Khoi Nghia, quan 1, Thanh pho Ho Chi Minh Vietnam
電話:+84-28-3822-3652
アクセス:戦争証跡博物館から約400m
統一会堂から南に約500m、ゆっくり歩いても10分程度で到着出来るのがホーチミンで一番大きい「ベンタイン市場」となります。歴史は古く1914に整備された市場で、観光用だけではなく地元の人も生活用品や食料品を購入するため足を運ぶ場所。
巨大な市場ですが、通路はとても狭く、お土産品や靴、バッグ等が雪崩を起こしそうな雰囲気で両側に積まれています。ベトナムのアオザイや漆器類などを含め、実に多くの種類がありますので気に入った品物を見つけましょう。
また、様々な食べ物があることから、食事をするにはとても便利な場所なのです。ベトナムと言えばフォーを連想する人は多いと思いますが、実に様々な料理を選ぶことが出来ますので、美味しそうな食事を見つけ試してみて下さい。
<ペンタイン市場の基本情報>
住所:Cho Ben Thanh, Ho Chi Minh Vietnam
電話:+84-28-3829-9274
アクセス:統一会堂から南に約500m
ベンタイン市場から北東に歩くこと約700mで、聖母マリア教会「サイゴン大聖堂」に到着です。
19世紀末にフランスによって作られたカトリック教会となり、建物の外観はロマネスク様式。周囲とは雰囲気が大きく異なり、西洋を感じる場所となるのです。
<聖母マリア教会 サイゴン大聖堂の基本情報>
住所:D Han Thuyen Dong Khoi Area, Ho Chi Minh Vietnam
電話:+84-08-3829-4822
アクセス:ベンタイン市場から北東に約700m
聖母マリア教会「サイゴン大聖堂」のすぐ東隣で、道路を挟んだ場所にあるのが「サイゴン中央郵便局」です。
ところで、なぜ郵便局が観光地に?
実はこの場所も、聖母マリア教会「サイゴン大聖堂」同様19世紀末のフランス統治下で建築された建物なのです。屋外も屋内も実に美しく、そして現役の郵便局として機能しているユニークな場所。多くの観光客が来ることから国際電話を含めた様々なサービスもあります。
サイゴン中央郵便局の入り口の両側に並ぶお土産店。帰りの荷物を増やしたくないのなら、ここでお土産品を購入してそのまま中央郵便局で自宅まで送付。とても面白い場所とシステムと言えるのではないでしょうか。
<中央郵便局の基本情報>
住所:2 Cong Xa Paris, Dist.1, Ho Chi Minh Vietnam
電話:+84-28-3822-1677
アクセス:サイゴン大聖堂に隣接
ホーチミンのタンソンニャット国際から、主要な見どころがある市街地に向かうにはどうしたらよいのでしょうか?
タクシー、バス、バイク便までありますが、安くて便利、しかも安全なのは断然バスとなります。バス会社は複数ありますが、中でも車体が緑色の「152系統バス」がお勧め!
違うバス会社の運賃は現地通貨で20,000ドンなのに対し、152系統は5,000ドン。日本円で約25円という驚異的な安さで市街地まで行けるのです。料金は乗車時に前払いですが、スーツケース等の大きな荷物がある場合、追加で5,000ドンを請求されることがありますので知っておいて下さい。
下車は自己申告となります。進行方向右手に白くて大きな「統一会堂」が見えたら、日本と同様に下車ボタンを押して下さい。バスはすぐに停車します。
最後に、コース中の見どころの詳細と、ベトナムのグルメ情報を下記の関連MEMOに記載しています。ぜひ、旅行の参考としてみて下さい。
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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