旧市街の路地裏にある小さなコンサートホール「Time for Chopin」では、毎日夕方18時から、ショパンのピアノコンサートが開催されています。
グランドピアノの前後と横、コの字に客席が配置された、全60席程度のこじんまりした会場。ショパン自身、大きなコンサートの舞台より、少人数の小さな演奏会を好んでいたそうですが、「Time for Chopin」はまさに、当時のサロンコンサートを想像させるような、アットホームな雰囲気のコンサートです。
観客は海外からの旅行客が多く、ドレスコードはスマートカジュアルでOKなので、観光のついでにも立ち寄りやすいです。英語での司会進行で和やかなムードの中、ピアノのコンサートが始まります。
このショパンコンサートの特徴は、プログラムが日替わりであること。演奏者も演目も日によって変わるので、もし気に入って連日訪れた場合でも、違うピアニスト、異なる楽曲が楽しめるでしょう。
演奏するのは、ポーランド国内や海外で活躍しているピアニストで、ワルツ、マズルカ、ノクターン、ポロネーズなどの楽曲を、プログラム構成にもよりますが、だいたい6〜10曲程度演奏してくれます。
演奏時間は約50分、途中で10分程度の休憩をはさみます。休憩の際には飲み物(ポーランドのお酒またはジュース)がふるまわれ、会場内や中庭で、他の観客やピアニストとの会話を楽しむこともできますよ。
予約は「Time for Chopin」の公式HPから、または日本の旅行代理店等を通してオプショナルツアーとして申し込みが可能。当日空席があれば、旧市街(王宮広場周辺)でスタッフが声掛けをしていることもあります。プログラム(ピアニストと演目)についてもHPに掲載されています。
<基本情報>
住所:Plac Zamkowy 8, Warszawa
電話番号:+48-501-127-125
料金:60ズウォティ
ワルシャワ市街の南にあるワジェンキ公園は、休日には家族連れも多く訪れる地元でも人気の公園です。敷地内には、ワジェンキ宮殿(水上宮殿)のほか植物園や劇場などもある、とても広い公園です。
このワジェンキ公園では、毎年5月〜9月の夏季期間、毎週日曜の12時と16時の2回、ショパンの野外ピアノコンサートが行なわれています。無料で自由に聴けるコンサートとあって、ワルシャワ市民にも観光客にも大人気。立ち見も出るほど多くの人が集まります。
野外コンサートの会場となるのは、ワジェンキ公園のシンボルともいえるショパン像の前。すぐ横にピアノが設置され、観客はショパン像を見ながらショパンの美しいピアノ音楽に耳を傾けます。
こちらのコンサートも演奏者や演目はその時々で異なりますが、ショパンの有名な楽曲を中心に1時間弱の生演奏。日本人ピアニストが演奏することもあります。
敷地内は、前方は芝生に直接座れるようになっていて、後方には椅子が。広い会場ですが、大きなスピーカーが何台も設置されているので、大音量でピアノ演奏を聴くことができます。芝生では、レジャーシートを敷いて寝転がりながら聴いている人も多く、皆それぞれリラックスしながら休日のひと時を楽しんでいます。
ワルシャワの5月〜9月は日差しが強い日も多いので、ワジェンキ公園でのピアノコンサートに行かれる際は、帽子やサングラスを持っていくと良いかもしれません。
<基本情報>
住所:Agrykola 1 Street, Warszawa
電話番号:+48-225-060-028
料金:無料(公園内ワジェンキ宮殿は要入場料)
ワルシャワ市内には、ショパン博物館、ショパンの生家、ショパンの心臓が埋められている聖十字架教会などの関連スポットが多くありますが、ピアノコンサートも所々で多く開催されています。
日本では少し敷居の高いクラシックコンサートも、音楽の街ワルシャワでは気軽に参加できるので、観光の途中にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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