写真:やた 香歩里
地図を見る新潟交通佐渡が提供している定期観光バスにはいくつかのコースがありますが、午後に船で佐渡入りしてから夕方まで観光ができる「おけさA」、午前中に観光して午後に両津港に到着する「おけさB」の半日観光コースがおススメ。今回はこのうち、「おけさA」をメインにご紹介していきます。
午後コースの「おけさA」は、13:00に両津港を出発。新潟港から両津港に12:35に到着するジェットフォイルでの接続が可能です。11:50両津港着のフェリーなら、港近くで海鮮ランチを食べてから乗車するのもいいですね。
車両は基本的には観光バスですが、人数が少ない場合は観光タクシーでの運行となることもあります。
写真:やた 香歩里
地図を見る定期観光バスは原則予約制ですが、空席があれば当日でも申し込み可能です。新潟交通佐渡の窓口は両津港ターミナルの1階。申し込みはネットや電話でできますが、乗車前にこちらで受付をすませましょう。
写真:やた 香歩里
地図を見るまず最初に向かうのは「大佐渡スカイライン」。両津側から相川側を結ぶ、大佐渡山脈を縦走する約30kmのパノラマロードです。路線バスはこの道を走らないので、ここを通るだけでも、観光バスに乗ったメリットがありますね。
最初の立ち寄りスポットは、交流センター「白雲台」。山小屋風の可愛い建物で、中には売店や軽食コーナーがあります。
写真:やた 香歩里
地図を見るそしてなんといっても注目なのは裏手の展望台。さすが標高850mの高所だけあって、佐渡島の南側を一望できます。右には真野湾、東には両津湾が広がります。
提供元:佐渡観光PHOTO
http://photo.visitsado.com/秋の紅葉が素晴らしいことでも知られる大佐渡スカイライン。秋に訪問するなら、ぜひ通ってみたいですね。
なお、荒天などで大佐渡スカイラインが通行できないときは、佐渡島西側の夫婦岩の見学となります。
写真:やた 香歩里
地図を見る大佐渡スカイラインの眺望を楽しんだら、いよいよ佐渡金山へ! 佐渡に来てここは絶対に外せませんよね。
1601年に開山されたといわれる佐渡金山は、その後長く日本の発展のために貢献を続け、400年近くもの間操業を続けていた日本最大の金山です。2018年現在、世界遺産候補として、整備が進められています。
「おけさA」コースでは、佐渡金山の2つの見学コース、「宗太夫坑(江戸金山絵巻コース)」と「道遊坑(明治官営鉱山コース)」のうち1つを選んで見学することができます。
ちなみに坑道内は真夏でも冷蔵庫内のような寒さ。年間通して10度前後の気温に保たれているのです。外気温が高い日は、坑道から外に出ると一気にメガネやカメラのレンズが曇ります。カメラを持参される方は要注意!
写真:やた 香歩里
地図を見るこちらは「宗太夫坑」です。たくさんの等身大の人形で、当時の坑道での作業や生活を表現しています。よく見なければわからないくらい奥の方で作業をしている人形もいて、思わずまじまじと見入ってしまいます。動く人形と目が合って、ぎょっとすることも。
なおもう1つのコース「道遊坑」では、佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」を間近に見ることができます。
写真:やた 香歩里
地図を見る金山の後は、再びバスに乗り「北沢浮遊選鉱場」へ。ここは浮遊選鉱法という手法を用いて金銀を採取していた大規模な施設で、“東洋一の浮遊選鉱場”といわれていました。操業を停止してから60年以上がたち、すっかり緑に包まれた今の姿は、“ラピュタっぽさ”を感じさせると新たな人気スポットとして注目されています。
写真:やた 香歩里
地図を見る続いて向かうのは、名勝で名高い尖閣湾にある「尖閣湾揚島遊園」。複雑な絶壁の連なる海岸線は、まさに絶景!
写真:やた 香歩里
地図を見るここは、昭和28年の映画「君の名は」のロケ地としても有名です。この橋は遊仙橋という名ですが、「君の名は」にちなみ“まちこ橋”と呼ばれています。橋の向こうの島が「揚島(あげしま)」で、ここの展望台からは雄大な景色を眺められます。
写真:やた 香歩里
地図を見るまたここでは、海中透視船に乗って海から景色を眺めたり、船底のガラス越しに海中を眺めることもできます。海から見る尖閣湾の岸壁は雄大! また船内にはカモメの餌となるスナック菓子が販売されているので、カモメを呼び寄せることもできます。
なお、尖閣湾揚島遊園への入場料はツアー料金に含まれていますが、海中透視船への乗船は希望者のみで、乗船料は別途必要です。
写真:やた 香歩里
地図を見る観光スポットの見学を終えたら、指定旅館に宿泊する方は、順次旅館まで送ってもらえます。島の西側の相川地区を走るときは、海に反射する西日を楽しみながらのドライブ。
そして両津地区の指定旅館を回り、最後は両津港へ。18:30頃到着予定なので、日帰りの方は19:30発の新潟港行きフェリーに接続も可能です。
提供元:佐渡観光PHOTO
http://photo.visitsado.com/なお、午前半日コースの「おけさB」は、朝に両津港または相川地区から出発し(相川地区は佐和田バスセンターまでシャトルバスを利用)、佐渡博物館や酒蔵・寺社、そしてトキの森公園を回ります。こちらも佐渡の名所を短時間に効率よく巡るコースとなっています。
2つ以上のコースを利用すると、2つ目以降のコースが500円割引(子どもは300円割引)になる特典もあります。
ガイドさんの語る佐渡情報を聞きながら、佐渡の名所を短時間でしっかり回れるバスツアー。慣れない旅先では運転したくない、そもそも運転できないなど、車以外の手段で回りたい方の強い味方です!
運行会社:新潟交通佐渡株式会社
電話番号:0259-52-3200(定期観光バス予約センター)
運行期間:4月〜11月(2018年は4月1日〜11月30日)
料金:〔おけさAコース〕大人4800円、子ども2600円
〔おけさBコース〕大人3300円、子ども1700円
※尖閣湾の海中透視船を除く各スポットの入場料は料金に含まれています。
その他、週末運行の1日コースなどもあります。詳しくは公式サイトをご覧ください。また、冬には冬期運行コースもあります。なお、いずれのコースも、天候や施設の休業・イベント等により変更される場合があります。
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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