写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るJR山科駅の改札を出ると、桜の時期には山科疎水、毘沙門堂方面の看板が出ているので、看板を頼りに歩いていきましょう。道路の両脇には昔ながらの風情ある家が点在しており、それらを見て歩くだけでも楽しい道のり。
駅から徒歩10分ほどで琵琶湖疎水に到着です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る東西に約4.3km続く琵琶湖疎水沿いの桜並木はソメイヨシノ、ヤマザクラなどの桜の木800本がずらり!黄色の菜の花とピンクの桜がとても美しく、遊歩道を歩けば、春の情緒をたっぷりと感じられます。
川沿いで、お弁当を広げてランチをしても楽しいですよ!
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る山科疎水からさらにまっすぐ歩き、10分程いくと毘沙門堂の入り口、仁王門が目の前に。毘沙門堂は、伝教大師作で秘仏とされている毘沙門天を祀っていることから「毘沙門堂」と呼ばれています。
平安遷都以前は御所近くにあり、最澄など比叡山の高僧が唐に渡る前準備のために立ち寄ったお寺と伝えられ、江戸時代には、現在の山科に移築。東海道の交通の要所として賑わい、参勤交代の行列はここでよくお参りしていたとも言われています。
少し急な石階段を上り、早速境内に行ってみましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る本堂入り口には拝観受付がありますが、ここは素通り。桜だけを見るのであれば境内は無料なんです。
そのまままっすぐいくと、阿弥陀如来などを安置している霊殿があり、その前ではソメイヨシノを見ることができます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るソメイヨシノの反対側を見ると見事な大しだれ桜が目の前に!
別名、般若桜、毘沙門しだれとも呼ばれているこの大しだれ桜は、樹齢150年、高さは10mとさほど高くはないのですが、枝張り30mというその大きさが見事!枝が長すぎるため、下から木で支えられているほどです。
枝の根本から先までピンクの桜が流れるように咲き誇っている様は圧巻!ため息がでるほど美しい桜に、しばしシャッターを切るのを忘れるほどです。
毘沙門堂には、毘沙門しだれのほか、濃い紅紫色の花が特徴のしだれ桜や勅使門前にある山桜など50本以上もの桜があり、見ごたえ十分!どこを歩いても桜に出会えます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る毘沙門しだれの根元には行けませんが、桜の枝の真下に入ることができます。頭上を見ると、まるで桜の屋根!桜に包まれているようなそんな錯覚さえ覚えます。
毘沙門堂は高台にあるため、帰りはもちろん下り。下りの階段から眼下を望むと、名もなきヤマザクラが点在し、こちらもなかなかの風情。ゆっくりのんびり桜を楽しみながら下りて行ってくださいね。
また、毘沙門堂では桜の時期に、生の琴演奏やお茶席を設ける観桜会が開催されます。
2019年は4月7日日曜日 10:00-15:00に開催される予定。無料で楽しめるので、興味がある人はぜひどうぞ!
今回紹介したコースは、山科駅から琵琶湖疏水まで10分、さらにそこから10分で毘沙門堂に到着するので往復40分で歩けますが、桜をじっくり鑑賞しながら歩くとちょうど1時間くらい。春の桜散策にぴったりです。
住所:京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
電話番号:075-581-0328
拝観時間:8:30〜17:30
拝観料:500円 境内のみは無料
アクセス:JR、市営地下鉄、京阪電車 山科駅下車 徒歩20分
※2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
浮き草 ゆきんこ
浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。ニュージーランドで添乗員として働いていたとき、世界中を旅するバックパッカーたちに遭遇!突然、バックパッカーに憧れ、世界半周旅行へ。一人でふら…
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