京都の紅葉を代表すると言っても過言ではない場所が嵐山。そこに大亀山 宝厳院(だいきざん ほうごんいん)があります。臨済宗天龍寺派・大本山天龍寺の塔頭寺院となり、室町時代に細川頼之公の寄進にて、夢窓国師の孫にあたる聖仲永光禅師により開山しています。
山門はあえて質素な茅葺。禅寺の雰囲気を十分に感じることが出来るでしょう。
玉砂利が敷き詰められた庭園内。周囲との紅葉とのバランスが和の美しさをより一層引き立てていると言えるのではないでしょうか。
日本庭園でよく見る大きな石も、庭園のアクセントとなり、全体的な景観をワンポイントで引き締めてくれていると感じられるのでは。
歩きながら、今度は上の方を見てみましょう。そこに広がる圧倒的な紅葉の世界。
ここまで見事に色付く紅葉も、宝厳院ならではと言えるのです。紅葉は単に自然の作用だけではなく、日ごろからのケアも必要であり寺院のきめ細かさも関わってきています。
庭園内を観光していると、全ての場所が撮影スポットと言えるのですが、時に逆光を利用し、樹木をシルエットにして撮影するのも面白い方法といえます。ぜひ、お試し下さい。
日本庭園に欠かせない要素に水があります。宝厳院でも見事な流れを見ることが出来ます。
美しい苔の上に広がる落ち葉。苔を楽しむ文化は世界でも珍しく、日本ならでは美的感覚と言えるのです。
水の雰囲気を上手に生かすことも考えて、撮影してみましょう。
また、撮影では何も色鮮やかな様子が全てではありません。枯れてきて色あせてきた様子も、風情があると言えるのではないでしょうか。
宝厳院の庭園は、どこを写しても見事と言えるのですが、単にカメラを向けるのではなく、時に角度を変えて見ましょう。視点を変えることでユニークな撮影をすることが出来ます。
なお、宝厳院では、季節に応じた特別拝観という形で庭園を楽しむことになります。そして時間の都合がつく方は、夜の特別拝観でライトアップはいかがでしょうか。宝厳院の観光をより幅広く楽しめる方法と言えるのでは。期間及び時間帯については、都度関連サイトでご確認をお願いします。
一度この美しさを体験したならば、その後は何度でも足を運びたくなる和の空間であり、この紅葉を見ずして京都の紅葉を楽しんだとは言えないとまで感じるほどの美しさ。ぜひ、その世界観を堪能して下さい。
最後に、宝厳院では獅子の形をした獅子岩がパワースポットと言われていますが、特別にお守りなどがあるわけではありません。そこで、京都で圧倒的な力を持つパワースポットと言えば上京区にある「晴明神社」です。
獅子岩だけでは少々不安という方がいましたら、関連MEMOに「晴明神社」のリンクがありますので参考にしてみて下さい。
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話:075-861-0091
アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分。嵐電「嵐山駅」下車徒歩3分。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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