「坐禅の作法を知らないんだけれど大丈夫?」とか、「私にできるの?」と思っている方、心配はいりません。最初にご住職様から丁寧な説明があります。
勝林寺(しょうりんじ)の歴史から始まり、禅の精神、坐禅の姿勢に至るまで、短時間なのにすべてが含まれた静かで流暢な語り口に、まずはホッと落ちつきます。ご住職様のお話で一番心に残ったのは、私たちの心も、もとは清浄な「ほとけ」だということ。
お釈迦様は、ブタガヤの菩提樹の下で坐禅をされ、7日7晩の禅定の後に、悟りの境地に入られたそうです。坐禅は自分を見つめ直すもの。普段の慌ただしさを離れ、この体験で自分自身をゆっくり見つめてみるのはいかがでしょう?
写真:凜風 杏花
地図を見る説明の後、間に5分の休憩を挟んで、15分の坐禅を二回体験します。足を組むポーズをとるので、座りやすい服装で参加して下さいね。
修行のゆるみや過度の緊張をほぐすため、また、修行者の精進を励ます意味で肩や背を打つ棒を「警策」と言います。臨済宗では「けいさく」、曹洞宗では「きょうさく」と読み、長さも持ち方も宗派によって異なるとのこと。
今回の坐禅では、希望する人にだけ、ご住職様が立ち止まり、相互に合掌した後、もともとは警覚策励(けいかくさくれい)の言葉からきている警策を与えて下さいます。
写真:凜風 杏花
地図を見る本来の坐禅は線香1本が燃えつきる時間(40〜50分程度)が一単位。最初からだとちょっときついかも…そう思った方には、この15分区切りの坐禅体験はお勧めですよ☆
また、法話の中には心に響くお言葉がいくつもあり、坐禅の後だと、振る舞われるお茶も特別な味に感じられるかもしれませんね。
※予約時に申し込んでおくと別料金でお抹茶やお菓子を頂くこともできます。
写真:凜風 杏花
地図を見る勝林寺は東福寺の塔頭寺院の一つで、天文十九年(1550年)に東福寺第二百五世住持であった「高岳令松禅師」によって、勝林庵として創建されました。本山東福寺の鬼門(北方)の位置で仏法と北方を守護するところから「東福寺の毘沙門天」とも呼ばれています。
塔頭(たっちゅう)とは本来、禅寺で、祖師や大寺・名刹の高僧の死後、その弟子が師の徳を慕って、祖師や高僧の墓塔の頭(ほとり)や敷地内に建てた小院のこと。塔の中で首座にあるから「塔頭」と呼ぶという説もあり、寺院敷地内にある、高僧が隠退後に住んだ子院のことも塔頭と呼ぶようになりました。
写真:凜風 杏花
地図を見る綺麗に掃き清められた庭の美しさに気づいたのは坐禅後…ひょっとして、坐禅効果!?
庭園では、桜などの季節の花々や紅葉なども、参拝者の目を楽しませてくれます。特に紅葉はその美しさから吉祥天が宿るとされ、女性には嬉しい「良縁」「美縁」の御利益があるため、祇園の舞妓さんがお参りに来たことも!!
勝林寺では、写経・写仏体験、季節の限定体験なども行われています。出かける時期に合わせた体験を予約して、あなたの旅をワンランクアップしてみてはいかがですか!(^^)!
坐禅体験(個人)
所要時間 約60分
ご志納料 1人 1,000円
予約方法等はホームページでご確認ください。
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(2023/12/4更新)
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