酒と水の街「京都伏見」十石舟での〜んびり巡ってタイムトラベル?!

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酒と水の街「京都伏見」十石舟での〜んびり巡ってタイムトラベル?!

酒と水の街「京都伏見」十石舟での〜んびり巡ってタイムトラベル?!

更新日:2018/09/06 17:45

金長 たぬ子のプロフィール写真 金長 たぬ子 調理師、京都検定3級

豊富な地下水に恵まれ、日本有数の酒処として発達した「伏見」。悠久の昔より水運の拠点として栄えており、明治時代までは多くの十石舟や三十石船が伏見〜大阪間を行き来していました。「伏見十石舟」は当時の運搬船を再現した屋形船。酒蔵と柳並木に囲まれた風情ある水辺を、のんびり巡ってみませんか?明治維新の舞台にもなった「伏見」。龍馬ゆかりの地で当時に思いをはせながら、ほろ酔い気分での船旅はいかがですか!

京の酒処「伏見」は酒蔵の立ち並ぶ風情ある街並み!

京の酒処「伏見」は酒蔵の立ち並ぶ風情ある街並み!

写真:金長 たぬ子

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桃山丘陵からの豊富な地下水源に恵まれた「伏見(ふしみ)」は、かつては「伏水」とも呼ばれ、その水が酒造りに向いていたことから400年前から本格的な醸造が始まりました。大阪と1本で繋がっていたため、船を使った輸送が盛んに行われた結果、宇治川や疎水沿いには白壁の美しい酒蔵が立ち並んび、風情ある「伏見の街並み」は京都市の「伏見南浜界わい景観整備地区」に指定されています。

そんな歴史ある街「伏見」を訪れたら絶対おススメなのが、京都の風物詩「伏見十石舟・三十石船」。江戸時代から京都伏見と大阪間を酒や米などの物資の運搬や旅客の輸送に使われていたのを再現したものです。ちなみに三十石船は、坂本龍馬が妻・お龍との日本初の新婚旅行に使ったと言われています。

今回ご紹介するのは「十石舟」。揺れる柳の下を静かに進んでいきます。日々の雑踏を忘れて、ゆっくりとした時の流れを楽しんでくださいね!

京の酒処「伏見」は酒蔵の立ち並ぶ風情ある街並み!

写真:金長 たぬ子

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十石船の乗船場は「月桂冠大倉記念館」の南西側すぐにあります。「大倉記念館」では、月桂冠創業からの歴史を物語る史料の数々、職人が唄い継いできた酒造り唄により再現された、かつての酒蔵の雰囲気を体験することができ、見学後は吟醸酒などの利き酒が楽しめます。

十石舟を楽しんだ後でゆっくり見学するもよし、利き酒をしてからほろ酔い気分で船旅を楽しむもよし、「月桂冠大倉記念館」も是非お立ち寄りくださいね!

京の酒処「伏見」は酒蔵の立ち並ぶ風情ある街並み!

写真:金長 たぬ子

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十石舟の最大の特徴は船底が平らであること。陸でも乗船員が引きずりながら運びやすく、浅い水路を運航する為にこのような造りになっています。そのために舟は揺れやすく簡単に転覆してしまうのですが、ガイドさんの指示で乗客は体重のバランスをとりながら席を決めていきます。走行中に立ち上がることは厳禁ですよ!

船旅で気分は「龍馬とお龍」?!

船旅で気分は「龍馬とお龍」?!

写真:金長 たぬ子

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乗客全員の席がバランスよく決まると、さあ、いよいよ出発です。船内では観光ガイドのアナウンスが流れていますが、ベテランガイドさんが生で詳し〜く説明してくれますよ。

十石舟での旅はおよそ50分間。月桂冠大倉記念館裏の乗船場を出発したら、三栖閘門(みすこうもん)で下船。博物館や閘門を見学したのちに再び乗船し、元の乗船場まで戻ってきます。

船旅で気分は「龍馬とお龍」?!

写真:金長 たぬ子

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十石舟が進むのは宇治川派流と濠川周辺。途中、坂本龍馬襲撃事件の舞台となった旅籠「寺田屋」や「龍馬とお龍の銅像」も見ることができます。「寺田屋」は見学だけでなく、今も実際に宿泊することができますよ!また、琵琶湖疎水や高瀬川との合流点も見ものです。

船旅で気分は「龍馬とお龍」?!

写真:金長 たぬ子

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十石船が進む濠川(ほりかわ)は、伏見城の外堀です。晩春から夏は青々とした柳がゆれて美しいのですが、春には川沿いに桜が咲き誇り見事な景色に!紫陽花やもみじの季節もまた違った表情を見ることができ、四季折々の季節を楽しむことができます。

伏見のパナマ運河?!「三栖閘門」

伏見のパナマ運河?!「三栖閘門」

写真:金長 たぬ子

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約20分程で折り返し地点の「三栖閘門(みすこうもん)」に着きます。ここで一旦船を降りて、資料館や伏見港を見学します。自由時間は約20分。しっかり勉強しましょう!

伏見のパナマ運河?!「三栖閘門」

写真:金長 たぬ子

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三栖閘門はなんと!あの有名なパナマ運河と同じ構造をしているんだとか。パナマ運河の建設には日本人が携わっていたこともあり、その設計図を取り寄せてこの「三栖閘門」が造られました。ここで濠川と宇治川の水位の違いを調整してたくさんの船が大阪と伏見を行き来していたんですね!

閘門の横に見える白い建物が「三栖閘門資料館」です。もともとは閘門の操作室だったのを改装して資料館にしました。小さくてかわいい建物ですがなかなか見ごたえのある資料館です!

伏見のパナマ運河?!「三栖閘門」

写真:金長 たぬ子

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資料館には江戸時代頃の「伏見港と伏見の町」ジオラマやパネル展示のほか、「三栖閘門施設模型」があり、動画と模型を使って三栖閘門の構造の仕組みをわかりやすく説明してくれます。

十石舟の乗船券でこの三栖閘門資料館に入ることができますから、是非楽しんでくださいね。資料館のスタッフも丁寧に説明してくれますから、何でも気軽に質問してくださいね!

三栖閘門の見学を終えたら再び十石舟に乗り、のんびりと伏見の風情を楽しみながら乗船場に戻ります。舟を降りて弁天橋を渡ってすぐのところには、‟島の弁天さん”で親しまれている「長健寺」が。中国風の赤い竜宮門が目印です。月桂冠以外の酒処では「キザクラカッパカントリー」もお酒の楽しさを再発見できる場所としておススメです!

「伏見十石舟」の基本情報

◎運航期間
 平成30年3月24日(土)〜12月2日(日)の期間

但し8月の運航は下記のみとなります。
 8月1日〜16日(月曜運休)※出航時間が不定期となります。

◎運休日
 毎週月曜日(祝日を除く、ただし、4・5・10・11月は月曜日も運  航)
※8月は上記のみ運航

◎料  金
 大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下)
  幼児300円(小学生未満)
※料金は変更になる場合があります。

◎定  員
 20名

◎所要時間
 約50分(往復)

◎出航時間
(1) 十石舟の出航時間  通常運航期間
 10:00 10:20 10:40
 11:00 11:20
 13:00 13:20 13:40
 14:00 14:20 14:40
 15:00 15:20 15:40
 16:00 16:20
(2) 十石舟の出航時間  秋期運航期間
 11月27日(月)〜12月3日(日)の期間
 10:00 10:20 10:40
 11:00 11:20
 13:00 13:20 13:40
 14:00 14:20 14:40
 15:00 15:20 15:40

※8月の期間、出航時間が不定期となります。
※11月26日〜12月2日は15:40が最終便となります。

◎乗船場
 月桂冠大倉記念館裏 河川沿い


※なお安全上の都合により期間・運休日・出航時間等は急遽変更になる場合もあります。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/29 訪問

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