写真:都築 空
地図を見るホイアンはベトナム中部に位置する港町で、古くから東西の交易で重要な役割を担っていました。16〜17世紀頃にはポルトガル、オランダ、日本、中国の船が訪れるようになり、国際貿易の拠点として栄えました。
朱印船貿易制度により多くの日本人が訪れ、日本人街を形成するほどホイアンには多くの日本人が暮らしていました。しかしながら、1635年の鎖国以降はホイアンから日本人の姿はなくなり、その代わりに中国人が多く住むようになりました。
写真:都築 空
地図を見る日本橋と呼ばれる橋がありはしますが、ホイアンの町並みを眺めていても日本らしさはほとんど感じられません。
それもそのはずで、18世紀末には戦乱により一度街が壊滅してしまいます。現在残る街並みは19世紀以降、復興の際に建てられたものです。
写真:都築 空
地図を見るその後の戦禍は免れ、現在でもその当時からの古い街並みが残っています。
1999年12月にはトゥーボン川周辺の旧市街地が世界遺産に登録されました。
写真:都築 空
地図を見る家の前にランタンをつるすことは幸運、幸福、富を家族にもたらすとされています。もともとランタンは中国から伝わったもので、当時は中国式の木のランタンが作られていました。
写真:都築 空
地図を見るしかしながら木のランタンは作るのに手間がかかり生産性が良くありませんでした。そこでベトナム人たちが考え作り始めたのが竹のランタンです。
竹はベトナムで簡単に手に入れることができ、木に比べ作るのが容易だったことから生産性が上がりました。
写真:都築 空
地図を見るそのように今の形のランタンが作られ始めたのは約100年ほど前からで、次第にランタンの数が増え、カラフルなランタンが無数に見られる現在のような街並みになっていきました。
写真:都築 空
地図を見る体験を始める前にランタンの歴史について説明をしてくれるので、ホイアンやランタンについての知識を深めることができます。
ランタンにはさまざまな形があり、まずはどの形を作りたいか決めます。
写真:都築 空
地図を見る骨組みとなるのは12本の竹の棒。上下に穴が開いているので、そこに針金を通していきます。
その竹を柱を使い湾曲させます。ランタンの上下には円柱状の木の部品を使用するので、溝に沿って竹の棒を差し込んでいきワイヤーで止めます。
写真:都築 空
地図を見るキレイな形状になるよう竹の曲がり具合を調節したら、12本の竹の棒が均等な幅になるよう糸で止めます。これで骨組みは完成!
写真:都築 空
地図を見る次に貼り付けるシルクを選ぶのですが、カラフルなシルクが用意されており、迷ってしまいます。
12本の竹の棒の間にそれぞれ1枚ずつシルクを貼るのではなく、4本で1枚の布なので4枚シルクを使用します。すべて同じ色にして1色のランタンにするか、それぞれ違う色にしてカラフルなランタンに仕上げることも可能です。
写真:都築 空
地図を見る糊を塗った後、乾かしてから布を張り付けていきます。
たるまないよう引っ張りながら貼り付けていくのですが、これが難しい!失敗してしまっても一度はがしてやり直すことが可能です。
向かい合う2つの面に布を貼り付けたら不要な部分の布を切ります。この時、糸を切ってしまったら最初からやり直しなので、慎重に切っていきます。
写真:都築 空
地図を見る残りの面も布を張り、再度不要な部分の布を切るのですが、これが仕上がりを左右します。キレイな切り口となるよう整えます。隣の布を切ってしまわないよう緊張しながらハサミを動かします。
上下の木の部分にも布を貼り付け、ランタンの下にぶら下がっている装飾を付けたら完成!
それぞれの工程でスタッフがチェックをしてくれるので、安心です。うまくいかないときはコツを聞いてみましょう。
写真:都築 空
地図を見る完成したランタンに明りを灯したら、自分のランタンはよりいっそう素敵に見えるはず!最後に記念撮影をして体験終了。
写真:都築 空
地図を見る完成したランタンは折りたたむことができるので、コンパクトに持ち帰ることができます。
時間がない方は2時間コースのシルクを貼るところから体験することも可能です。
写真:都築 空
地図を見るホイアンの街歩きでランタンを眺めるだけではなく、自分の手で作ってみるのも良い思い出になります。普通の観光に体験を加えてみるのはいかがでしょうか。
住所:8 Tran Cao Van St., Hoi An, Vietnam
電話番号:+84-1699-216-230
アクセス:日本橋周辺の旧市街地から徒歩約10分
料金:17USD(シルクを貼るだけのコースは11USD)
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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