写真:高田 真美
地図を見るコルフ島の中心となる町「コルフ・タウン」は、魅力的な港町。ギリシャの島でありながら、14世紀終わりから約400年にわたり、ヴェネツィア共和国の支配下にあったため、この町の旧市街には、どことなくイタリア風のエレガントな雰囲気が漂っています。
写真:高田 真美
地図を見るコルフ島は、日本人にはあまり知られていませんが、ヨーロッパに住む人たちにはとても人気があるリゾート地。旧市街の細い路地には、土産物屋がずらりと並んでいます。金柑のシロップ漬けやお酒、海綿スポンジやオリーブオイルの石鹸、革サンダルやエキゾチックなデザインのジュエリーなど、ショッピングも楽しいですよ!
写真:高田 真美
地図を見るコルフ・タウンの旧市街は、夜の散策も欠かせません。レストランの屋外にはテーブルが並び、食事を楽しむ人たちで賑わいます。ギリシャ料理店だけではなく、イタリア料理店も多いのが特徴です。おしゃれなバーもたくさんありますので、是非ナイトライフも楽しんでくださいね!
写真:高田 真美
地図を見る海に面したコルフ・タウンには、新旧2つの要塞があります。観光スポットとしておすすめしたいのが、パレオ・フルリオと呼ばれる旧要塞です。半島のように突き出した部分に要塞を築き、そこに堀をめぐらせて、陸地からは孤立した状態になっています。そのため、要塞へは、橋を渡って入場します。
写真:高田 真美
地図を見るこの要塞が築かれたのは、15世紀のヴェネツィア共和国が支配していた時代ですが、この場所にはそれ以前にもビザンチン時代の要塞がありました。要塞内の建物には、ビザンチン時代の美術品が展示された場所もあり、小さな博物館のようになっています。また、敷地内には、19世紀前半のイギリス統治時代に建てられた、ギリシャ神殿風の教会も残っています。
写真:高田 真美
地図を見る広大な要塞内では、遊歩道を歩いて、要塞の頂上まで登ってみましょう。コルフ・タウン旧市街と港、そして美しい海を見渡す絶景が広がっています。
<パレオ・フルリオの基本情報>
開園時間:4月〜10月:8:00-20:00 / 11月〜3月:8:00-15:00
入場料:6ユーロ
写真:高田 真美
地図を見るコルフ島に住む殆どの人たちは、ギリシャ正教の信徒です。ギリシャ正教は、キリスト教の教派の1つですが、カソリックやプロテスタントといった西方教会とは違い、日本人にはあまり馴染みのない教派です。ギリシャ正教の教会内部は、イコンと呼ばれる聖像画で美しく飾られているのが特徴です。
写真:高田 真美
地図を見るコルフ島にはギリシャ正教の教会がたくさんあります。荘厳で重々しく、西方教会とはまったく違った雰囲気が味わえますので、興味がある方は、是非内部を見学みるとよいでしょう。教会によっては、内部の写真撮影が禁止されているところもありますので、きちんと確認してから見学するようにしましょう。また、写真撮影が許可されている場所であっても、敬虔な信者の方々の邪魔にならないように配慮したいものです。
写真:高田 真美
地図を見るコルフ島滞在中は、コルフ・タウンから少し足を伸ばして、イオニア海ならではのとびっきり美しいビーチを訪れてみましょう。特におすすめしたいのが、コルフ島西部にあるパレオカストリツァ(Paleokastritsa)というエリアです。複雑に入り組んだ海岸線が続くこのエリアには、美しいビーチがいくつも点在しています。
写真:高田 真美
地図を見るパレオカストリツァの魅力は海だけではありません。ビーチの背後には、険しい山々が聳え立っており、美しい海の景色を見ながらのハイキングも楽しめます。
コルフ・タウンからパレオカストリツァまでは、グリーン・バスと呼ばれる公共バスで簡単にアクセスできます。終点のパレオカストリツァで下車すると、目の前にAgios Spiridon Beach という美しいビーチが広がっています。
<パレオカストリツァの基本情報>
アクセス:コルフ・タウンのグリーン・バス・ターミナルから、パレオカストリツァ行きのバス(路線番号A9)に乗り、約1時間。
バス料金:片道2.5ユーロ
写真:高田 真美
地図を見るギリシャとアルバニアの国境沖に浮かぶコルフ島からは、日帰りでアルバニアを訪れることも可能です。コルフ・タウンから、アルバニアのサランダ(Saranda)という町へは、高速の水中翼船でわずか30分。入出国の手続きなどもありますので、ツアーを利用して訪れるのが便利です。フェリーが到着するサランダという町は、近代的なリゾートタウンで、さほど見所はありませんので、オプショナルのバス・ツアーに参加してサランダ周辺の見所を回りましょう。
写真:高田 真美
地図を見るサランダ周辺の一番の見所は、ブトリント(Butrint)という古代都市の遺跡です。ブトリントは、紀元前6世紀頃に、コルフ島から渡ってきたギリシャ人により築かれ、古代ローマ時代に繁栄の時を迎えましたが、その後、次第に衰退し、中世の終わりには町が放棄されました。
ブトリント遺跡には、紀元前3世紀に築かれたギリシャ劇場、ローマ時代のローマ風呂跡、6世紀の教会跡、紀元前4世紀に築かれた巨大な石垣などが見事に残されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。また、古代都市の周りが湖と水路で囲まれているため、景色も素晴らしく、美しい自然の中で遺跡散策を楽しむことができるのも魅力です。
<ブトリント遺跡の基本情報>
アクセス: サランダから車で約30分
入場料:700 Leke
写真:高田 真美
地図を見るサランダ周辺のもうひとつの見所は、サランダから20キロほど内陸に入ったところにある、ブルー・アイ(Blue Eye)と呼ばれる泉です。この泉からは、驚くほど透きとおった水が湧き出ていて、美しい渓流と湖を形成しています。地底から水が沸き出ている場所は、「ブルー・アイ」という名の通り、神秘的な青い色をしています。そして、辺り一面には、なんとインクのような深い青色のトンボが無数に飛び交っているんです!
コルフ島からアルバニアを訪れる日帰りツアーには、殆どの場合、「ブトリント」と「ブルー・アイ」を訪れるバスツアーがオプショナル(追加料金)でついています。上に述べたとおり、サランダの町だけではわざわざアルバニアを訪れる価値がありませんので、ツアーに申し込む際には、念のため、ブトリントやブルー・アイを訪れるオプションがあるかどうか、確認してから申し込むことをおすすめします。
コルフ島へは、ギリシャの首都アテネからだけではなく、イタリア、フランス、イギリス、アイルランドなど、ヨーロッパ諸国から航空便が就航していますので、アテネに寄らずに、ヨーロッパ各地から直接コルフ島へ入ることも可能です。エーゲ海の島とは一味違ったギリシャの島「コルフ島」を訪れてみませんか?
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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