まさに黄金!紅葉の「京都御苑」イチョウの姿は必見

まさに黄金!紅葉の「京都御苑」イチョウの姿は必見

更新日:2018/09/14 14:33

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー
東西約700m南北約1300mと広大な敷地をもつ京都御苑は、2016年より通年一般公開となった京都御所はじめ、閑院宮家や拾翠亭など由緒ある建物も多く、京都観光では必見の場所。
京都御苑自体も景色が美しく、名木や四季の花々が楽しめる場所で、秋の紅葉はもちろんイチョウの大木も多くその姿は圧巻です!ただ美しい木々を眺めるだけでも十分楽しめますが、幕末の歴史をたどりながら巡るのもオススメですよ。

凝華洞跡のイチョウ

凝華洞跡のイチョウ

写真:古都の U助

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京都御所の南面正門に当たる建礼門から南に下がったところには、凝華洞跡のイチョウと呼ばれる一際大きなイチョウの木があります。小高い岡のようになった地にあり、その姿はまさに圧巻。

凝華洞跡のイチョウ

写真:古都の U助

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凝華洞跡は、禁門の変(蛤御門の変)の頃、多忙を極めた松平容保が朝廷の配慮もあり仮宿舎としていた屋敷があった場所。禁門の変の戦乱の際には、ここで容保が指揮を取ったとされています。

凝華洞は御華畠やお花畑とも呼ばれ、永倉新八の口述による回顧録を記録した「新選組顛末記」では彼等はそのお花畑周辺を警護したとあります。そしてその功績が認められ、朝廷より新選組(新撰組)の名が下されたとされています。

凝華洞跡のイチョウ

写真:古都の U助

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凝華洞跡のイチョウは高さが約24メートルもあり、真下から見上げるのもオススメ。ぐるっと一周して見てもどこから見ても見応えがあります。角度はもちろん、時間帯や日の当たり方によってもそれぞれに美しさがあります。

学習院発祥の地のイチョウ

学習院発祥の地のイチョウ

写真:古都の U助

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数ある京都御苑のイチョウの名木のうちでも、特に見とれてしまうほど美しいのがこの学習院発祥の地のイチョウと呼ばれているもの。現在の学校法人学習院のルーツにあたり、幕末に開校された学習院発祥の地の周辺にあるので、学習院発祥の地のイチョウと呼ばれています。

学習院発祥の地のイチョウ

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枝振りが低めで面白いので、間近で見たりアップで写真撮影するのもオススメ。

学習院発祥の地のイチョウ

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学習院発祥の地のイチョウは京都御所・建春門の北東そばにあるのですが、少し木々の中に入り込んでいるため注意して探してみて下さい。すぐ北側には、皇女和宮生誕の地である橋本家跡の駒札もありますよ。

中山邸跡周辺のイチョウ

中山邸跡周辺のイチョウ

写真:古都の U助

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こちらは明治天皇の生母、権典侍・中山慶子の実家であり、明治天皇の生誕地である中山邸跡にあるイチョウの木。京都御所北東角に当たる猿が辻のすぐ東側にあります。現在敷地の中に入ることはできませんが、柵の外からでも見事なイチョウを見ることができます。

中山邸跡周辺のイチョウ

写真:古都の U助

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中山邸跡のすぐ東側にも立派なイチョウの木があります。このイチョウの木や中山邸跡からまっすぐ西へ行くと、一條邸跡のイチョウとよばれる名木があります。

一條邸跡のイチョウ

一條邸跡のイチョウ

写真:古都の U助

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こちらはとある秋の夕刻、一條邸跡のイチョウと京都御所の北西部にある皇后門を写した写真。京都御苑北西部にある乾御門からだと、御苑の中に入ってすぐの場所にあります。

京都御苑自体は終日出入りすることができるので、御所の拝観が終了した跡でも夕焼けや苑内の木々を見て回ることができます。京都御苑は広大な敷地を持つため、平地にありながら隠れた夕焼けスポットでもあります。ただし森のように見通しが悪い場所もありますので、夜間の1人歩きは避けるようにしましょう。

堺町御門周辺のイチョウ

堺町御門周辺のイチョウ

写真:古都の U助

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京都御苑南部の堺町御門のすぐそばにも背の高いイチョウの木があります。堺町御門は禁門の変の後、およそ3日間にわたり京都の町の多くを焼いたどんどん焼け(元治の大火、鉄砲焼けなどとも)で、長州藩邸とともに火元の1つとなったとされています。

この堺町御門は地下鉄丸太町駅から徒歩5分ほどの場所にあり、途中の烏丸丸太町バス停の近く、丸太町通沿いの歩道にも見ごたえあるイチョウの木があります。

京都御苑の基本情報

住所:京都府京都市上京区京都御苑3
電話番号:075-211-6348(環境省京都御苑管理事務所)
アクセス:地下鉄烏丸線・丸太町駅、今出川駅からそれぞれ徒歩約5〜10分
見学料:無料(京都御苑自体は終日出入自由)

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/15 訪問

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