2020年の東京オリンピックまでの期間限定で、実験的にフロアや店舗を個性豊かな企業とコラボし、数々の体験型イベントやライブなどを開催するこの施設。都市機能と公園のミクスチャーが楽しめると話題になっています。
2022年には、「公園」のコンセプトは変えずに拡張させる形で新しいソニービルを竣工する予定。その為、館内の店舗は一定の期間で変わるようではありますが、だからこそ訪れる度に感動や驚きがある、新しい発想の場所なのです。
地上フロアには、「買える公園」をコンセプトとした空間が広がります。
プラントハンターの西畠清順氏がプロデュースした「アヲ GINZA TOKYO」には、世界中からセレクトした特別な植物が植えられており、それら全てが購入可能。植物アドバイザーも常駐していて、色々と話を聞く事も出来ます。とにかく見た事も無い珍しい植物があるのが特徴で、まるでジャングルの中に紛れ込んだ感覚に陥るかも知れません。
また、「TOKYO FM」のサテライトスタジオも設置。東京で支持されている楽曲や、東京カルチャー等が発信されています。
地上フロアの店内に入ると、「トラヤカフェ・あんスタンド」が夏季・冬季限定のポップアップストアを展開しています。
小豆・砂糖・寒天のみでつくったあんペーストと、南アルプス・八ヶ岳の天然氷を使用したこだわりかき氷を販売。リモンチェッロやラムなどのアルコールを使った、銀座店でしか味わえない大人なかき氷のラインナップがあるのもユニークです。
この施設には、嘗てのソニービルの面影を残し、それを上手く利用している部分がそこかしこにあります。
壁に残るタイルやSONYのネオンサイン、むき出しのコンクリート壁、天井のダクトなどなど。廃墟っぽい雰囲気を出しつつ、お洒落な空間作りをしてるところは、さすがソニー!
このフロアで人気なのが、「The Convine」という名のコンセプトショップ。ファッショングループのジュン(JUN)と、ミュージシャン&ファッションデザイナーの藤原ヒロシ氏がタックを組んでディレクション。
そのネイミング通り、コンビニエンスストアの様な店舗デザインで、大きな冷蔵庫の中には、缶に入ったエコバッグやペットボトルに入ったTシャツ、おにぎりの形をしたハンドタオルなどなど、食品に見立てたパッケージのアイテムが揃います。
更に雑誌のコーナーの本が、よく見ると古本だったり、レジにあるタバコ風のパッケージのトランプだったりと、拘りのオモシロ商品があり、くすっと笑ってしまう事間違い無し。
東京メトロ銀座駅のコンコース直結の地下2階にはイベントスペースを用意。1〜2ヶ月ごとに体験型イベントを開催していくとの事。
2018年9月24日までは「#001 PARK x MUSIC x ROLLER SKATE」と題したローラースケート場が出現し、無料でローラースケートを体験できます。ソニーならではの4Kの大型ビジョン映像や、ハイパワーオーディオシステムから大音響で流れる音楽と共に、ちょっと懐かしいローラースケートが楽しめます。プロのインストラクターも在住し、レンタルシューズの用意もあるので、銀座でのショッピングや食事のついでに体験することができる手軽さも売り。
ここは最新型のゲームが楽しめる場所。
テーブルにはタッチで遊べるスマートプロジェクター「エクスペリアタッチ(Xperia Touch)」。リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモSPORT」のコックピット型試遊台で、試臨場感あるレーシング・ゲームを体験できる「ゲームx パーキング(Game x Parking)」など、ソニーならではのハイテクゲームが揃っています。
地上フロアでご紹介した「トラヤカフェ・あんスタンド」のあんを製造・販売する店舗。
店内は製造所を兼ね備えており、銀座店のみで限定販売されるオリジナル・ミニサイズのあんペーストは、銀座土産にぴったりです。
またこのフロアは、銀座最大の駐車場、西銀座駐車場地下2階と直結しています。東京メトロといい、この駐車場といい、導線の良さもとてもよく考えられていますね。
またちょっとしたフォトギャラリーになっている演出もニクイ!
代官山・横浜・京都でクラフトビール専門店を展開する、SPRING VALLEY BREWERYの新コンセプトデリ「BEER TO GO by SPRING VALLEY BREWERY」が、このフロアにオープン。16種類のクラフトビールや、季節ごとに変わる12種のデリやグリルなどを、パーク内で自由に楽しむことができます。クラフトビール500円、デリ400円など、銀座とは思えないリーズナブルな値段も嬉しい。
更に、毎週金曜日などにライブが開催されており、花金は銀座で過ごしたい!と言う人に人気です。
地上部と、地下4層のフロアには、たったの6つの店舗しか入っておらず、どのフロアも、何もない余白のスペースがたくさん造られています。また壁や扉を極力排除し、より贅沢な空間を生み出す様に工夫されており、これこそがソニーが考える新しい解釈の「公園」なのかも知れません。
住所:東京都中央区銀座5-3-1
開園時間:5:00〜24:30
※パーク内の店舗営業時間やイベント開催時間は、それぞれで異なります。
2018年8月現在の情報です。イベントや各店舗の最新情報は、公式サイトなどでご確認ください。
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