最近は多くの翻訳機が出回っていますが、ポケトークWが他の翻訳機と比べて優れているのは、74言語すべてで"相互"翻訳が可能という点。翻訳はインターネット通信を使って行い、SIMカードを使って海外の通信会社でも対応が可能です。
例えば、海外で英語が通じないようなお店で買い物をする際は「How much?」くらいは通じることが多いですが、現地の言葉が分からないと支払いすら戸惑ってしまうこともしばしば。そして、返答があっても現地の言葉だと困ってしまいますよね。ポケトークなら相互翻訳が可能なので、相手の発した言葉も翻訳してくれるので、スムーズな会話が可能となります!
それでは、初代モデルと比べてみましょう。右側が初代モデルで左側が最新モデルのポケトークWです。大きさは2つとも非常にコンパクトでポケットサイズ。画面サイズは初代に比べて3.2倍になり、翻訳ボタンが追加されたのが大きな違い。具体的にどのあたりが初代モデルと比べ便利になったか、3つに分けてご紹介していきます。
翻訳機を購入するにあたって、一番気になるのが翻訳スピードと精度。通信状況によって異なりますが、初代モデルの翻訳する時間は3秒程度で、簡単なフレーズだったら1秒で翻訳可能でした。ポケトークWはさらに翻訳スピードがアップし、なんと初代に比べて最大7.5倍まで翻訳速度も向上!
速くなった理由としては、まずは4Gに対応したという点。4Gとは通信規格のことで、初代が対応していたのは1つ前の3Gだったのに対し、高速データ通信が可能となっています。さらに翻訳する際は端末ではなく、クラウド上のエンジンを使用するため、言語によって最適な翻訳エンジンが利用可能。翻訳エンジンが内蔵された翻訳機に比べてスピードや精度もアップしています。
今回新たに販売されるモデルにeSIMカード内蔵のものもあり、購入と同時に使用言語を選ぶだけですぐに使え、世界105ヶ国やエリアに対応しているので、そのまま持っていくだけ(ただし、利用できるのは購入から2年間のみ。SIMが内蔵されていないモデルは不可。)
さらに初代モデルと比べて使い方もシンプルになっています。翻訳したい言語のボタンを押し、音がピッと鳴ったら話すだけで、そのまま翻訳。画面には自分が話した言葉がテキストとして表示されるので、内容も確認できます。
動画:トラベルjp 編集部
編集部平山が便利だなと思った点は、言語選択も音声で可能という点。これほどの数の言語があるとボタンを使っての設定も面倒なのですが、例えば「中国語」と話すだけで言語を変更することが可能になりました。使い方は動画でご覧ください!
翻訳機としてスマホとの最大の違いは、このマイク。ノイズキャンセル機能を搭載しているので、人混みの中でも会話を聞き漏らしません。そして、初代モデルに比べて大音量のスピーカーを搭載したので、翻訳機をわざわざ相手に近づけなくてもOKというのも便利な点ですね。
大幅に進化したポケトークですが、実際にどれだけ使えるのでしょうか?そこで開発元であるソースネクスト社のスタッフとともに試してみました。 まずは基本となる英語をLINEトラベルjpのカナダ人スタッフでチェック。ネイティブにとって違和感がないかどうかも確認してもらいました。それでは街中でおすすめのお店を探すという設定で動画をご覧下さい。
動画:トラベルjp 編集部
通信環境にもよりますが、翻訳スピードは申し分ないですね。カナダ人スタッフによると、翻訳機であるが故に表現に一部少し違和感を感じるということです。しかし、今回はセリフを設定せずに自然な会話をお願いしてみましたが、相手には意図は十分に伝わっています。旅行で使う分には申し分ないのではないでしょうか。
ソースネクスト社の調査によると、英語の次に人気があるのが中国語。中国語はどうでしょうか?今度はソースネクスト社の中国人スタッフにお願いして、中国語で道を尋ねてみました。
動画:トラベルjp 編集部
これも日常会話なら問題ないですね。ただ、あくまでも編集部平山の実感レベルではありますが、中国語に関しては短文だと翻訳精度は高いものの、長文となると一部の名詞が変化したりと、違和感のある表現になりました。長文を訳せるのはポケトークのメリットではありますが、ここぞという時は少しずつ翻訳していったほうが良いかもしれません。
翻訳した会話は初代モデルは20件だけでしたが、ポケトークWは1万件も残せるようになったのも嬉しいですね。POCKETALKセンサーと連携するとブラウザ表示も可能で翻訳した言語もコピペも可能。メールやチャットでも活用できます。
ボタンをタッチするだけで、74もの言語を相互翻訳してくれるポケトークW。英語だけでもインドやオーストラリアのアクセントにも対応しているので、日常会話からトラブルまで海外旅行のどんなシチュエーションにも対応可能となりました。
さて気になるお値段ですが、専用eSIMカード付きで29,800円(SIMは2年間有効)。Wi-Fi +SIMスロット付きの専用モデル(24,800円)もありますが、海外でインターネットを接続することを考えるといろいろと手間なので、eSIMカード付きの購入がおすすめですよ。
まるで通訳がいるかのように対話できる翻訳機、ポケトークW。言語が不安な人は、これ1つで海外旅行がさらに便利になるでしょう。
取材協力:ソースネクスト株式会社
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がLINEトラベルjpに還元されることがあります。
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(2024/3/19更新)
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