海中透視船も!佐渡「尖閣湾揚島遊園」で陸も海も丸ごと楽しむ

海中透視船も!佐渡「尖閣湾揚島遊園」で陸も海も丸ごと楽しむ

更新日:2018/09/07 11:54

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士
佐渡島で観光!と思ったとき、まず頭に浮かぶのは佐渡金山、そして朱鷺のいるトキの里公園という方が多いと思います。でも、佐渡はその美しい海岸線も見どころ。ドライブも楽しいですが、じっくり景色を楽しみたければ「尖閣湾揚島遊園(せんかくわんあげしまゆうえん)」がおススメです。海中透視船もあって、雄大な岸壁の景色と海中を眺めながらの遊覧が楽しめます。

「尖閣湾揚島遊園」は展望&休憩に最適!

「尖閣湾揚島遊園」は展望&休憩に最適!

写真:やた 香歩里

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「尖閣湾」は、佐渡島の北西寄り、相川地区の約3キロの海岸にある、5つの小さな湾の総称です。名勝地として有名で、国定公園にも指定されています。

海岸線をドライブしても楽しめますが、「尖閣湾揚島遊園」なら、展望台などからゆっくり景色を眺められるほか、休憩や売店での買い物もでき、海中透視船(グラスボート)に乗り、海から絶壁を眺めることもできます。

「尖閣湾揚島遊園」は展望&休憩に最適!

写真:やた 香歩里

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「尖閣湾揚島遊園」は、尖閣湾の中でも揚島峡湾にある観光施設です。園内ではあちこちから海と崖の絶景が! 専門的なことを言えば“海食を受けた流紋岩の断崖が続く云々…”となるのですが、そんな細かいことはどうでもよくなるような、雄大な景色は感動ものです。

「尖閣湾揚島遊園」は展望&休憩に最適!

写真:やた 香歩里

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敷地内の灯台は「佐渡大埼灯台」。岸壁の中の白い灯台がひときわ映えます。昭和39(1964)年に建てられたもので、それ以来、佐渡沖を航行する船舶や漁船の安全を守っています。

「まちこ橋」を渡り揚島へ

「まちこ橋」を渡り揚島へ

写真:やた 香歩里

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「尖閣湾揚島遊園」の「揚島」とは、この橋の先の島のことです。上から見ると下の方で繋がっていそうですが、海側から見ると完全に揚島が独立しているのがわかります。島に立つ建物には展望台と売店があり、景色を眺めながら一息つくこともできます。

ちなみにこの尖閣湾揚島遊園は、昭和28(1953)年の映画『君の名は』のロケ地となったことで有名です。揚島につながるこの橋は「遊仙橋(ゆうせんきょう)」という名前ですが、『君の名は』のヒロイン・氏家真知子にちなみ、「まちこ橋」と呼ばれています。

「まちこ橋」を渡り揚島へ

写真:やた 香歩里

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橋を渡りきり、すぐに売店の方に行くこともできますが、回り道して岩場の遊歩道を歩いてみましょう。道はきちんと整備されているので安心ですが、ダイレクトに風や太陽の光を受けて、岩場から海を眺めると、ちょっとした冒険気分になれます。

「まちこ橋」を渡り揚島へ

写真:やた 香歩里

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張り出した揚島からは、広く海と海岸が眺められます。ここから海に向かって左手の海岸線を眺めていると…

おや、船が走っていきますね。あの船が海中透視船です。では次は、海中透視船で海からの景色を眺めてみましょう。

洞窟を抜けて「海中透視船」船乗り場へ

洞窟を抜けて「海中透視船」船乗り場へ

写真:やた 香歩里

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船乗り場は尖閣湾揚島遊園の南側にあります。上から見ても海の底が見える、透明度の高い海です。

洞窟を抜けて「海中透視船」船乗り場へ

写真:やた 香歩里

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海中透視船に乗るには、揚島の対岸の陸側、「まちこ橋」のたもとにある、船乗り場に降りる道を下っていきます。橋の足元に降りる道は、大きな洞窟に続いていきます。

この巨大な岩のトンネルを抜けると、小さな港があり、そこに海中透視船が待っています。

洞窟を抜けて「海中透視船」船乗り場へ

写真:やた 香歩里

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こちらが海中透視船。小ぶりの船ですが、数艘をほぼ15分間隔で運航しているので、たいていの場合はそれほど待つことなく乗船できます。

さあ、船に乗って、クルージングに出発しましょう!

海上から絶壁を、船底から海の中を眺める

海上から絶壁を、船底から海の中を眺める

写真:やた 香歩里

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この写真は水槽ではありません。海中透視船とは、船底の一部がガラスになっている、一般にグラスボートと呼ばれている船のことで、船の下を見ることができるようになっているのです。水深が深くなると見えにくくなりますが、沿岸の浅めのところを航行しているときは、魚や海藻などが見えます。急に海底が深く切れ込んでいくのを見ると、ちょっと怖くなるかも?

海上から絶壁を、船底から海の中を眺める

写真:やた 香歩里

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海には絶壁や大小の島が並びます。小ぶりの船なので海がとても近くに感じられて爽快! ガイドなどはありませんが、複雑な海岸線を眺めたり、岩場の間を通り抜けるのを見たりするだけで楽しめます。

魚だけでなく鳥も間近に見られるかも?

魚だけでなく鳥も間近に見られるかも?

写真:やた 香歩里

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湾内にはカモメやウミネコなどの鳥もたくさんいます。餌を撒くと、カモメが窓にぶつかるんじゃないかと心配になるほど、近くに飛んできます。

魚だけでなく鳥も間近に見られるかも?

写真:やた 香歩里

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人馴れしたカモメやウミネコたちは、船にも恐れずに近寄ってくるので、海上でくつろぐ姿を間近に見ることができるかもしれません。

魚だけでなく鳥も間近に見られるかも?

写真:やた 香歩里

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ぐるりと回って船乗り場に戻るときに、揚島と橋を見ることができます。意外と対岸から距離があるのがわかりますね。

海中透視船のクルージングは約15分。海からの絶景や船底を横切る魚影を眺め、かもめへの餌やりをすれば子どもも楽しめること間違いなし! 尖閣湾に来たら、ぜひ尖閣湾揚島遊園に立ち寄って、海中透視船にも乗ってみてください。

なお、遊園内には、尖閣湾近海の魚が展示されている水族館や、映画『君の名は』のロケ写真なども展示している民具資料館もあります(同じ建物内の1階が水族館、2階が資料館)。船が苦手な方は、こちらでのんびりするのもいいですね。

尖閣湾揚島遊園の基本情報

住所:新潟県佐渡市北狄1561
電話番号:0259-75-2311
園内営業時間:
〔3・4・11月〕8:30〜17:00
〔5〜10月〕8:00〜17:30
〔12〜2月〕8:30〜16:30
入園料:大人550円、子ども280円
乗船料:大人1100円、子ども550円(入園料含む)
アクセス:
〔バス〕路線バス海府線「尖閣湾揚島遊園」バス停から徒歩約1分
〔車〕両津港より車で約50分、小木港より車で約60分
※定期観光バス「おけさA」コースにも組み込まれています。車以外で観光する方におすすめです。

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/25 訪問

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