スペイン・中世の美村「アルバラシン」を100%満喫しよう!

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スペイン・中世の美村「アルバラシン」を100%満喫しよう!

スペイン・中世の美村「アルバラシン」を100%満喫しよう!

更新日:2018/09/11 12:01

みな きむのプロフィール写真 みな きむ スペイン・グラナダの日本人向け代理店勤務

アルバラシンはスペイン・アラゴン州テルエル県の小さな中世の村。2016年にはスペイン10大美村にも選ばれています。
一歩村へ足を踏み込めばそこは完全に中世の世界。細い路地や坂道に赤茶の建物、城壁やいびつな家などがいっぱいです。地図を持っていても思い切って迷い込んでみましょう。
村歩きの他、旧市街から4km程離れた松林の中には鉄器時代の壁画も残っています。

アルバラシンへ行こう!

アルバラシンへ行こう!

写真:みな きむ

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日本ではあまり知られていませんが、アラゴン州は美村の非常に多い州。
スペインの村といえばアンダルシアの「白い村」が有名ですが、こちらは赤茶色〜ピンク色の建物が多く、中世の雰囲気が未だに残る小さく静かな村がいっぱいです。

アルバラシンはその1つで、スペイン中東部の人口千人ちょっとのグアダラビアル川沿いの山間の村です。スペインの美村に登録されており、10大美村に選ばれたこともあります。大都市とは違い車でなければ少し行きにくいですが、田舎好き、散策好きであれば行って絶対に後悔はしないでしょう。

観光案内所の人も「見所は村歩き」と太鼓判を押すほど村全体が写真スポット。バッテリーはフルで、坂道が多いので歩きやすい靴で行ってくださいね。

アルバラシンへ行こう!

写真:みな きむ

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名前にALが付く場合はアラブ時代の名残ですが、アルバラシンも例に漏れず11世紀のアルバラシン王国が起源です。旧市街地は細い曲がりくねった路地や坂道が多いですが小さな村ですのでグルッと1周すれば土地勘が掴めるでしょう。

土地勘を得る為には最初に一番高い城壁まで登るのがおススメ。坂は結構きついですが、頂上まで登ると絶景が待っていますので頑張って登ってみましょう。最後の部分は舗装されていませんので歩きやすい靴で。

いざ村歩きへ!〜城壁からマジョール広場へ

いざ村歩きへ!〜城壁からマジョール広場へ

写真:みな きむ

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城壁というとアラブ時代のものと思いそうですが、この雄大な城壁はキリスト教時代の14世紀のもの。万里の長城を思い出すというと大げさに聞こえますが正にそんな感じ。上から見るとわかりますが、アルバラシンは完全に山に囲まれた小さな集落で、絵本のような景色の中で目をひくのは手前のサンティアゴ教会とカラフルな屋根が印象的な奥のカテドラルと城跡。

城壁の反対側に出てみると全く違う綺麗だけど平坦な景色が見られてそのギャップに驚きます。

いざ村歩きへ!〜城壁からマジョール広場へ

写真:みな きむ

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城壁を下ると城壁の一部が住居のようになっており不思議な感じ。そのまま歩き続けると16世紀の後期ゴシック建築、サンティアゴ騎士団ゆかりのサンティアゴ教会に出てきます。サンティアゴ教会のすぐ近くに「フリアネタの家」というアルバラシンの典型的な頭でっかちの住居がありますのでお見逃し無く。

教会から坂をどんどん下るとアルバラシンの中心広場、11世紀のマジョール広場に出てきます。この広場の突き当たり右手バルコニーからの景色はアーチが額縁の役割を果たしているようで写真撮影マストのポイントです。

いざ村歩きへ!〜城壁からマジョール広場へ

写真:みな きむ

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マジョール広場の近くにはバルもいくつかありますので食事や休憩を。坂道や階段が多い上にどこを見ても絵になる景色の為、思っている以上に歩いているはず。ちょっと一息入れて、観光後半に備えるのも良いですね。アルバラシン名物はチーズやきのこ類、猪や鹿肉、魚ではマスなど。

La Despensaという小さなバルはアルバラシンの典型的ないびつな建物に入り口のカーテンが飲料のカラフルな蓋なのが目印。狭い店内にはアルバラシンの田舎景色が描かれた絵が飾られ、食事も気軽な値段です。
けっこうな量が出てきますので頼み過ぎないようにご注意を。またシュークリームの皮に似たものにチョコレートをかけたアルモハバナなどのデザートも自家製です。

村歩き後半〜カテドラル周辺

村歩き後半〜カテドラル周辺

写真:みな きむ

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カテドラルの近くに城壁の一部が取り囲んでいるパラシオ広場があります。城壁向こうの景色は隠れていて見えませんが、近寄ってみると城壁手前からは全く想像できないピンク色の家々がいっぱい。

階段がありますので時間があれば下りてみましょう。上から見るのとは違う景色が待っています。坂道を下れば川沿いの散歩道につながり、正面の小さな城壁門をくぐり坂道を上がるとマジョール広場に戻る通りへ。
迷路そのものです。

村歩き後半〜カテドラル周辺

写真:みな きむ

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アルバラシンのカテドラル・サルバドル大聖堂は12世紀の教会跡に16世紀に建てられたもので後期ゴシックとルネサンス様式が融合しています。カテドラルはガイドツアーでの見学となります。

城壁から見えたカテドラルの屋根の模様が見たければ、カテドラル横の階段を上り少し離れて振り返ると正面にカラフルなモザイク柄が。またカテドラル前の広場は展望台になっており城壁側が綺麗に見えます。

アルバラシンでは教会も住居もカテドラルも全て狭い路地に押し込められたように建っており、坂は曲がりくねり使えるスペースは全て使う、といわんばかりに建物は下部より上部が大きいいびつな形。何ともシュールでよく中世から今まで維持されてきたなと驚きます。

アルバラシンの別の顔

アルバラシンの別の顔

写真:みな きむ

今回の訪問では天気が崩れた為、予定していた川沿いの散歩を断念しましたが、アルバラシンは中世の独特の建物郡に加えてその周辺の自然がとても美しいので有名です。

おススメの1つとして常に挙げられるのが川沿いの散歩。
旧市街はグアダルビアル川に沿って村が形成されていますので、パラシオ広場の城壁横の階段から散歩道の出発点に出て、グルッと川沿いに散歩をしてくれば観光案内所前に戻ってきます。

アルバラシンの別の顔

写真:みな きむ

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アルバラシンは中世の村と書きましたが、歴史は古く鉄器時代にまで遡ります。
旧市街から4kmほどのPinares de Rodenoという松林の中には鉄器時代の壁画が6点残されており「壁画散歩コースRuta pinturas rupestre SL-27」というハイキングコースがあります。ここに行くには車で旧市街から住宅地方向へ進み、そのまま通り過ぎていきます。

壁画の散歩道の半分は車椅子でも行けるように歩きやすく舗装されており、残りの半分はハイキングコースになっています。壁画の場所はきちんと表示されていますのでご安心を。コース途中には眼下に広がる松林のパノラマ絶景ポイントが。松林にも拘らずまるでアマゾンのジャングルを上から見ているような錯覚に陥ります。

スペインで壁画といえばアルタミラが有名ですが、興味があればアルバラシンに来た時に足を伸ばしてみては?

アルバラシンの基本情報&行き方

アルバラシンはスペイン国内では美しい村としてよく知られていますが、アクセスが不便なこともあるのでしょうが、欧米観光客以外は殆どいません。

現在はユネスコの世界遺産に登録を申請しているアルバラシン。
村の美観にもとても気を使っていて、銀行やバル・レストランなど全てが旧市街の統一された町並みに溶け込んでいます。サンタンデールというスペイン全土で展開している主要銀行がマジョール広場にありますが、パッとは目に付きません。

季節的なものか(夏後半に訪問)山間だからか、朝は晴れ、午後に天気が崩れ雨、一気に気温が下がるの繰り返しでしたので、歩きやすい靴・服装に加え、上着や折りたたみ傘は念の為に持っていると安心ですね。

気になる行き方ですが、アルバラシンへはバレンシアからは車で2時間程度。地図を見るとバレンシア・マドリード・サラゴサの3つの都市の間辺りに位置しますが、一番短時間で行けるのはバレンシアからです。

テルエル方面からGea de Albarracinという村までは真直ぐな道が続きますが、この村を越えると後はアルバラシンまではひたすらカーブの山道。アルバラシンに入ると結構広いパーキングが幾つか通り沿いにあります。

公共交通機関で行くにはテルエルのバスターミナルからNavarro社のバスでいけますが、1日に1本ですのでアルバラシンでの宿泊を余儀なくされます。いくつか宿泊施設もありますので夕景夜景も楽しみたければ1泊しても良いですね。

バスはテルエル発15:30のアルバラシン着16:15、アルバラシン発は8:55でテルエル着9:45、月〜土のみの運行です。土日祝はバスはありませんのでお気をつけて。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/22−2018/08/23 訪問

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