三重・東海道五十三次「関宿」で江戸時代にタイムスリップ!

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三重・東海道五十三次「関宿」で江戸時代にタイムスリップ!

三重・東海道五十三次「関宿」で江戸時代にタイムスリップ!

更新日:2018/08/31 16:21

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

三重県の「関宿」は、古代から交通の要衝で、壬申の乱の7世紀の頃に古代三関のひとつ鈴鹿関が置かれたところです。関の名もこの地名に由来しています。江戸時代には東海道47番目の宿場町として栄え、旧東海道の当時の面影を残す宿場町としては唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。かつての参勤交代やお伊勢参りの賑わいに思いを馳せながら、江戸時代にタイムスリップしたような町並みを歩いてみませんか?

まず最初に「眺関亭」から関の町並みを一望しよう

まず最初に「眺関亭」から関の町並みを一望しよう

写真:モノホシ ダン

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関宿を訪れたなら、まず最初に関の町並みが一望できる百六里庭にある建物「眺関亭」(ちょうかんてい)の2階に上がってみましょう。ここから眺める関の家並みはまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。なお、関宿を通る街道は地元の方の生活道路であり、歩行者天国ではありませんので、車などに十分お気をつけください。

まず最初に「眺関亭」から関の町並みを一望しよう

写真:モノホシ ダン

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関宿の範囲は、伊勢別街道との分岐点「東の追分」から大和街道との分岐点「西の追分」までの約1.8kmで、街道沿いには江戸時代から明治時代にかけて建てられた古い町家200軒あまりが残っています。眺関亭から、京都方面と亀山方面(写真)の江戸の昔を彷彿とさせる関宿のたたずまいを楽しみましょう。

<百六里庭・眺関亭の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町327
電話番号:0595-96-1215(亀山市観光振興室)

まず最初に「眺関亭」から関の町並みを一望しよう

写真:モノホシ ダン

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関の町並みの中にある「関地蔵院」は、714年(天平13年)に行基によって開創された古刹で、関の地蔵さまと呼ばれ親しまれています。本尊の地蔵菩薩坐像は、日本最古の地蔵菩薩といわれています。毎月第2土曜日には、三重オーガニックマーケットも開催され多くの人で賑わいます。

<関地蔵院の基本情報>
住所:三重県亀山市関町新所1173-2

ぜひ訪れたい「関宿旅籠玉屋歴史資料館」

ぜひ訪れたい「関宿旅籠玉屋歴史資料館」

写真:モノホシ ダン

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関宿では、旅籠「玉屋」と町並みの中の1軒が「関まちなみ資料館」として公開されています。玉屋は「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謡われたほどの関宿を代表する大旅籠のひとつです。旅籠で使われていた道具類、浮世絵、掛け軸等の美術品類、旅に関する歴史資料などを展示しています。

入館料は、関まちなみ資料館と共通です。江戸時代に栄えた旅籠の姿を体感してみてください。

<関宿旅籠玉屋歴史資料館の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町444-1
電話番号:0595-96-0468
入館料:大人300円 小・中・高校生200円
開館時間:9:00〜16:30
休館日:月曜日(祝日又は休日にあたるときはその翌日)年末年始

ぜひ訪れたい「関宿旅籠玉屋歴史資料館」

写真:モノホシ ダン

旅籠玉屋と入館料が共通で見学できるのが、関まちなみ資料館です。建物は、江戸時代末期に建築された関宿を代表する町家建築のひとつです。家の造りは虫籠窓のある中二階で、帳場をはじめ、箱階段、かまど、井戸など残り、当時の暮らしをしのぶことができます。

<関まちなみ資料館の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町482
電話番号:0595-96-2404

ぜひ訪れたい「関宿旅籠玉屋歴史資料館」

写真:モノホシ ダン

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関宿は江戸時代の古文書、『東海道宿村大概帳』によると1843年(天保14年)には、家数632軒、本陣2、脇本陣2、旅籠42があったとされています。鶴屋(写真)は、玉屋、会津屋とともに関を代表する旅籠のひとつで、江戸時代の終わりには脇本陣もつとめました。座敷の前につけられた千鳥破風がその格式を表しています。

<鶴屋脇本陣の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町470−1

ことわざ「関の山」の語源とは

ことわざ「関の山」の語源とは

写真:モノホシ ダン

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「関の山」という言葉の語源にもなった関の山車(だし)は、江戸時代の元禄年間から伝わるお祭り「関の曳山」で曳行される山車で、最盛期には16台もありました。山車には横幕・見送り幕・提灯などを豪華に飾り付けて華美を競い合い、笛太鼓で祭囃子をかなでながら、狭い街道をひしめきながら巡行する様から「この上は無い、精一杯である」という意味で使われる冒頭のことわざの語源になりました。

現在は4台の山車が残り、4ケ所に山車倉があります。関の山車の特徴は、下台から上の部分だけを廻して方向転換できるという全国的にも珍しいタイプで、毎年7月下旬の土日の両日に行われる「関宿祇園夏まつり」で町内を練り歩きます。写真は、中町三番町山車の山車倉です。

<中町三番町山車倉の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町368

ことわざ「関の山」の語源とは

写真:モノホシ ダン

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関宿の街道沿いには、織田信長の三男、織田信孝の菩提寺として1583年(天正11年)に建てられた「福蔵寺」への入口があります。信孝は、本能寺の変で斃れた父の信長の後継者争いで、羽柴秀吉に破れ、兄で信長の次男である信雄の命で自害させられました。

また境内には、江戸時代に女の身でありながら亡父の仇を討った烈女「関の小万」の墓碑もあります。境内で、非業の死を遂げた信孝と本懐を遂げた小万に思いを馳せましょう。

<福蔵寺の基本情報>
住所:三重県亀山市関町木崎417
電話番号:0595-96-0504

ことわざ「関の山」の語源とは

写真:モノホシ ダン

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関宿の東の入口に当たる「東の追分」は、東海道と伊勢別街道の分岐点です。ここに立つ大鳥居は、はるか伊勢神宮を遥拝するためのもので、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の際に、内宮にある宇治橋南詰の鳥居を移築するのが慣例になっています。また常夜灯や道標なども残されています。徒歩で旅する時代を感じてみてください。

<東の追分の基本情報>
住所:三重県亀山市関町木崎 関町木崎地内

おすすめのお菓子屋とお食事処は

おすすめのお菓子屋とお食事処は

写真:モノホシ ダン

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関宿で有名なお菓子屋が、創業約370年、徳川家三代将軍家光の頃より続く「深川屋」です。重厚な庵看板が歴史を感じさせます。「関の戸」や「関の戸アイス」などの銘菓を販売しています。ぜひ休憩に、またはお土産にお買い求めてはいかがでしょうか。

<深川屋の基本情報>
住所:三重県亀山市関町中町387
電話番号:0595-96-0008
営業時間:9:30〜18:00(出来上がりから売り切れまで)
定休日:木曜日 ※祝日の場合は営業

おすすめのお菓子屋とお食事処は

写真:モノホシ ダン

関宿おすすめのお食事処では、元旅籠の「會津屋」があります。ここは、先ほど紹介したヒロインの小万の生家で、本懐を遂げたのちも暮らしたところでもあります。會津屋のおすすめは、風味豊かな心温まる炊き込みご飯「山菜おこわ」と、上質の日高昆布と鰹節、4種類の醤油を出汁に使った「街道そば」です。関宿を代表するクラッシックな店内でとっておきの和食をいただきましょう。

<會津屋の基本情報>
住所:三重県亀山市関町新所1771-1
電話番号:0595-96-0995
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜日(但し月曜祝日の場合は、翌営業日)

おすすめのお菓子屋とお食事処は

写真:モノホシ ダン

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関宿の散策で歩き疲れたら、観光駐車場に隣接する足湯交流施設「小萬の湯」で疲れを癒すのもおすすめです。料金は無料です。ぜひのんびりと関宿温泉でくつろいでください。

このように関宿は、現在、旧東海道のほとんどが旧態をとどめない中にあって、唯一といっていいほど歴史的な町並みが保存されている地域です。ぜひ、関宿を訪れて、まるで江戸時代へのタイムスリップしたかのような体験を楽しんでみてください。

<小萬の湯の基本情報>
住所:三重県亀山市関町新所1974-1
電話番号:0595-96-1215(亀山市観光振興室)
営業時間:10:00〜17:00まで
休業日:月曜日(月曜日が祝日又は休日にあたるときは、その翌日)年末年始

関宿の基本情報

住所:三重県亀山市関町木崎、中町、新所
電話番号:0595-97-8877(亀山市観光協会)
アクセス:JR関駅から徒歩約5分 車利用の場合は名阪国道関ICから約5分 関宿観光駐車場利用

2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/04/22−2018/08/25 訪問

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